ノザワ(5237)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 231 | 33 | 22 | 17 | 14.6 | 197.2 | 40.0 | 62.6 |
| FY2018 | 222 | 27 | 19 | 10 | 11.1 | 165.0 | 45.0 | 64.2 |
| FY2019 | 244 | 23 | -9 | 9 | -5.8 | -78.2 | 10.0 | 56.1 |
| FY2020 | 225 | 12 | 9 | -5 | 5.4 | 75.0 | 25.0 | 62.1 |
| FY2021 | 224 | 18 | 13 | 14 | 7.4 | 110.7 | 30.0 | 63.3 |
| FY2022 | 205 | 18 | 17 | 15 | 9.3 | 150.3 | 40.0 | 66.0 |
| FY2023 | 210 | 10 | 5 | 4 | 2.6 | 42.7 | 35.0 | 65.1 |
| FY2024 | 231 | 18 | 9 | 8 | 4.4 | 76.3 | 35.0 | 67.2 |
| FY2025 | 220 | 17 | 12 | -2 | 5.6 | 100.1 | 40.0 | 68.3 |
| FY2026 | 223 | 20 | 6 | -6 | 2.8 | 51.6 | 43.0 | 72.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ノザワはガラス・土石製品メーカーであり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する情報は確認できない。汎用品に近い製品が多く、無形資産による競争優位性は低いと考えられる。
建設業界で使用される建材(窯業系サイディング等)は、一度採用されると仕様変更や切り替えに手間やコストがかかる可能性がある。しかし、代替材料も存在し、顧客のスイッチングコストは限定的と推測される。
ノザワの事業は、製品の利用者が増えることで価値が増すようなネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。BtoB取引が中心であり、ネットワーク効果は期待できない。
ガラス・土石製品業界は、原材料調達や生産プロセスにおける効率化がコスト競争力に影響する。ノザワが長年の事業運営で培った生産ノウハウやサプライチェーン管理による一定のコスト優位性は存在する可能性があるが、突出したものではない。
窯業系サイディング市場において、ノザワは一定のシェアを持つ。業界内での規模の経済を活かし、効率的な生産・販売体制を構築していると考えられる。しかし、市場全体で見ると寡占度はそれほど高くない可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
住宅着工数の安定的な推移とリフォーム需要の増加による、主力製品(窯業系サイディング等)の需要拡大。
新製品開発や高付加価値製品の投入による、収益性の向上と市場シェアの維持・拡大。
原材料調達や生産効率の改善による、コスト競争力の強化と利益率の改善。
弱気シナリオ(モート侵食)
住宅着工数の大幅な減少や、景気後退による建設需要の低迷。
競合他社による低価格攻勢や、代替建材の普及による市場シェアの低下。
原材料価格の高騰や、為替変動によるコスト増加が利益を圧迫。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ノザワの投資が失敗するには、まず同社が属する建設資材業界、特に窯業系サイディング市場が構造的に縮小に向かう必要がある。具体的には、住宅着工数の長期的な減少トレンドが加速し、リフォーム需要も期待通りに伸びない状況が考えられる。また、競合他社が技術革新やコスト削減に成功し、ノザワの製品の優位性を失わせるような事態も想定される。特に、より安価で高性能な代替建材(例えば、軽量鉄骨系外壁材や樹脂系外壁材など)が急速に普及し、顧客のニーズを奪うシナリオは、ノザワの競争優位性を根本から揺るがすだろう。さらに、原材料(セメント、鉱物など)の価格が長期的に高止まりし、かつそれを製品価格に転嫁できない状況が続けば、利益率の低下は避けられず、同社の財務基盤を悪化させる可能性がある。
5年後のモート予測
住宅市場の堅調さとリフォーム需要の取り込みにより、売上は緩やかに増加。高付加価値製品の拡販と生産効率向上により、利益率も改善し、安定した収益成長が見込まれる。
住宅着工数は横ばい、リフォーム需要は堅調に推移。競争環境は厳しさを増すが、既存顧客基盤と一定のブランド力で市場シェアを維持。利益は微増に留まる見込み。
住宅市場の悪化と代替建材の台頭により、売上は減少。価格競争の激化と原材料高騰により、利益率は大幅に低下し、厳しい経営環境に直面する可能性。