研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 14 |
| 2024-03 | - | 3 |
| 2023-03 | - | 3 |
| 2022-03 | - | 2 |
| 2021-03 | - | 12 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,113 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は152,890千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業塗料類の開発 当社では、安全な塗料をお客様にご使用いただくため、消防法の危険物に該当しないスプレー塗料の開発を進めています。その一環として、「水性多用途ペイント マットカラースプレー」、「油性シルバーペイント 鉄部用スプレー」を開発いたしました。今後も安全なスプレー塗料商品を拡充し、お客様に安心してお使いいただける商品開発を進めてまいります。 また、壁用塗料として、「水性コンクリートトーン」を開発いたしました。コンクリートのような風合いを塗装で簡単に出すことができ、刷毛やコテ刷毛だけではなく手で塗ることもできる、様々な仕上げが楽しめる商品です。塗装用具の充実 塗装を楽しく・簡単・きれいに行っていただくために、塗装用品の開発にも努めてまいりました。今期は、このラインナップにウェーブ化繊刷毛シリーズ3商品「水性用」「油性用」「ニス・ステイン用」を新たに追加いたしました。 当事業に係る研究開発費は108,167千円であります。 (2)DIY用品事業インテリア商品の開発 アスベストを全く含まず、珪藻土と同等以上の優れた吸水性と速乾性を有するバスマットとして、「溶岩石バスマット」は売り上げを伸ばしご愛顧いただいております。この優れた吸水性と速乾性を活かした商品として、「溶岩石コースター」と「溶岩石ドライボード」を新たに追加いたしました。ガーデニング商品の開発 ノンスリップ性、耐久性、クッション性に優れた多用途マットとして、ラバーマットシリーズを拡充しています。今期は、クッション性に優れ、足腰の疲労を軽減する「ラバーマット作業用」、靴についた泥などの汚れ落としに使用する「Rubber Scrub スクラブマット」を新たに追加いたしました。 当事業に係る研究開発費は44,723千円であります。
FY2024|1,566 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は153,271千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業塗料類の開発 当社では、安全な塗料をお客様にご使用いただくために塗料の水性化を進めており、その証として「Water based paint series」ブランドを立ち上げました。その一環としてニススプレーの水性化を図り、「水性ニススプレー」を開発しました。特殊な水分散型樹脂を使用することで、エアゾールタイプの水性ニスでありながら従来の溶剤型ニスと遜色のない塗膜性能を有する、業界初の屋外使用可能な水性ニススプレーの商品化に成功しました。 さらに、塗料はがし液も水性化しました。これまでにも塩化メチレンを主成分とする塗料剥離剤を、生分解性を有する塗料はがし液にすることで安全で使いやすい塗料はがし液を提供し、皆様にご愛顧いただいてきました。これをさらに推し進め、水性化した「水性塗料はがし液」を開発いたしました。今後も「Water based paint series」を充実し、安心してお使いいただける商品開発に邁進してまいります。 外部用木部保護塗料シリーズは、木部用のステイン塗料として長年にわたりご愛顧いただき、皆様の信頼を得られていると自負しております。しかしながら、昨今のガーデン用木製品の中には、木の風合いを有する木質風合成材(人工木)を使用したものが増えております。人工木は天然の木材に比べると耐久性に優れますが、劣化しないわけではなく、これらの人工木に塗装できるステインが求められております。この要望に対応するべく、「水性人工木ウッドステイン」を開発しました。塗装用具の充実 塗装を楽しく・簡単・きれいに行っていただくために、塗装用品の開発にも努めてまいりました。今期は、このラインナップに「電動スプレーガン」「オイルフリーエアーコンプレッサーシリーズ」「エアブラシ用コンプレッサーORCA」を新たに追加しました。 当事業に係る研究開発費は107,311千円であります。 (2)DIY用品事業株式会社サンパペルの設立 カベ紙類の製造会社である株式会社サンパペルを連結子会社に加え、カベ紙類の製造基盤の強化を図りました。