CAC Holdings(4725)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 525 | 12 | 20 | 41 | 7.4 | 105.6 | 40.0 | 53.0 |
| FY2017 | 533 | 7 | 11 | -7 | 3.4 | 59.7 | 36.0 | 58.6 |
| FY2018 | 499 | 14 | 13 | 56 | 4.6 | 71.6 | 38.0 | 59.7 |
| FY2019 | 507 | 13 | 15 | 36 | 5.8 | 84.8 | 50.0 | 54.7 |
| FY2020 | 485 | 19 | 17 | 24 | 6.4 | 100.6 | 60.0 | 57.0 |
| FY2021 | 479 | 37 | 25 | 34 | 7.9 | 146.8 | 60.0 | 65.1 |
| FY2022 | 480 | 32 | 21 | 20 | 7.1 | 123.6 | 60.0 | 64.7 |
| FY2023 | 505 | 33 | 25 | 18 | 7.6 | 145.2 | 80.0 | 65.8 |
| FY2024 | 521 | 34 | 31 | 44 | 8.2 | 181.4 | 90.0 | 68.3 |
| FY2025 | 506 | 26 | 33 | 2 | 9.1 | 191.3 | 100.0 | 65.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
開示情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスなどの明確な無形資産に関する具体的な情報は確認できない。事業内容はシステムインテグレーションやコンサルティングが中心であり、これらは一般的に無形資産としての競争優位性が築きにくい。
顧客の基幹システムに深く関わるSIer事業では、システム更改や保守運用において一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、技術の陳腐化や顧客ニーズの変化により、乗り換えリスクはゼロではない。
事業内容がシステム開発・運用やコンサルティングであり、ユーザー数が増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は期待できない。
特定の技術やノウハウを持つエンジニアの確保・育成はコスト要因となる。大規模な設備投資を必要としないため、初期投資の面でのコスト優位性は限定的。価格競争力に関する情報は乏しい。
情報通信業の中でもSIer事業は多数のプレイヤーが存在する。同社は一定の規模を持つが、業界全体で見ると寡占化が進んでいるとは言えず、規模の経済による明確な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX推進によるSIer需要の継続的な増加
特定の業界・業務に特化したソリューションの深化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
技術革新への対応遅れによる競争力低下
優秀な人材の流出と採用難
価格競争の激化による収益性悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、DX推進という追い風が吹かないか、あるいは競合他社がより迅速かつ低コストで顧客のニーズに応え、CACホールディングスが提供するソリューションの独自性や優位性が失われる必要がある。特に、クラウドネイティブな技術やAIを活用したサービス開発で後塵を拝し、既存顧客基盤を維持できなくなるシナリオが考えられる。また、人材獲得競争に敗北し、プロジェクト遂行能力が低下することも、競争優位性を損なう要因となるだろう。さらに、M&A戦略が期待通りの成果を上げられず、むしろ統合コストの増大やシナジー効果の欠如を招く可能性も考慮すべきである。
5年後のモート予測
DX需要の拡大を背景に、既存顧客との関係を維持・強化しつつ、新規顧客獲得や高付加価値サービスへのシフトにより、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
緩やかな経済成長とIT投資の安定的な需要に支えられ、既存事業の維持・改善を中心に、微増益基調で推移する。
競合激化や技術変化への対応遅れにより、既存事業の収益性が低下し、新規事業の育成も進まず、売上・利益ともに低迷する。