東洋合成工業(4970)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 182 | 5 | 2 | 12 | 3.3 | 29.4 | 10.0 | 24.6 |
| FY2018 | 205 | 13 | 9 | 14 | 11.1 | 108.7 | 10.0 | 25.7 |
| FY2019 | 230 | 16 | 12 | -4 | 13.2 | 147.5 | 10.0 | 24.0 |
| FY2020 | 245 | 22 | 19 | -17 | 17.5 | 233.4 | 20.0 | 27.0 |
| FY2021 | 272 | 29 | 23 | -13 | 18.3 | 295.6 | 20.0 | 29.4 |
| FY2022 | 331 | 46 | 35 | 24 | 21.5 | 435.6 | 30.0 | 34.3 |
| FY2023 | 342 | 50 | 38 | 4 | 19.5 | 482.2 | 40.0 | 38.4 |
| FY2024 | 320 | 35 | 24 | -30 | 11.0 | 302.0 | 40.0 | 36.7 |
| FY2025 | 387 | 41 | 33 | -52 | 13.2 | 413.2 | 45.0 | 37.7 |
| FY2026 | 420 | 37 | 27 | 26 | 9.8 | 339.3 | 40.0 | 41.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
フォトレジスト関連の特殊化学品を製造。特定の顧客ニーズに応える技術力はあるが、汎用的な特許や強力なブランド力は限定的。研究開発への継続投資が競争優位維持の鍵となる。
フォトレジストは半導体製造プロセスに不可欠であり、材料変更には巨額の設備投資と検証期間が必要。そのため、既存顧客との関係は比較的強固だが、新規参入や代替技術の登場リスクは存在する。
ネットワーク効果は事業モデルに直接的な影響を与えない。
化学品製造におけるスケールメリットや効率化は存在するが、原材料価格の変動や競合他社とのコスト競争は激しい。突出したコスト優位性は見られない。
フォトレジスト市場において一定のシェアを持つが、グローバルな大手化学メーカーと比較すると規模は小さい。特定のニッチ市場での優位性は存在するものの、業界全体を支配する規模ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体市場の成長に伴うフォトレジスト需要の拡大
高機能・高付加価値製品の開発成功による単価上昇
主要顧客との長期契約の維持・拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や技術革新
半導体製造プロセスの変化によるフォトレジスト需要の減少
主要顧客の生産拠点移転や取引条件の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、半導体製造技術の根本的な変化が起こり、フォトレジストが不要になるか、あるいは東洋合成工業が開発・製造するフォトレジストが全く競争力を持たない代替材料が登場する必要がある。また、主要顧客が競合他社の製品に容易に切り替えられる状況が発生し、スイッチング・コストの優位性が失われることも考えられる。さらに、同社が研究開発投資を怠り、技術的陳腐化が進むことで、ニッチ市場での優位性すら失うシナリオも想定される。グローバルな大手化学メーカーが、より低コストで高性能なフォトレジストを大量供給できるようになった場合、同社の価格競争力や市場シェアは大きく低下するだろう。
5年後のモート予測
半導体市場の旺盛な需要と高機能フォトレジストへのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。新規顧客獲得や既存顧客からの受注拡大により、市場シェアを維持・向上させる。
半導体市場の変動の影響を受けつつも、フォトレジストの安定需要に支えられ、緩やかな成長を続ける。研究開発投資による製品ポートフォリオの維持・強化が鍵となる。
技術革新の遅れや競合の台頭により、フォトレジスト市場での競争力が低下。需要の減少や価格下落により、売上・利益ともに低迷するリスクがある。