これまで外部委託で生産していた商品を、関係会社で生産することでコストアップ抑制と安定供給を実現します。インテリア商品の開発 手軽にフローリングの張替えができる商品として、「Joint Lock Series」は売り上げを伸ばしご愛顧いただいております。このシリーズに石目調でデザイン性に優れた「Joint Lock Pietra(ピエトラ)」を追加しました。 アスベストを全く含まず、珪藻土と同等以上の優れた吸水性と速乾性を有するバスマットとして、溶岩石バスマットを上市しました。 防犯対策意識の高まりに応えるべく、粘着シートをサッシのカギ周辺部に貼るだけで窓ガラスを割れにくくする「防犯対策用シート」を上市しました。 当事業に係る研究開発費は45,960千円であります。
FY2023|1,531 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は182,586千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 手で塗れる塗り壁材「ヌリ・デコ・ウォール」を開発しました。手で簡単に塗ることができ、遊び心満載の様々な意匠を壁に付与できるデザイン性に優れた壁面用の塗料です。また、決められた量の「水性多用途ペイントマットカラー」を混ぜるだけで多くのカラーバリエーションを楽しむこともできます。本製品は、2023年JAPAN DIY HOMECENTER SHOWのDIY商品コンテストにおいて銀賞を受賞しました。 アルミニウムペイントを指定可燃物化しました。これまでも鉄部・トタン用のアルミニウムペイントとして「シルバーコート」をご愛顧いただいておりましたが、これは消防法上の第二石油類で引火性液体として取り扱わなければなりませんでした。多くの溶剤型家庭塗料が指定可燃物に分類されている中で、アルミニウムペイントが第二石油類であったのは、塗料処方上の様々な制約があったためです。これらの制約を一つ一つクリアし、「油性シルバーペイント」として指定可燃物にすることに成功しました。 当事業に係る研究開発費は109,418千円であります。 (2)DIY用品事業補修材シリーズを内製化 社会情勢の変化により、原料の入手困難やコスト増が我々の活動を制約するという状況が増えております。このような中、当社でも、これまで外部委託で生産していた商品を、社内で生産しすることでコストアップ抑制と安定供給を図ることを考えておりました。この度、高粘度の補修材や塗料を専門に生産できる工場を静岡に開設することができました。これによりこれまでもご愛顧いただいておりました高粘度の充填・補修材のほとんどを自社で製造することが可能となり、より安定した製品の供給ができるようになりました。 その他、床・壁のクラックを簡単に補修できるセメント系下地調整材「オールワンモルタル」とエアゾールで取り扱いが簡単な「クラック・水もれシールスプレー」も開発しました。ECO FRIENDLY PLUSシリーズの開発 未来・次世代に対する責任ある取り組みとして、環境に配慮した商品開発を行っております。その一環として、商品の施工・使用の際に生じる廃棄物の削減にも取り組んでおります。ECO FRIENDLY PLUSシリーズとして次の2製品を開発しました。 粘着タイプ壁紙は、裏紙をはがして貼り付けますので、壁紙と同じ面積の裏紙を廃棄する必要がありました。この裏紙をなくすことで廃棄物を削減した「裏紙のないそのまま貼れるカベ紙」を開発しました。同様に生のりカベ紙においても、生のりの乾燥を防ぐ裏面フィルムが、作業効率を落とし廃棄物となっておりました。この裏面フィルムをなくした「シートタイプ生のりカベ紙Facile(ファシーレ)」を開発しました。 当事業に係る研究開発費は73,168千円であります。
FY2022|1,600 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は205,002千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 「サビの上からそのまま塗れる」をキャッチフレーズとして、トタン屋根や鉄部用の高耐久油性塗料を開発し、これまで市場で高い評価を頂いてまいりました。しかしながら、油性塗料は有機溶剤を使用しており、安全性や臭気等のデメリットがあることも事実でした。 これらのサビを抑制する技術を応用し、臭いもなく安全性も高い水性塗料「水性高耐久鉄部用」を開発しました。鉄面に塗れることはもちろんのこと、ひどいサビでなければサビドメ塗料を使用することなく、サビの上からそのまま塗って頂けます。 木の風合いを生かしたまま、木製品を屋外で長く使いたいという声をたくさんお聞きします。しかしながら、木材は屋外で使用しますと、短時間で紫外線や微生物による表面の劣化・変色を起こしてしまいます。