日本インシュレーション(5368)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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8年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2020 | 142 | 21 | 15 | 3 | 13.9 | — | 35.0 | 66.7 |
| FY2021 | 143 | 23 | 10 | 11 | 9.1 | 117.8 | 35.0 | 69.5 |
| FY2022 | 141 | 19 | 11 | 12 | 9.5 | 131.8 | 37.0 | 73.4 |
| FY2023 | 123 | 11 | 7 | 14 | 5.8 | 83.7 | 37.0 | 76.4 |
| FY2024 | 125 | 15 | 10 | 15 | 7.3 | 112.7 | 40.0 | 73.6 |
| FY2025 | 122 | 10 | 8 | 6 | 5.7 | 89.9 | 37.0 | 76.9 |
| FY2026 | 144 | 16 | 12 | 2 | 8.0 | 136.0 | 40.0 | 78.6 |
| FY2027 | — | — | — | — | — | — | 40.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスといった明確な無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できませんでした。同社の事業内容(グラスウール断熱材等)は、技術的な優位性よりも製品の性能やコスト競争力が重要と考えられます。
建築基準法や省エネ基準の遵守、特定の性能要件を満たすために、一度採用された断熱材を他社製品に切り替える際には、再評価や設計変更の手間が発生する可能性があります。しかし、これは限定的であり、強力なスイッチング・コストとは言えません。
断熱材の製造・販売事業は、プラットフォーム型ビジネスではなく、ネットワーク効果が働く構造ではありません。製品の普及は、性能、価格、販売チャネル、建設業界の動向に依存します。
長年の製造ノウハウと、原材料(ガラスなど)の調達力、効率的な生産体制により、一定のコスト競争力を維持していると考えられます。特に、大量生産による規模の経済がコスト優位に寄与している可能性があります。
国内の断熱材市場において、一定のシェアを確保しており、生産規模のメリットを活かした事業運営を行っていると考えられます。大手ゼネコンとの取引実績も、一定の市場地位を示唆しています。
競合との比較優位
強気シナリオ
省エネ意識の高まりによる断熱材需要の増加
新築・リフォーム市場の堅調な推移
原材料価格の安定化と生産効率の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢
代替断熱材の台頭
建設業界の景気後退リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本インシュレーションのコスト優位性が、競合他社の技術革新や規模の拡大によって完全に陳腐化する必要がある。具体的には、より安価で高性能な代替断熱材が市場に浸透し、日本インシュレーションの製品が価格競争力や性能面で劣後する状況が到来すること。また、主要顧客である建設業界が構造的な不況に陥り、断熱材市場全体のパイが縮小する中で、同社がシェアを維持・拡大できなくなることも考えられる。さらに、原材料価格の高騰が継続し、同社のコスト管理能力を上回る事態も、優位性を損なう要因となるだろう。
5年後のモート予測
省エネ基準強化や新築・リフォーム需要の増加を背景に、断熱材市場が拡大し、同社がコスト優位性を活かしてシェアを維持・拡大する。
断熱材市場は緩やかに成長するが、競合との価格競争や代替材の台頭により、利益率は横ばい圏で推移する。
建設市場の低迷や、より高性能・低価格な代替断熱材の普及により、同社の市場シェアが低下し、収益が悪化する。