研究開発活動(本文)
FY2025|2,597 文字
6【研究開発活動】当社グループは、グローバルで市場ニーズに適合した製品開発を行い、地球環境への負荷を低減した高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。高機能を有し顧客のニーズに対応した製品の開発をはじめとして、SDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギーや省資源、温室効果ガス削減やVOC(揮発性有機化合物)などの有害物質の削減に加えて、バイオマス由来原材料への転換やカーボンフットプリントを一つの指標としたサステナブルな製品開発を推進し、得意分野である船舶用塗料をはじめ、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。更に当社独自技術の権利化を推進しグローバルな戦略的特許網の構築や、各国の化学品法規を遵守した体制強化も進めております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、自社開発に加えてオープンイノベーションやDX・MIを活用し製品開発の促進や顧客サービスの充実化を図っております。また当社のグローバルネットワークを生かし、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制を構築しております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,792百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 (船舶用塗料分野)(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況、更に近年進む地球温暖化に伴う高い海洋生物活性環境下においても優れた防汚性能を発揮することで、船底部に付着する外来海洋生物の越境移動を防止し、併せて二酸化炭素排出量削減にも貢献できる低燃費技術を兼備する高付加価値船底防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に新たな加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ防汚塗料の開発、環境負荷低減に貢献する新規素材を導入した防汚塗料の研究開発も行っております。また、防汚塗料の効果が反映される船舶性能の解析技術も更に深化させ、船舶の燃費性能解析や就航解析を行う技術サービス(CMP-MAP)も提供し、低燃費で航行するための最適な防汚塗料の提案や低燃費効果の見える化なども行っております。更にこれらの解析技術の信頼性と透明性を高めるために第三者機関の認証取得なども積極的に取り組んでおります。(2) 防食塗料分野では、各国のVOCおよびその他の有害物質規制に対応したハイソリッド、無溶剤及び水系などの各種環境対応型塗料の開発や、国際海事機関のバラストタンク及びカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発に加え、脱石油由来原材料適用の取り組みを行っております。また、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品、メンテナンスサイクル延長を可能とする製品、海外ニーズにも応えたグローバルに対応可能な製品など、顧客にメリットを実感いただける高付加価値製品の開発・改良に努めております。(3) 更にこれら船舶塗料分野の技術を再生可能エネルギーなどの海洋開発分野や工業分野へも一部水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (工業用塗料分野)(1) 住宅建材用途では、顧客ニーズに沿った木質建材用塗料や窯業系外装建材用塗料などの開発を行っております。木質建材向けでは、塗装時の環境負荷が少ない無溶剤型紫外線硬化塗料を展開しており、更に環境性能を高めるため植物由来の原材料を使用した塗料を開発し、日本有機資源協会のバイオマスマーク認証を取得した塗料の上市・展開を進めています。この他、抗菌・抗ウイルス機能を付与し抗菌製品技術協会の認証(SIAAマーク)を取得した塗料を開発するなど、機能性の高い製品ラインナップの充実を図っています。窯業系外装建材用途では、屋外での長期の耐久性を有する水系塗料の開発を行っています。また、非住宅建材用途では、塩ビフロアー用塗料として木質建材用塗料同様の高い製品開発力で、汚染性・耐久性に優れた無溶剤UV硬化塗料を開発し、シェア拡大を進めております。(2) 重防食分野においては、社会インフラの整備や維持につながる長期防食性、超耐候性等の性能を有し、VOC削減にもつながる水性塗料やハイソリッド塗料、無溶剤塗料の開発を重点的に行っています。また、コンクリート用塗料では、はく落防止性などの機能を持った塗料の開発に注力しています。 併せて近年注目されている再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電などの海洋構造物に適した製品の開発にも努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道向け軌道用及び船舶機器据付け用充填材、スマートフォンなどの各種ディスプレーに使用されるフィルムや車載用プラスチックへの機能性付与、車のヘッドライトカバーの保護、車体を傷から保護するペイントプロテクションフィルム向けなどの機能性コーティング剤の開発・改良に努めております。(4) 工業用塗料においても日本国内をはじめとして中国、韓国、東南アジアなど、グローバルにビジネス展開可能な製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 (コンテナ用塗料分野)世界の貿易や物流に使用されるコンテナは90%以上が中国で製造されており、中国のVOC規制に対応した製品が必要とされています。その他、東南アジア地域でも製造されており、これら地域毎、顧客毎に要求される各種性能に合致したコスト競争力のある製品の研究開発に取り組んでいます。これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (塗料用樹脂原材料分野)各種塗料性能の根源であり重要な塗料原材料である塗料用樹脂の研究開発を自社で行い、塗料製品の高性能化及び環境負荷低減など多様な顧客ニーズに対応しております。また塗料製品の安定供給及びコスト変動を最小限に抑えることにも寄与しております。これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2024|2,504 文字