また、従来の屋外木部用ステインは、屋外木部の延命に大きく貢献していますが、隠ぺい力が小さく、下地の色や汚れの影響を受けやすく、最低2回の塗り重ねが必要という欠点がありました。 このような問題を解決すべく「油性強着色ウッドステイン」をこれまでに発売してまいりました。 油性強着色ウッドステインを、さらに安全で臭いも少ない水性タイプにした「水性強着色ウッドステイン」を開発し、木部の塗装がより簡単になり、木部の保護・延命や美装に今まで以上に貢献できるようにしました。 当事業に係る研究開発費は132,074千円であります。 (2)DIY用品事業 COBRA補修材シリーズ3品を上市しました。 力の掛かる箇所の補修・補強用の湿気硬化「COBRA ファイバー補修テープ」、アイカ工業株式会社との共同開発品「COBRA UV 接着補修キット」、貼るだけで簡単に施工できる「COBRA ノンスリップテープ」の3品です。 これまでパワーテープ、T-REX超強力ダクトテープ、T-REXウォータープルーフテープなどの補修用テープを上市してきました。今回はさらに用途を絞り込み、「接着」、「補強」、「安全」をキーワードとして、生活シーンの中であれば便利な補修材を開発しました。 「COBRA ファイバー補修テープ」は、一般のテープ類では強度が足りずに補修が難しかった箇所の補修用として、布テープに湿気効果型のウレタン樹脂を含侵させた商品です。20分程度の保持時間で効果が完了し、優れた耐水圧、耐熱、耐寒、引張強度を発現します。 「COBRA UV 接着補修キット」は、紫外線(UV)により硬化する接着補修材で、キットに含まれているUVライトを10秒照射するだけで硬化・接着性を発現します。様々な所やシーンで手軽にご使用いただけます。また、アイカ工業株式会社との共同開発で、DIY用として家庭で安心してお使い頂けるものにしました。 「COBRA ノンスリップテープ」は、貼るだけで施工できるテープ型のすべり止めです。鋼板やコンクリートの階段・床でのスリップ事故を手軽に抑制できます。 当事業に係る研究開発費は72,927千円であります。
FY2021|1,745 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は197,805千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 鉄扉やサインボード・看板などは、屋外の環境にさらされることで劣化し、表面の色褪せやチョーキング(白い粉吹き)を起こしてみすぼらしくなってしまいます。これを修復するために、これまでは全面塗り替えや文字書きなどが必要でした。 この非常に労力を必要とする作業を簡略化すべく、クリヤを上塗りするだけで塗膜を復活させられる「油性ツヤ復活クリヤコート」を開発いたしました。完全に元通りとはいきませんが、クリヤ塗膜を上塗りすることで白ぼけたデザインや色をもとの状態に近くまで復活させることができます。 ガーデニングブームの中、木の風合いを生かしたまま、木製品を屋外で長く使いたいという声をたくさんお聞きします。しかしながら、木材は屋外で使用しますと、短時間で紫外線や微生物による表面の劣化・変色を起こしてしまいます。また、従来の屋外木部用ステインは、屋外木部の延命に大きく貢献していますが、隠ぺい力が小さく、下地の色や汚れの影響を受けやすく、最低2回の塗り重ねが必要という欠点がありました。 下地の色を気にすることなく、手軽にステイン塗装をしていただくために、浸透力を損なうことなく強い着色力を発揮できる「油性強着色ウッドステイン」を開発しました。 これにより、木部の塗装がより簡単になり、木材の保護・延命や美装に今まで以上に貢献できるようになりました。 当事業に係る研究開発費は118,731千円であります。 (2)DIY用品事業 インテリア用品関連では、透明感が美しいガラスフィルム「デコレーションフィルム」を上市しました。 ポリエステルフィルムのシートに微粘着性の特殊粘着剤を塗工することで、従来の塩化ビニルのガラスシートでは実現できなかった透明性と非常に貼りやすい作業性を実現した、スタイリッシュなガラスフィルムです。まるで吸い付くような貼り心地で、貼り損じたときの貼り直しも簡単です。 さらに、剥がしたい時も簡単に剥がせて、粘着剤がガラス面にほとんど残りません。 抗菌性を有する「銀のチカラ」と抗菌・抗ウイルス性を有する「銅のチカラ」を上市しました。銅のチカラは、銅を練りこんだ塩化ビニルシートをシール状に加工したもので、銀のチカラは銀イオンを配合した表面コートを紙に施し、シール状に加工したものです。スイッチやドアノブなどよく触れる箇所に貼ることで、抗菌・抗ウイルス効果(抗ウイルス効果は銅のチカラのみ)を発揮します。