中国塗料(4617)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 824 | 55 | 36 | 53 | 4.7 | 55.5 | 18.0 | 59.4 |
| FY2018 | 830 | 38 | 24 | -17 | 3.0 | 37.4 | 28.0 | 59.6 |
| FY2019 | 885 | -6 | -7 | 29 | -1.0 | -11.4 | 34.0 | 55.7 |
| FY2020 | 877 | 35 | -1 | 68 | -0.1 | -1.2 | 34.0 | 54.8 |
| FY2021 | 824 | 65 | 33 | 80 | 5.3 | 57.7 | 34.0 | 54.6 |
| FY2022 | 843 | 7 | 3 | -1 | 0.4 | 4.9 | 35.0 | 52.9 |
| FY2023 | 995 | 39 | 38 | 5 | 6.1 | 76.7 | 35.0 | 51.6 |
| FY2024 | 1,162 | 122 | 99 | 108 | 13.0 | 199.6 | 80.0 | 53.3 |
| FY2025 | 1,312 | 154 | 137 | 144 | 15.3 | 276.8 | 97.0 | 57.7 |
| FY2026 | 1,394 | 174 | 110 | 160 | 10.8 | 221.7 | 111.0 | 60.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
特定のブランド力や特許による明確な優位性は確認しにくい。一部の特殊塗料分野での技術蓄積はある可能性も否定できないが、定量的な評価は困難。
建築用塗料や工業用塗料において、一度採用された塗料メーカーを変更するには、性能評価や再試験などの手間が発生する可能性がある。しかし、代替品の選択肢は多く、乗り換えコストは限定的。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
長年の製造ノウハウによる効率化の可能性はあるが、原材料価格の変動や競合他社との価格競争に晒されており、顕著なコスト優位性は見出しにくい。
国内塗料市場において一定のシェアを持ち、生産・販売規模による効率性は一定程度期待できる。大手塗料メーカーと比較すると規模は小さいものの、ニッチ市場での強みを持つ可能性。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ老朽化対策やリフォーム需要の増加による建築用塗料の需要拡大
高機能・高付加価値塗料の開発・販売による収益性向上
海外市場への展開加速による成長機会の獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
国内市場の成熟化と激化する価格競争
新興国メーカーの台頭によるグローバル競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
中国塗料の競争優位性が失われるシナリオは、まず主要な顧客層である建設業界や製造業の景気後退が挙げられる。特に、公共投資の削減や民間設備投資の低迷は、同社の塗料需要を直接的に減少させる。また、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ塗料を開発・提供し、価格競争力で凌駕されることも考えられる。さらに、環境規制の強化や新たな技術革新(例:自己修復塗料、スマート塗料など)に対応できず、陳腐化するリスクも存在する。これらの要因が複合的に作用し、同社の市場シェアと収益性を低下させることで、現在の競争優位性が崩れる可能性がある。
5年後のモート予測
インフラ投資やリフォーム需要の恩恵を受け、高機能塗料の販売拡大により売上・利益ともに堅調に成長。海外市場でのシェアも着実に伸ばす。
国内市場は横ばい傾向だが、コスト削減努力と一部高付加価値製品で緩やかな成長を維持。海外事業も徐々に貢献度を高める。
原材料高と価格競争の激化で収益性が悪化。国内需要の低迷と海外事業の伸び悩みにより、売上・利益ともに減少傾向が続く。