6【研究開発活動】当社グループは、グローバルで市場ニーズに適合した製品開発を行い、地球環境への負荷を低減した高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。高機能を有し顧客のニーズに対応した製品の開発をはじめとして、SDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギーや省資源、温室効果ガス削減やVOCなどの有害物質の削減に加えて、バイオマス由来原材料への転換やカーボンフットプリントを一つの指標としたサステナブルな製品開発を推進し、得意分野である船舶用塗料をはじめ、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。更に当社独自技術の権利化を推進しグローバルな戦略的特許網の構築や、各国の化学品法規を遵守した体制強化も進めております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、自社開発に加えてオープンイノベーションやDXを活用し製品開発の促進や顧客サービスの充実化を図っております。また当社のグローバルネットワークを生かし、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制を構築しております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,662百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 (船舶用塗料分野)(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況、更に近年進む地球温暖化に伴う高い海洋生物活性環境下においても優れた防汚性能を発揮し、併せて二酸化炭素排出量削減にも貢献できる低燃費技術を兼備する船底防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に新たな加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ防汚塗料の開発、環境負荷低減に貢献する新規素材を導入した防汚塗料の研究開発も行っております。また、防汚塗料の効果が反映される船舶性能の解析技術も深化させ、船舶の燃費性能解析や就航解析を行う技術サービス(CMP-MAP)も提供し、低燃費で航行するための最適な防汚塗料のご提案なども行っております。更にこれらの解析技術の信頼性と透明性を高めるために第三者機関の認証取得なども積極的に取り組んでおります。(2) 防食塗料分野では、各国のVOCおよびその他の有害物質規制に対応したハイソリッド、無溶剤及び水系などの各種塗料の開発や、国際海事機関のバラストタンク及びカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発に加え、脱石油由来原材料適用の取り組みを行っております。また、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品、メンテナンスサイクル延長を可能とする製品、海外ニーズにも応えたグローバルに対応可能な製品など、顧客にメリットを実感いただける高付加価値製品の開発・改良に努めております。(3) 更にこれら船舶塗料分野の技術を再生可能エネルギーなどの海洋開発分野へ水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (工業用塗料分野)(1) 住宅建材用途では、顧客ニーズに沿った木質建材用塗料や窯業系外装建材用塗料などの開発を行っております。木質建材用塗料では、フロアー向けを中心に抗ウイルス機能を付与したSIAA(抗菌製品技術協会)マークの認証を取得した無溶剤UV硬化塗料や植物由来材料を含有したバイオマスマーク(日本有機資源協会)認定の無溶剤UV硬化塗料などを開発し、製品ラインナップの充実化を進めております。窯業系外装建材用塗料では、外装建材の耐久性向上を目的とした水性塗料の開発を行っております。また、非住宅建材用途では、塩ビフロアー用塗料として木質建材用塗料同様の高い製品開発力で、汚染性・耐久性に優れた無溶剤UV硬化塗料を開発し、シェア拡大を進めております。(2) 重防食分野においては、社会インフラの整備や維持につながる長期防食性、超耐候性等の性能を有し、VOC削減にもつながる水性塗料やハイソリッド塗料、無溶剤塗料の開発を重点的に行っています。また、コンクリート用塗料では、はく落防止性などの機能を持った塗料の開発に注力しています。 併せて近年注目されている再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電等の海洋構造物に適した製品の開発にも努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道向け軌道用及び船舶機器据付け用充填材、スマートフォンなどの各種ディスプレーに使用されるフィルムや車載用フィルム等への機能性付与、車のヘッドライトカバーの保護、車体を傷から保護するペイントプロテクションフィルム等高機能製品の開発・改良に努めております。(4) またVOCを含まない粉体塗料と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても日本国内をはじめとして中国、韓国、東南アジアなど、グローバルにビジネス展開可能な製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 (コンテナ用塗料分野)世界の貿易や物流に使用されるコンテナは90%以上が中国で製造されており、中国のVOC規制に対応した製品が必要とされております。コンテナ用塗料分野ではVOCの排出量を大幅に削減できる水系塗料を中心にコスト競争力のある製品の研究開発に取組み、これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (塗料用樹脂原材料分野)塗料用樹脂の研究開発を自社で行い、塗料製品の高性能化及び環境負荷低減など多様な顧客ニーズに対応しております。また塗料製品の安定供給及びコスト変動を最小限に抑えることにも寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2023|2,359 文字
6【研究開発活動】当社グループは、グローバルで市場ニーズに適合した製品開発を行い、地球環境への負荷を低減した高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。高機能を有し顧客のニーズに対応した製品の開発をはじめとして、SDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギーや省資源、温室効果ガス削減やVOCなどの有害物質の削減に加えて、石油からバイオマス由来原材料への転換に対応したサステナブルな製品開発を推進し、得意分野である船舶用塗料をはじめ、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。更に当社独自技術の権利化を推進し、グローバルな戦略的特許網の構築も進めております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、自社開発に加えてオープンイノベーションやDXを活用し製品開発の促進を図っております。また当社のグローバルネットワークを生かし、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制を構築しております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,573百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 (船舶用塗料分野)(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況、更に近年進む地球温暖化に伴う高い海洋生物活性環境下においても優れた防汚性能を発揮し、併せて二酸化炭素排出量削減にも貢献できる低燃費技術を兼備する船底防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に更なる新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ防汚塗料の開発、更に環境負荷低減に貢献する新規素材を導入した防汚塗料の研究開発も行っております。