新型コロナウイルスの感染拡大により衛生意識がますます高まっている中、「安心」で「安全」な生活を確保するための一助となるものです。 ハウスケア用品関連では、抗ウイルス・抗菌クリーナーワックス「APシールド TYPE6M」を開発、上市しました。 銅、プラチナ、酸化チタンの複合的な動きで、A型インフルエンザ、黄色ブドウ球菌、白癬菌、大腸菌に効果のある抗ウイルス・抗菌剤を配合したクリーナーワックスで、洗浄と表面コートが同時にできます。屋外で使用された場合でも6ヶ月間、新型コロナウイルスに対しても抗ウイルス効果を発揮し続けることが、帝京大学の試験で実証されました。 頻繁に洗浄・除菌できないところでも、本品を塗布することで、ウイルスや菌に対する不安なく、長期間安心してお使いいただけるようになります。 当事業に係る研究開発費は79,073千円であります。
FY2020|2,547 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は215,082千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 屋内外の塀や花壇の仕切りなどにコンクリートブロックが多用されており、これらの塗装にはツヤ有りやツヤ消しの水性塗料類を使用するのが一般的でした。それらの水性塗料はブロックの汚れやシミ痕などを覆い隠すことはできるものの、ブロックの表面に塗膜を形成し、ブロックの素孔を塞ぎ、透水性を低下させるため、ブロックの風合いが損なわれ、経時で塗膜のフクレやハガレなどを生じる可能性がありますので、ブロックの風合いを残してハガレなどが無い、均一に着色する塗料が求められておりました。 この度、この要望に応えるべく、高着色力の「水性ブロックステイン」を開発いたしました。 ステインという名の通り、ブロックに浸透して着色しますが、適度な粘性を有した設計にしておりますので一般のステインのようにポタポタと垂れることなく、一般の水性塗料のようにローラーで塗りやすく、ブロックの素孔を塞ぐことなく高着色であるため、ムラのないツヤ消しに仕上がり、更にブロック表面に厚い塗膜を形成しないためブロックの風合いや浸透性を損なわず、経時による塗膜はく離が殆どない、メンテナンス面でも優れた塗料となっております。 また、家庭用塗料のリーディングカンパニーとしてスプレー塗料においても豊富なスプレー塗料類を有しておりますが、雪国のお客様から注意喚起や目印等の目的で雪にマーキングしたいとの要望があり、「雪上マーキングスプレー」を上市しました。 従来のラッカースプレーや多用途スプレーなどでもある程度、雪にマーキングできますが、乾燥が遅い、スプレーした際の内容物と雪との接触で生じる水和熱で雪が融け、にじむような仕上がりになり明瞭なマーキングができない、融雪後に塗膜で汚れる等の問題があります。 それらの問題点を解決すべく塗料樹脂や溶剤組成等を見直して速乾性で雪との水和熱が発生し難く、明瞭なマーキングができ、融雪後も水と一緒に流れ去るようにし、環境に優しい周囲を汚染し難いスプレー塗料となっており、特に北海道地区等で好評をいただいております。 同じくスプレー塗料で蛍光塗料スプレーを上市しておりますが、蛍光顔料の特性上、屋外で使用しますと紫外線で顔料が劣化して極短期間で蛍光感と共に色が消失(色飛び)します。このため、注意喚起用途が限定されておりましたが、屋外で蛍光色をできるだけ長く保持し、色飛びが無いような蛍光塗料スプレーが求められており、「高耐久蛍光塗料スプレー」を開発しました。 家庭用塗料で培ってきました顔料分散・耐候性向上技術を駆使して、従来同様の用途に加え、屋外に適用しても従来品に比べて長期の蛍光性・着色力保持性を有するようになりましたので、幅広い目立つ注意喚起用途に使用いただけます。 当事業に係る研究開発費は166,319千円であります。 (2)DIY用品事業 インテリア用品関連では、湿度の影響による伸縮が殆どない不織布をベースにした「フリース製カベ紙」を上市しました。 これまでのカベ紙は紙をベースにして塩ビコーティングを施したものが殆どで、生糊をカベ紙の裏面に塗布する、或いはカベ紙の裏面に塗布された乾燥糊に水をつけて糊を戻し、紙が延びきってから貼り付けることで弛みやシワが無いきれいな貼付状態になります。しかしながら糊付けや水で乾燥糊を戻すという作業の煩雑さや、糊が周囲に付着する、水が垂れるというようなリスクもあり、両面テープや貼付する壁面に糊を塗って(向こう糊)貼り付けるというように簡便な作業で貼り付ける方法が増えてきました。このような貼付方法は周囲を汚さない、作業が簡単であるというメリットがあるものの、貼付後に湿度の影響を受けてカベ紙が伸縮し、特に湿度が高くなると紙が伸び、弛みが出て見た目が非常に悪くなるというデメリットがありました。 