アサヒペン(4623)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 135 | 7 | 6 | 4 | 4.9 | 13.3 | 5.5 | 62.7 |
| FY2018 | 133 | 6 | 5 | 2 | 4.1 | 11.7 | 5.5 | 65.0 |
| FY2019 | 134 | 6 | 5 | 1 | 4.1 | 120.9 | 55.0 | 66.6 |
| FY2020 | 138 | 7 | 5 | 1 | 4.3 | 125.6 | 55.0 | 66.1 |
| FY2021 | 158 | 10 | 6 | 4 | 4.9 | 157.7 | 65.0 | 65.8 |
| FY2022 | 141 | 8 | 10 | 14 | 7.6 | 260.4 | 55.0 | 67.2 |
| FY2023 | 171 | 8 | 7 | -11 | 4.8 | 175.5 | 55.0 | 62.9 |
| FY2024 | 171 | 8 | 4 | 5 | 2.8 | 106.4 | 60.0 | 63.5 |
| FY2025 | 172 | 9 | 7 | -2 | 5.0 | 190.5 | 60.0 | 65.7 |
| FY2026 | 168 | 6 | 7 | 3 | 4.8 | 188.0 | 60.0 | 57.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
アサヒペンは「アサヒペン」ブランドの認知度が高く、DIY市場における一定の信頼を得ている。長年の歴史で培われたブランド力は無形資産と言えるが、特許や独自技術による明確な差別化は限定的。
DIY用品は一般的に価格や機能で比較検討されることが多く、顧客のスイッチングコストは低い。特定の用途でアサヒペン製品が選ばれる理由が薄い場合、乗り換えは容易。
アサヒペン製品は個人消費者が主であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。
長年の製造ノウハウや仕入れルートの最適化により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、同業他社も同様の努力をしており、圧倒的なコスト優位性は見出しにくい。
国内のDIY・家庭用品市場において、アサヒペンは主要プレイヤーの一つであり、一定の販売網と生産規模を有している。これにより、効率的な生産・流通が可能となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内DIY市場の安定的な成長
PB商品やOEM供給の拡大による収益源の多様化
環境配慮型製品や高付加価値製品の開発・投入
弱気シナリオ(モート侵食)
ホームセンターやECプラットフォームのPB商品との競争激化
原材料価格の高騰による収益圧迫
新規参入企業による価格破壊や革新的な製品の登場
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アサヒペンの投資が失敗するには、まず国内のDIY・家庭用品市場が予想以上に縮小するか、あるいは成長が鈍化する必要がある。また、同社が長年培ってきたブランド力が、競合他社の低価格戦略や、より革新的な製品開発によって急速に陳腐化し、顧客離れが加速することも考えられる。さらに、主要な販売チャネルであるホームセンターや、近年台頭してきたECプラットフォームにおいて、アサヒペン製品よりも魅力的なプライベートブランド(PB)商品が次々と投入され、アサヒペン製品の棚から消える、あるいは価格競争に巻き込まれる状況も、投資の失敗につながるだろう。原材料コストの上昇を価格転嫁できず、利益率が低下し続けるシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
DIY市場の堅調な推移と、高付加価値製品の投入により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。海外展開や新規事業も貢献し、収益基盤が強化される。
国内市場の成熟に伴い、成長率は鈍化するものの、安定した需要に支えられ、堅調な業績を維持する。コスト管理と効率化で収益性を保つ。
競争激化と原材料高により、売上・利益ともに減少傾向。PB商品との価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化するリスクがある。