また、外部との共同研究や連携も行いながら船舶性能解析技術も深化させ、DXを活用しビッグデータによる船舶の就航解析や燃費性能解析を行うサービスも提供し、低燃費で航行するために最適な防汚塗料のご提案なども行っております。(2) 防食塗料分野では、各種用途に応じてVOC排出規制に対応したハイソリッド、無溶剤及び水系などの各種塗料の開発や、国際海事機関のバラストタンク及びカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発に加え、脱石油由来原材料適用の取り組みを行っております。また、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品、メンテナンスサイクル延長を可能とする製品など、より使い易く、海外ニーズにも応えたグローバルに対応可能な製品の開発・改良に努めております。(3) 更にこれら船舶塗料分野の技術を再生可能エネルギーなどの海洋開発分野へ水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (工業用塗料分野)(1) 住宅建材用途では、顧客ニーズに沿った木質建材用塗料や窯業系外装建材用塗料などの開発を行っております。木質建材用塗料のなかでもフロアー用塗料では特に高い製品開発力を有しており、コロナウイルス感染対策のニーズに即し抗ウイルス機能を付与した無溶剤UV硬化塗料や植物由来原料を使用したフロアー向け無溶剤UV硬化塗料を開発し、その製品ラインナップの充実を進めています。窯業系外装建材用塗料では、外装建材の耐久性向上を目的とした塗料開発を水性塗料で行っております。また木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を塩ビフロアーや内装建材にも応用展開しシェア拡大を進めています。(2) 重防食分野においては、社会インフラの整備や維持につながる長期防食性、超耐候性等の性能を有し、VOC削減にもつながる水性塗料やハイソリッド塗料、無溶剤塗料の開発を重点的に行っています。また、コンクリート用塗料では、はく落防止性などの機能を持った塗料の開発に注力しています。 併せて近年注目されている再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電等の海洋構造物に適した製品の開発にも努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道用及び船舶機器据付け用充填材、スマートフォンなどの各種ディスプレーに使用されるフィルムや車載用フィルム等への機能性付与や、車のヘッドライトカバーを保護するといったプラスチック用各種機能性塗料などの高機能製品の開発・改良に努めております。(4) またVOCを含まない粉体塗料と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにしたグローバルな製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 (コンテナ用塗料分野)世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、環境対応を重視した水系塗料を中心にコスト競争力のある製品の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 (塗料用樹脂原材料分野)塗料の環境負荷低減や高機能化に大きく寄与する樹脂の開発を自社で行うことで新規塗料製品開発を促進し、更にグループ内での樹脂製造により、コスト削減や原材料の安定確保にも寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2022|2,187 文字
5【研究開発活動】当社グループは、グローバルで市場ニーズに適合した製品開発を行い、地球環境への負荷を低減した高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。高機能を有し顧客のニーズに対応した製品の開発をはじめとして、SDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギーや省資源、温室効果ガス削減やVOCなどの有害物質の削減といった環境保全に加えて、石油からバイオマス由来原材料への転換に対応したサステナブルな製品開発を推進し、得意分野である船舶用塗料をはじめ、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。また当社独自技術の権利化を推進し、グローバルな戦略的特許網の構築も進めております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,561百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 (船舶用塗料分野)(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況においても高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費技術を兼備する船底防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に更なる新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ防汚塗料の開発、更に環境負荷低減に貢献する新規素材を導入した防汚塗料の研究開発も行っております。また、DXを活用しビッグデータによる船舶の就航解析や燃費性能解析を行うサービスも提供し、低燃費で航行するために最適な防汚塗料のご提案なども行っております。(2) 防食塗料分野では、各種用途に応じてVOC排出規制に対応したハイソリッド、無溶剤及び水系などの各種塗料の開発や、国際海事機関のバラストタンク及びカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発を行っております。また、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品など、より使い易く、海外ニーズにも応えたグローバルに対応可能な製品の開発・改良に努めております。(3) 更にこれら船舶塗料分野の技術を再生可能エネルギーなどの海洋開発分野へ水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (工業用塗料分野)(1) 住宅建材用途では、顧客ニーズに沿った木質建材用塗料や窯業系外装建材用塗料などの開発を行っております。木質建材用塗料のなかでもフロアー用塗料では特に高い製品開発力を有しており、コロナウイルス感染対策のニーズに即し抗ウイルス機能を付与した無溶剤UV硬化塗料を一早く開発・上市し、更にバイオマス由来原料を使用したフロアー向け無溶剤UV硬化型塗料の開発にも成功しております。窯業系外装建材用塗料では、外装建材の耐久性向上を目的とした塗料開発を水性塗料で行っております。また木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を塩ビフロアーや内装建材にも応用展開しシェア拡大を進めています。(2) 重防食分野においては、社会インフラの整備や維持につながる長期防食性、超耐候性等の性能を備えた水性塗料やハイソリッド塗料、無溶剤塗料の開発を重点的に行っています。