そこで不織布をベースにしてカベ紙自体が湿度の影響があっても殆ど伸縮しないように設計することで、両面テープや向こう糊の他、これまでと同じように生糊をカベ紙の裏面に塗ってからでも貼り付けることができる「フリース製カベ紙」を開発、上市しました。併せて下地のカベ紙に貼って、不要な時に貼ったカベ紙を剥がした際に元の下地カベ紙を傷めない「カベ紙用両面テープ」、「フリースカベ紙専用のり」を開発いたしました。これにより、現状復帰が求められる賃貸住宅などでもカベ紙貼りの自由度が増えると共に、貼付作業性、仕上がりが格段に向上するようになりました。 ハウスケア用品関連では、「簡単シールはがしスプレー」を開発、上市しました。これまで、はがし剤シリーズに「値札・荷札はがし」、「シールはがし」がありましたが、強溶媒を使用したもので貼付下地によっては使用できない、段ボールなどの吸い込みのある部分に使用するとシミ痕が残る、垂直面で垂れて効果が低減するなどの問題がありました。開発品は安全紙を考慮したマイルドな溶剤と特殊増粘剤をブレンドして浸透性・はがし性能を維持しつつ垂れ止め効果を付与するなどして、種々のシール・ラベル貼付下地に対しても適用でき、紙などの液体浸透性素材でもシミ痕が残らない、安全性と作業性、はがし効果の高いものとなっています。様々なシーンで簡便にラベルやシールをはがしていただけます。 当事業に係る研究開発費は48,762千円であります。
FY2019|2,230 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は214,032千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 屋内の柱や鴨居などの屋内白木の日焼け防止用として「日焼防止ニス」を1990年に上市して以来、木材の質感を損ねることなく日焼けを防止できるクリヤ塗料として好評を得ておりますが、耐水性等の性能が不十分であるため屋内用途のみの設定となっており、かねてより屋外にも使用できるクリヤ塗料が求められておりました。 この度、この要望に応えるべく「日焼防止ニス」と水性屋外用木部保護塗料類の技術を応用した「UVカット水性木部変色防止クリヤコート」を開発いたしました。 屋外の高耐候性木部保護塗料としてシリコン系の水性「ウッドエイドカラー」が好評いただいておりますが、紫外線による焼け(黄変)・降雨等による劣化リグニンの流失による灰色化という問題を抱えていました。それを補うために着色して紫外線による劣化を抑制するのが一般的でしたが、着色による木材の質感の変化を伴うなどの問題点がありました。そこで「日焼防止ニス」で培った紫外線カット技術と「ウッドエイドカラー」の耐久性・防腐・防カビ技術を融合させて高耐候性の防腐・防カビ効果のある水性アクリルシリコン系塗料の「UVカット水性木部変色防止クリヤコート」として完成しました。 これにより、屋外のヒノキ材等の白木の質感を損なうことなく長期間、変退色せずに美しい状態で保つことができますので、既存の日焼けした未塗装木部であっても白木漂白クリーナーで漂白洗浄後に塗装すればきれいな白木に仕上げることが出来ますので、DIYとして、また、業務用としても幅広くお使いいただけるようになりました。 屋内外用の水性多用途塗料は「水性ビッグ10」「水性スーパーコート」などが代表で、前者は半ツヤ、後者はツヤ有りで、ツヤ消しタイプはなく、一部の色のみの設定となっており、ツヤ消しと表示していても斜めから見るとツヤ(シーン光沢)のあるものでした。また、全ツヤ消しタイプとして屋内用の「水性インテリアカラー」がありますが、殆どが浴室用塗料などと同じような淡彩色の設定で、既存の多用途塗料のような色揃えはありませんでした。 近年、多用途塗料のツヤ消し(マット調)の需要が高まりつつあり、需要に応えるべくアクリルウレタン樹脂系の「水性多用途ペイント Matteカラー」を開発いたしました。 マット系塗料の欠点として、樹脂量が少なく、高顔料濃度設定になっているため、下地素材の状況によっては乾燥過程での下地素材の膨潤収縮によって塗膜が割れるという問題を抱えておりましたが、ガラス転移温度(Tg)が異なる数種類の樹脂の組み合わせと、光沢を低減させる種々の体質顔料粒子径の組み合わせによって下地素材の膨潤収縮によるツヤ消し塗膜の乾燥過程における応力を大幅に緩和するように調整し、下地素材を選ぶことなく、塗膜に割れを生じることがない濃彩色から淡彩色までの全ツヤ消し塗膜を得ることができるようになりました。 塗装作業性や仕上がりが良好であることはもちろんのこと、高耐候性、防カビ性、塩化ビニルカベ紙への塗装適性も備えており、多用途にお使いいただける高品質塗料です。 当事業に係る研究開発費は168,723千円であります。 (2)DIY用品事業 インテリア用品関連では、平滑床面に設置するだけで高級感あふれる木質フローリングとなる塩ビ床用基材に印刷フィルムを貼り合わせた「JOINT-LOCK」を開発いたしました。 