ジャストシステム(4686)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 203 | 56 | 43 | 59 | 11.8 | 66.3 | 6.0 | 84.9 |
| FY2018 | 230 | 50 | 35 | 36 | 9.7 | 54.8 | 6.0 | 77.0 |
| FY2019 | 286 | 76 | 62 | 79 | 14.7 | 96.7 | 8.0 | 84.3 |
| FY2020 | 365 | 131 | 93 | 203 | 18.3 | 144.6 | 10.0 | 79.1 |
| FY2021 | 412 | 151 | 110 | 92 | 17.9 | 170.6 | 13.0 | 81.0 |
| FY2022 | 417 | 172 | 122 | 121 | 17.1 | 189.4 | 16.0 | 82.7 |
| FY2023 | 420 | 190 | 134 | 130 | 16.0 | 208.7 | 18.0 | 84.1 |
| FY2024 | 410 | 170 | 116 | 45 | 12.4 | 181.2 | 20.0 | 86.2 |
| FY2025 | 446 | 180 | 123 | -121 | 11.7 | 191.9 | 22.0 | 86.8 |
| FY2026 | 515 | 225 | 151 | 58 | 12.7 | 235.0 | 27.0 | 87.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「一太郎」や「ATOK」といった長年培われたブランド力と、教育市場における「スマイルゼミ」の一定の認知度がある。しかし、市場シェアの絶対的な優位性や強力な特許ポートフォリオは限定的。
「ATOK」は一部ユーザーに根強い人気があるが、OS標準搭載の辞書機能や競合製品への乗り換えコストは低く、スイッチング・コストは限定的。教育ソフトもタブレット端末の普及で選択肢が増加。
特定の製品やサービスにおいて、ユーザー数増加による価値向上の明確なネットワーク効果は見られない。
ソフトウェア開発・販売事業であり、製造業のような構造的なコスト優位性を築くのは難しい。競合との価格競争力も特筆すべき点はない。
教育市場やオフィスソフト市場において一定のシェアを持つが、市場全体から見ると寡占化が進んでおり、最適規模の少数プレイヤーとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
「スマイルゼミ」の継続的な顧客獲得と単価上昇
「一太郎」や「ATOK」のニッチ市場でのブランド維持・収益化
新規事業やM&Aによる成長機会の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
教育市場における競合激化と「スマイルゼミ」のシェア低下
PC利用者の減少によるオフィスソフト市場の縮小
技術革新への対応遅れによる製品競争力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ジャストシステムが失敗するシナリオは、同社が持つ「一太郎」や「ATOK」といった過去の成功体験に固執し、変化の激しいIT業界のトレンドについていけなくなることである。特に、AIの進化やクラウドベースのサービスが主流となる中で、従来のパッケージソフトウェア中心のビジネスモデルからの転換が遅れると、競争優位性を失う。教育市場においても、競合他社がより革新的な学習体験や低価格なサービスを提供した場合、「スマイルゼミ」の成長が鈍化し、収益基盤が揺らぐ可能性がある。また、ブランドイメージが陳腐化し、新しい世代のユーザーに響かなくなれば、無形資産としての価値も低下する。
5年後のモート予測
「スマイルゼミ」の成長と既存製品の安定収益により、緩やかな増収増益を達成。特に教育分野でのプレゼンスを強化。
既存事業の維持に注力し、緩やかな成長または横ばい。新規事業の育成が課題となる。
市場環境の変化に対応できず、売上・利益ともに減少。特に教育市場での競争敗退が響く。