また、コンクリート用塗料では、はく落防止性を有した塗料の開発に注力しています。 併せて近年注目されている再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電等の海洋構造物に適した製品の開発にも努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道用及び船舶機器据付け用充填材、スマートフォンディスプレーに使用されるフィルムや車載用フィルム等への機能性付与や、車のヘッドライトカバーを保護するといったプラスチック用各種機能性塗料などの高機能製品の開発・改良に努めております。(4) またVOCを含まない粉体塗料と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにしたグローバルな製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 (コンテナ用塗料分野)世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、環境対応を重視した水系塗料を中心にコスト競争力のある製品の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 (塗料用樹脂原料分野)塗料の環境負荷低減や高機能化に大きく寄与する樹脂の開発を自社で行うことで新規塗料製品開発を促進し、更にグループ内での樹脂製造により、コスト削減や原材料の安定確保にも寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2021|2,012 文字
5【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、地球環境への負荷を低減した高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。特にSDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギーや省資源、温室効果ガス削減やVOCなどの有害物質の削減といった環境保全に対応したサステナブルな製品や、高機能を有し顧客のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料をはじめ、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,667百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 (船舶用塗料分野)(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況においても高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費技術を兼備する防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ、更に環境への負荷を低減した新規素材を導入した船底防汚塗料を研究開発しております。また、ビッグデータを活用して船舶の就航解析を行うサービスも提供し、効率的に航行するために最適な防汚塗料のご提案なども行っております。(2) 防食塗料分野では、各種用途に応じてVOC排出規制に対応したハイソリッド、無溶剤及び水系などの各種塗料の開発や、国際海事機関のバラストタンク及びカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発を行っております。また、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) 更にこれら船舶塗料分野の技術を海洋開発分野へ水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 (工業用塗料分野)(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC規制・特化則に対応できる無溶剤や水系タイプの塗料及び塗装系の開発をはじめ、昨年来流行しているコロナウイルス対策のニーズに対応した抗ウイルス機能を有する製品開発にも注力しビジネス展開を開始しております。 更に木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を塩ビフロアーや内装建材へも水平展開しシェア拡大を進めております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しく機能性の高い塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性や遮熱性などの性能を備えた塗料や、水中硬化塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物に適した長期耐久性塗料の開発・改良に努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道用及び船舶機器据付け用充填材、スマートフォンディスプレーに使用されるフィルム等への機能性付与や、車のヘッドライトカバーを保護するといったプラスチック用各種機能性塗料、コンクリート保護やはく落防止性を有したコンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) VOCを含まない粉体塗料と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 (コンテナ用塗料分野)世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、環境対応を重視した水系塗料を中心にコスト競争力のある製品の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 (塗料用樹脂原料分野)塗料の環境負荷低減や高機能化に大きく寄与する樹脂の開発を自社で行うことで新規塗料製品開発を促進し、更にグループ内での樹脂製造により、コスト削減にも寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2020|1,884 文字
5【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、高品質かつ収益性の高い製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。現在の研究開発は、SDGsで掲げられた課題解決を念頭に省エネルギー、温室効果ガス削減やVOC削減といった環境保全および省資源、更に工程合理化や顧客の利便性を追求した高機能化等のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,802百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 船舶用塗料分野(1) 世界のあらゆる海域や各船種、さまざまな運航状況においても高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費技術を兼備する防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプ、更に新規素材を導入した船底防汚塗料を研究開発しております。