雄雌のジョイント部を繋ぎ合わせるだけで極めて簡単に段差のない木質フローリング調の床にすることができます。撤去する際もジョイント部を外すだけで元の床の状態に戻すことができ、床暖房にも対応し、クッション材付の静音タイプも取り揃えましたので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭や賃貸住宅、店舗などのリニューアルなどに最適です。 また、カベ紙ではデザイン性の高い柄に特化したカベ紙「D-kabegami」(のりなし、生のり加工)を上市しました。 これまでのカベ紙は淡彩色柄のものが中心でしたが、原状回復を要さないDIY賃貸住宅やSNSの普及によるインテリア情報の増加によって原色系や奇抜な色柄等の多様化が進み、これらの色柄の要望が非常に多くなっていることを踏まえ、塩化ビニル系カベ紙のビニル樹脂塗料の顔料濃度や塩ビの発泡率を工夫して巻癖の少ない施工性・デザイン性の高いカラフルな色、立体感等のある「D-kabegami」を開発いたしました。カベ紙の充実でお客様の選択肢が益々増えました。 当事業に係る研究開発費は45,309千円であります。
FY2018|2,095 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、ユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は244,319千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 「油性高耐久アクリルトタン用」は、上市以来、面倒なさび落としが不要で直接トタンに塗れるため、好評をいただいております。しかしながら、消防法上の危険物であり販売店の倉庫や店頭での取扱量に厳しい制限がありました。そこで、この度、消防法上の非危険物である「油性高耐久アクリルトタン用α」を開発いたしました。開発にあたっては、培ってきた顔料分散技術を駆使することで溶剤の量を減らし、高濃度でありながら塗装作業性や耐候性、防錆性などの諸性能を維持することに成功しました。非危険物として販売の機会が増えたことで、より多くのユーザーに使用いただけるものと期待しております。 次に、従来品である木部用ステイン「油性ウッドガード外部用」や「水性ガーデン用カラー」などは、素材としての木の特徴である木目を生かす仕上がりになりますが、着色力をおさえているため、変色した古木など下地の色によってはその影響を受けるため適しません。そこで、ステインとしての浸透性を維持しながら高着色力の「水性ウッドリフォームペイント」を開発いたしました。開発にあたっては、浸透性に優れ高耐候性を維持できる特殊樹脂と高隠ぺい性顔料をバランスよく調合することにより、経時で塗膜剥離を生じ難い「半造膜タイプ」といたしました。 また、ジェル状塗料である「油性ジェルカラーニス」は、布ですり込み、余分な塗料を拭き取ることができ、塗りむらができにくいので、初めて塗料を使用する人でもきれいに仕上がるという理由などから好評を得ております。しかしながら、溶剤タイプの酸化重合乾燥型塗料であるため、臭いや安全面の注意が必要でした。そこで、この度、安全面に配慮し、水性タイプであるため取扱いも容易な「水性WOODジェルステイン」を開発いたしました。開発にあたっては、豆由来の天然ジェル化剤を使用しており、取扱いが簡単かつ危険性もほとんどないので、安心して使用いただけます。 工業用塗料では、ハンドメイドアクセサリー用として低エネルギーUV照射で硬化する「オレフィクスUV-KXクリヤ」を開発いたしました。各種プラスチックに対する密着性はもちろん流動性、硬化性、作業性、透明性、硬度に優れ、アクセサリーキットの他、化粧用品材としても利用いただいております。 また、イオンプレーティングの保護用クリヤ塗料として「オレフィクスP IPクリヤ」を開発いたしました。各種金属メッキに対する塗工性、密着性の他、耐候性にも優れており、意匠性大型看板用の表面保護に利用いただいております。 当事業に係る研究開発費は188,192千円であります。 (2)DIY用品事業 インテリア用品関連では、従来品の塩化ビニル系粘着シートである「スーパーメイクアップシート」が長年好評をいただいております。しかしながら、一旦貼付すると粘着力が強く容易に元の状態に戻せないため、賃貸住宅の建具等には不向きでした。そこで、この度、「きれいにはがせる粘着シート」を開発いたしました。これは、長期貼付後であっても剥がすと元の状態に戻せるポリオレフィン系粘着シートで、開発にあたっては、塩ビシートや壁紙、ふすま紙などで培った粘着技術を駆使した特殊粘着剤を利用しました。