虹技(5603)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 198 | 17 | 4 | 0 | 3.2 | 11.2 | 6.0 | 39.3 |
| FY2018 | 229 | 13 | 7 | -38 | 5.2 | 198.6 | — | 34.4 |
| FY2019 | 240 | 13 | 7 | 7 | 5.7 | 221.5 | 50.0 | 36.4 |
| FY2020 | 213 | 5 | 1 | 8 | 0.8 | 30.8 | 50.0 | 37.8 |
| FY2021 | 181 | 3 | 3 | 10 | 2.2 | 86.2 | 20.0 | 38.8 |
| FY2022 | 231 | 2 | 0 | -5 | 0.3 | 13.2 | 10.0 | 35.3 |
| FY2023 | 267 | 8 | 5 | -13 | 3.1 | 142.3 | 35.0 | 36.4 |
| FY2024 | 260 | 8 | 5 | -17 | 3.2 | 164.7 | 60.0 | 38.4 |
| FY2025 | 263 | 11 | 8 | 38 | 4.4 | 244.2 | 60.0 | 42.6 |
| FY2026 | 257 | 6 | 5 | -6 | 2.4 | 143.5 | 50.0 | 43.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
鉄鋼業において、虹技が特許やブランド力で明確な無形資産の優位性を持つという情報は確認できない。汎用品に近い製品が多く、技術的優位性も競合と比較して際立っていない。
顧客は特定の鋼材や加工品を調達する際に、品質や納期、価格などを総合的に判断する。一度取引が始まると、サプライヤー変更には一定の手間やリスクが伴うため、弱いスイッチング・コストが存在する可能性がある。
鉄鋼業は基本的にBtoBビジネスであり、製品の利用者が増えることで価値が増大するネットワーク効果は期待できない。プラットフォーム型ビジネスではない。
長年の操業で培われた生産ノウハウや、規模の経済によるコスト削減努力は存在する可能性がある。しかし、原料価格の変動やエネルギーコストの影響を受けやすく、構造的なコスト優位性は限定的と考えられる。
特殊鋼線材やばねなどの分野で一定のシェアを持ち、業界内での地位を確立している。特定のニッチ市場においては、規模の経済による効率的な生産体制が競争優位に寄与している可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場での需要拡大とシェア獲得
生産効率改善によるコスト競争力の強化
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰と製品価格への転嫁困難
国内景気低迷による需要の減少
海外競合他社との価格競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
虹技の投資が失敗するには、まず同社が特定のニッチ市場で確立した地位を失い、規模の経済による優位性が崩壊することが必要である。具体的には、主要顧客の離反や、より安価な代替品・競合製品の台頭により、同社の生産量が大幅に減少し、固定費負担率が増大するシナリオが考えられる。また、鉄鋼業界全体の構造不況が長期化し、同社が持つ生産設備や技術が陳腐化し、再投資に見合うリターンが得られなくなる状況も考えられる。さらに、原料調達における交渉力が低下し、コスト優位性が失われることも、失敗への道筋を加速させるだろう。
5年後のモート予測
高付加価値製品への注力と海外展開により、売上・利益ともに堅調に成長。ニッチ市場での地位をさらに強化し、収益性を改善させる。
国内需要の緩やかな回復と、一部製品の価格転嫁により、安定的な収益を維持。大きな成長は見込めないが、堅実な経営を続ける。
原材料価格の高騰や国内需要の低迷が長期化し、収益性が悪化。価格競争に巻き込まれ、シェアを落とすリスクも高まる。