4684

オービック(4684)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
5,062
2026-09-01
52週高値
4,295
52週安値
4,020
時価総額
18,065 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2017 615 279 234 236 13.2 262.6 90.0 88.7
FY2018 668 323 263 198 13.3 295.3 115.0 89.2
FY2019 742 379 322 216 14.7 362.3 135.0 89.2
FY2020 805 432 351 228 14.7 394.6 160.0 90.1
FY2021 839 481 380 363 14.3 427.2 185.0 89.2
FY2022 895 541 435 -51 14.8 490.0 215.0 90.6
FY2023 1,002 625 501 542 15.3 565.1 250.0 89.4
FY2024 1,116 709 580 536 14.5 654.6 300.0 86.3
FY2025 1,212 784 646 589 14.9 146.9 86.7
FY2026 1,352 888 752 717 14.6 171.6 84.0 83.4

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●●○
4/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:11/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中

無形資産3/5

オービックは、長年にわたり培ってきたERP(統合基幹業務システム)パッケージ「OBIC7」およびクラウドサービス「OBIC7クラウド」における高いブランド力と、顧客の業務プロセスに深く根差したノウハウを持つ。特に、会計・給与・販売・購買・生産管理といった基幹業務システム分野での豊富な導入実績と、それに基づく信頼性が無形資産となっている。

スイッチングコスト4/5

OBIC7シリーズは、企業の基幹業務システムとして導入されており、一度導入すると、データ移行、従業員トレーニング、業務プロセスの再構築など、多大なコストと時間がかかる。特に、中小企業においては、システム変更に伴うリスクや負担が大きく、他社製品への乗り換えは容易ではない。顧客はシステムへの依存度が高く、スイッチングコストは非常に高い。

ネットワーク効果0/5

オービックのビジネスモデルは、個々の企業の基幹業務システム導入が中心であり、ユーザーが増えることでサービスの価値が直接的に向上するようなネットワーク効果は限定的である。

コスト優位1/5

パッケージソフトウェアの提供に加え、クラウドサービスも展開しているが、他社のSaaS型ERPと比較して、構造的なコスト優位性を示す明確な証拠は少ない。開発・保守・サポート体制は整っているが、それが他社を凌駕するほどのコスト競争力に直結しているわけではない。

規模の経済3/5

オービックは、特に中小企業向けのERP市場において、長年の実績と顧客基盤を持つ有力プレイヤーである。しかし、SAPやOracleといったグローバル企業が提供する大規模ERPソリューションと比較すると、その規模やカバー範囲は限定的であり、業界全体を代表するような寡占状態を形成しているとは言えない。中小企業市場における一定のシェアと効率性は認められる。

競合との比較優位

強気シナリオ

クラウドシフトの加速によるサブスクリプション収益の安定化と拡大

中小企業市場における強固な顧客基盤と高いシェアの維持・拡大

DX推進の流れに乗った新サービスや機能拡充による顧客単価の上昇

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社の低価格・高機能なSaaS型ERPの台頭によるシェア低下

クラウド移行の遅延や、オンプレミスからの乗り換えが進まないことによる成長鈍化

サイバーセキュリティリスクの増大や、システム障害発生による信用の失墜

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

オービックの投資が失敗するには、まず、中小企業がERPシステムを乗り換える際のスイッチングコストが、我々の想定よりもはるかに低いことが証明されなければならない。例えば、データ移行技術の飛躍的な進歩や、標準化されたAPIの普及により、他社システムへの移行が容易になり、顧客が価格や機能で容易に乗り換えを選択できるようになるシナリオである。また、オービックの強みである「OBIC7」のブランド力や、長年培ってきたノウハウが、デジタル化の進展や新しい技術トレンド(AI活用など)によって陳腐化し、競合他社がより革新的なソリューションを低コストで提供できるようになることも、オービックの優位性を損なう要因となる。さらに、中小企業がERP導入自体を不要と判断し、より簡易なクラウドサービス(例:会計ソフトの統合機能など)で代替する動きが加速することも、オービックのビジネスモデルにとって大きな脅威となるだろう。

5年後のモート予測

強気

クラウドシフトとDX需要を取り込み、サブスクリプション収益が堅調に成長。中小企業市場でのシェアを維持・拡大し、顧客単価も上昇。売上高・利益ともに安定的な成長を続ける。

中立

クラウドシフトは進むものの、競合の攻勢もあり成長率は緩やかに推移。既存顧客基盤を維持しつつ、新規顧客獲得は一定のペースで進む。収益性は安定を保つ。

弱気

競合の低価格SaaSに顧客を奪われ、クラウドシフトも遅延。新技術への対応も遅れ、成長が鈍化。収益性も低下し、市場での存在感が薄れるリスクがある。

直近の適時開示

同業他社

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