「きれいにはがせる粘着シート」の開発により、賃貸住宅の建具等の模様替えなど気軽にDIYを楽しんでいただけるようになりました。さらに「きれいにはがせる粘着シート」は、オレフィン系基材のため、従来の塩ビ系に比べて廃棄する場合の環境負荷も小さくなっています。 ハウスケア用品関連では、住居用クリーナー「AQUA KOPA」を開発いたしました。これは、食品添加物だけを利用しており、環境負荷が非常に小さく、既存品の「キッチン重曹クリーナー」同様に安心して使用いただけます。 また、コストパフォーマンスと高性能を実現した繊維用防水スプレー2種類、価格重視タイプの「繊維用防水スプレーEX」と性能重視タイプの「繊維用防水スプレーHyper]を開発いたしました。既存品の「はっ水スプレー」とあわせ、目的・用途に応じて使い分けていただくことができるようになりました。 当事業に係る研究開発費は56,126千円であります。
FY2017|1,752 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、使用されるユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は218,787千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 家庭用塗料では、駐車場や工場など、コンクリート面やアスファルト面の区画線引き用として好評を得ております「水性道路線引き用塗料」の姉妹品として「水性道路・床用塗料セーフティーゾーン用」を開発いたしました。この製品を塗装することにより、路面の視認性が向上し、歩行帯やセーフティーゾーンをカラフルに塗り分けることができますので、区画線引きだけでなく美装も兼ね、夜間の安全性を一層高めることができるようになりました。 また、木調に塗装する技法は古くから塗装熟練者の間で行われていましたが、より簡単にどなたでも木調仕上げができるように、専用コテバケ入りの「ウッドパターン木調仕上げセット」を開発いたしました。これにより平滑面であれば木部だけでなく、プラスチックやスレート、コンクリート、金属など素材を選ばず、各種水性塗料を組み合わせることによって容易に多様な木調塗装ができるようになり、塗装の幅が広がりました。 塗料は、その臭気により問題を抱えるケースが少なくありません。家庭用塗料において水性塗料は無臭化が進んでいますが、木部用の水性防虫防腐塗料や各種溶剤系塗料などは防虫防腐剤や溶剤、油脂類等の成分によって使用時、あるいは塗装後に臭気を発するため、塗装の際のネックポイントとなっていました。 そこで、水性塗料、油性塗料、うすめ液に少量添加することで不快な臭気を大幅に緩和できる「塗料用におい緩和剤」を開発いたしました。これにより、塗装される方はもとより、周囲への不快臭拡散などを気にすることなく各種塗料の塗装をより一層楽しんでいただけるようになりました。 工業用塗料では、ピアノのような漆黒感のある黒色つやあり仕上げができるプラスチック用「オレフィックスピアノブラック」を開発いたしました。従来の漆黒ツヤあり塗料は、通常2コート仕様のため、手間がかかりますが、この「オレフィックスピアノブラック」は1コートで仕上がりますので、工程の短縮とコストダウンが期待できます。 また、ガラス用遮熱塗料は数多くあり、当社でも国内に留まらず海外に展開するなどしておりますが、長年培ってきましたオレフィックスとガラス用遮熱塗料のノウハウを生かし、近年多用されている“ポリカーボネートガラス”に適用できる「遮熱塗料」を開発いたしました。ポリカーボネートは耐溶剤性に劣り、曇りやクラックが生じやすいプラスチックですので、ポリカーボネートガラスに塗装する場合は透明性と歪みのない視界を維持するために薄く、均一に塗装する必要があります。この開発品は薄い塗膜でも十分な遮熱効果が得られるため、今後、既存及び新設現場での採用が期待できます。 当事業に係る研究開発費は167,143千円であります。 (2)DIY用品事業 住宅用補修材では、ちょっとしたセメント補修に便利な「CUPセメント」4種を開発いたしました。 セメント補修には通常、混合容器や計量器などが必要ですが、「CUPセメント」は、その製品容器が混合容器になり、計量カップも付属していますので、水と保護具だけの準備で補修できます。「スタンダード」、「速乾」、「防水」、「白」から選択でき、補修用途に合わせて、どなたでも簡単にセメント補修ができるようになり、補修材シリーズが増々充実しました。 当事業に係る研究開発費は51,644千円であります。
