NGK(5333)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 4,013 | 632 | 364 | 237 | 8.5 | 112.7 | 40.0 | 54.9 |
| FY2018 | 4,511 | 700 | 458 | 11 | 9.7 | 142.4 | 44.0 | 55.1 |
| FY2019 | 4,635 | 647 | 355 | -485 | 7.3 | 110.4 | 50.0 | 55.3 |
| FY2020 | 4,420 | 550 | 271 | -76 | 5.8 | 84.7 | 50.0 | 55.0 |
| FY2021 | 4,520 | 508 | 385 | 339 | 7.4 | 121.6 | 30.0 | 56.3 |
| FY2022 | 5,104 | 835 | 709 | 485 | 12.0 | 226.6 | 63.0 | 59.3 |
| FY2023 | 5,592 | 668 | 550 | 459 | 8.6 | 177.5 | 66.0 | 61.7 |
| FY2024 | 5,789 | 664 | 406 | 306 | 5.8 | 133.7 | 50.0 | 61.7 |
| FY2025 | 6,195 | 812 | 549 | 416 | 7.6 | 186.0 | 60.0 | 63.0 |
| FY2026 | 6,701 | 950 | 599 | 609 | 7.3 | 206.3 | 80.0 | 65.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
NGKの持つセラミックス技術は長年の研究開発の賜物であり、一部製品で特許を取得している。しかし、競合他社も類似技術を開発しており、絶対的な独占性は限定的。
一部の産業用セラミックス製品は、顧客の生産ラインに組み込まれており、代替品への切り替えには多大なコストと時間を要する。しかし、汎用品や新規顧客獲得においてはスイッチングコストは低い。
NGKの事業は、特定のプラットフォームやサービスを介したユーザー間の相互作用に依存しないため、ネットワーク効果は期待できない。
長年の製造ノウハウと一部自動化により、一定のコスト競争力はある。しかし、原材料価格の変動や新興国メーカーの台頭により、構造的なコスト優位性は確立されていない。
碍子(がいし)事業においては、電力インフラ向けに長年の実績と高いシェアを持ち、業界内で一定の規模の経済を享受している。しかし、事業ポートフォリオは多岐にわたり、全社的な効率規模は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値セラミックス製品の需要拡大
海外市場でのシェア拡大
新規事業分野での技術的優位性の確立
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である電力会社の設備投資抑制
新興国メーカーとの価格競争激化
技術革新の遅れによる陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
NGKの投資が失敗するには、同社が長年培ってきたセラミックス技術が、急速な技術革新や代替素材の登場によって陳腐化し、競争優位性を失うシナリオが考えられる。特に、環境規制の強化やエネルギー転換の加速が、既存の電力インフラ向け製品の需要を急速に縮小させ、かつ、同社が新たな成長分野への適応に失敗した場合、その影響は甚大となるだろう。また、グローバルな価格競争において、コスト構造の改善が追いつかず、収益性が悪化し続ける状況も、同社の持続可能性を脅かす要因となる。さらに、主要な顧客基盤である電力会社の設備投資が長期的に低迷し、代替となる新たな顧客層の開拓に失敗した場合、規模の経済も失われ、事業継続が困難になる可能性もある。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと海外展開が進み、売上・利益ともに着実に成長。新規事業も軌道に乗り、収益基盤が強化される。
既存事業は安定推移するものの、競争激化により成長は緩やか。一部新規事業は進捗するが、全体への貢献は限定的。
電力インフラ投資の低迷や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。新規事業も期待通りの成果を上げられず、収益性が悪化する。