オハラ(5218)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | — | — | — | — | — | — | 10.0 | — |
| FY2017 | 246 | 17 | 15 | 6 | 3.7 | 62.2 | 20.0 | 75.7 |
| FY2018 | 282 | 33 | 32 | 21 | 7.3 | 132.4 | 30.0 | 75.0 |
| FY2019 | 234 | 9 | 5 | 16 | 1.1 | 19.2 | 15.0 | 76.0 |
| FY2020 | 179 | -17 | -42 | 1 | -11.7 | -174.3 | 10.0 | 72.9 |
| FY2021 | 235 | 14 | 15 | 12 | 3.6 | 60.0 | 15.0 | 74.6 |
| FY2022 | 283 | 30 | 21 | 3 | 4.7 | 86.9 | 20.0 | 74.2 |
| FY2023 | 281 | 22 | 16 | -3 | 3.3 | 64.5 | 20.0 | 76.1 |
| FY2024 | 279 | 22 | 16 | 5 | 3.1 | 64.4 | 23.0 | 77.6 |
| FY2025 | 289 | 18 | 17 | 2 | 3.3 | 71.0 | 25.0 | 77.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
オハラは特殊ガラスメーカーであり、特定の技術やノウハウは存在するものの、明確な特許やブランドによる独占的な地位を示す情報は限定的。汎用的な技術が多く、模倣されるリスクも否定できない。
顧客は特定の用途向けにオハラのガラスを採用している場合、代替材料への切り替えには評価・試験期間が必要となる。しかし、ガラス素材自体の汎用性が高いため、顧客のスイッチングコストは限定的と判断される。
オハラの事業は、製品の利用者が増えることで価値が増すネットワーク効果とは無縁のビジネスモデルである。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
特殊ガラス製造には高度な技術と設備投資が必要だが、オハラが他社に対して構造的なコスト優位を持っているという明確な証拠はない。規模の経済によるコスト削減効果は限定的と考えられる。
光学ガラスや特殊ガラスの分野では一定のシェアを持つが、グローバルなガラス業界全体で見ると、オハラは中小規模のプレイヤーである。業界全体を最適化するような寡占状態にはない。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値な特殊ガラス分野での技術革新と市場シェア拡大
EVや先端デバイス向けガラス需要の増加による業績向上
M&Aによる事業領域拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の投入と価格競争の激化
主要顧客の需要低迷や代替材料へのシフト
原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オハラへの投資が失敗するには、同社が持つ特殊ガラス製造技術が陳腐化し、競合他社がより低コストで高性能な代替材料を開発・提供できるようになる必要がある。また、主要な顧客層(例:光学機器メーカー、半導体関連企業)が、オハラの製品に依存しないサプライヤーへと容易に切り替えられる状況が生まれることも考えられる。さらに、グローバルな市場で価格競争が激化し、オハラがコスト優位を確立できないまま、規模の経済を発揮できない小規模プレイヤーとして埋没していくシナリオも考えられる。ブランド力や強力なスイッチングコストがないため、技術的優位性やコスト競争力が失われた場合、急速に競争力を失うリスクがある。
5年後のモート予測
先端技術分野での需要拡大と高付加価値製品の販売増により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。特にEVやAR/VR関連での採用が進む。
既存事業の安定的な成長に加え、新規分野への緩やかな浸透が見られる。技術開発投資が奏功し、一定の収益性を維持する。
価格競争の激化や代替材料の台頭により、既存事業の収益性が悪化。新規分野への展開も遅れ、全体として低成長に留まる。