FY2016|2,029 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「暮らしを彩り、住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをユーザーに提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献することを経営理念としております。 この経営理念を具現化するため、製品開発にあたっては、使用されるユーザーのニーズを的確にとらえ「安心」「安全」はもとより、「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」の要望に応えた新製品を競業他社に先駆けて開発、上市することを目指しております。 また、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、コスト低減にも努力しております。 当連結会計年度における研究開発費の総額は225,031千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 (1)塗料事業 家庭用塗料では、煩わしい下地処理のサビ落としをせずにサビの上から直接塗装できる塗料「油性高耐久アクリルトタン用」を2013年に販売、2015年には、同様のコンセプトを引継ぎ、鉄部専用の「油性高耐久鉄部用」を開発しました。このコンセプトがユーザーから大きな支持をいただいたことから、油性トタン用のプレミアムグレード品「油性超耐久シリコンアクリルトタン用スーパー」を開発いたしました。サビの上から直接塗れるのは勿論のこと、優れた防錆力を持ち、ガルバニウム鋼板にも下塗りなしで直接塗れるため、用途範囲が大きく広がりました。シリコンアクリル樹脂を用いて耐久性が向上しただけでなく、紫外線劣化防止剤(HALS)を配合し、紫外線・汚れ・塩害に強い製品を開発いたしました。「さびの上から直接塗れる」塗料類が一層充実し、ユーザーのニーズに適した塗料選択の幅を拡げることができました。 また、使い切れずに不用となった塗料を簡単に固化し、燃えるごみとして廃棄できるよう「水性塗料用固化剤」、「油性塗料用固化剤」を開発し、販売しておりましたが、ユーザーにとっては、水性塗料用と油性塗料用とを使い分ける煩雑さがあり、また使用できる塗料にも制限がありました。 そこで、水性塗料、油性塗料どちらにも使用でき、さらに、うすめ液までにも適用範囲を広げた「水性・油性兼用塗料固化剤」を開発いたしました。これにより、ユーザーは水性塗料と油性塗料とで使い分ける煩雑さから解放され、不用となった幅広い塗料類を環境に負荷を掛けずに安全かつ簡単に廃棄できるようになりました。 工業用塗料では、1コートで金属調のつやあり着色仕上げができる特殊メタリック塗料「オレフィックスPNo.6950」を開発いたしました。 従来は、金属調に仕上がるメタリック塗料を下塗り後、光沢と塗膜性能アップのためにクリヤ塗料またはカラークリヤ塗料を上塗りする2コート系が主流でした。「オレフィックスPNo.6950」は、1コートにもかかわらず、金属調の光沢ある良好な仕上がりが得られるばかりか、2コート系と同等の塗膜性能を保持できております。1コートのため、工程が半減できるとの理由から、自動車用部品、スポーツ用品をはじめとする各方面での需要が見込まれます。 当事業に係る研究開発費は180,448千円であります。 (2)DIY用品事業 インテリア用品では、壁面装飾に対するユーザーニーズの拡大傾向にあわせ、貼り易く、剥がし易い壁面装飾用製品の開発に注力した結果、「透けてデコるシート」と「カベデコパネル」を開発いたしました。 「透けてデコるシート」は、透明性のある寸法安定性の良い強靭な不織布に印刷を施した装飾シートで、塩化ビニル壁紙をその凹凸や柄を生かしながら意匠性のある壁面に変えることができます。添付の粉のりを水に溶かして壁面に塗り、必要寸法にカットしたシートを貼りつけるだけで作業が終了します。強靭で寸法安定性が良いので貼り直しをしてもシート寸法が変わらず、しかも壁紙に比べ随分と軽いシートのため作業による疲れも少なく、老若男女どなたでも簡単・きれいに部屋の模様替えを楽しめます。また不用になれば容易に剥がせ、元の状態に戻すことができるので、原状回復が必要な賃貸住宅などの模様替えも気楽にできます。 「カベデコパネル」はプラスチックシートを立体的な30㎝四方の真空成型加工した壁面装飾パネルです。平らな面であれば専用の両面粘着テープを使って壁全面でも、ワンポイントでも、好みの範囲に簡単に貼ることができ、塗装により着色すれば、より意匠性が高まります。「透けてデコるシート」との組み合わせで、種々な室内装飾を楽しむことができます。 ハウスケア用品では、金属みがき「ピカピカン」のパウチ包装タイプ「ピカピカンミニ」を開発いたしました。金属缶入りと同等の保存性を有しながら、しかも開封し易く少容量なので、使い勝手が大変良くなりました。 当事業に係る研究開発費は44,583千円であります。