(2) 新造船用塗料では環境対応型の防食塗料や、塗装工程の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) 各種用途に応じてVOC排出規制に対応したハイソリッド、無溶剤および水系などの各種塗料の開発や、国際海事機構のバラストタンクおよびカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発を行っております。(4) 更にこれら船舶塗料分野の技術を海洋開発分野へ水平展開しております。 これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。 工業用塗料分野(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC規制・特化則に対応できる塗料および塗装系の開発に注力し、無溶剤や水系タイプの塗料開発に取り組んでおります。更に木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を塩ビフロアーや内装建材へも水平展開を進めております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しく機能性の高い塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性や遮熱性などの性能を備えた塗料や、水中硬化塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物に適した長期耐久性塗料の開発・改良に努めております。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道用および船舶機器据付け用充填材、スマートフォンディスプレーに使用されるフィルム等に機能を付与するプラスチック用各種機能性塗料、コンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) 全般にVOCを抑制した塗料(粉体塗料、水系塗料を含む)と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。 コンテナ用塗料分野世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、新たな顧客ニーズに迅速に対応しながら、塗装仕様も考慮した製品開発と製品改良に力を注いでおります。更には、環境対応を重視した低臭気型塗料や水系塗料等の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 塗料用樹脂原料分野塗料の開発改良およびコスト削減に重要な要素である樹脂原料の研究開発に取り組んでおり、グループ内での樹脂製造や新規塗料製品の創出に寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2019|1,801 文字
5【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、高品質な製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。現在の研究開発は、世界的なトレンドである省エネルギー、温室効果ガス削減やVOC削減といった環境保全、省資源、工程合理化や顧客の利便性を追求した高機能化等のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,845百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 船舶用塗料分野(1) 世界のあらゆる海域や各船種において高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費技術を兼備する防汚塗料の研究開発を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプの船底防汚塗料を開発しております。 この他各種の船底防汚技術の開発を行っており、これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。(2) 新造船用塗料では環境対応型の防食塗料や、塗装の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) 各種用途に応じてVOC排出規制に対応したハイソリッド型塗料、無溶剤型塗料、水系塗料の開発や、国際海事機構のバラストタンクおよびカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する高性能防食塗料の開発を行っております。(4) 更にこれら船舶塗料分野の技術を海洋開発分野へ水平展開しております。 工業用塗料分野(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC規制・特化則に対応できる塗料および塗装系の開発に注力し、無溶剤型、水系型等の開発を進めております。また、木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を他の分野にも用途展開しております。これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しい塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性塗料、水中硬化機能、遮熱塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物用の長期耐久性を有する塗料の開発・改良に努めています。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道用及び船舶機器据付け用充填材、プラスチック用各種機能性塗料、コンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) 全般にVOCを抑制した塗料(粉体塗料、水系塗料を含む)と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 コンテナ用塗料分野世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、新たな顧客ニーズに迅速に対応しながら、塗装仕様も考慮した製品開発と製品改良に力を注いでおります。更には、環境対応を重視した低臭気型塗料や水系塗料等の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 塗料用樹脂原料分野塗料の開発改良およびコスト削減に重要な要素である樹脂原料の研究開発に取り組んでおり、グループ内での樹脂製造や新規塗料製品の創出に寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2018|1,749 文字
5【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、高品質な製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。現在の研究開発は、世界的なトレンドである省エネルギー、温暖化ガス削減、省資源、環境保全、工程合理化や顧客の利便性を追求した高機能化等のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,840百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 船舶用塗料分野(1) 世界のあらゆる海域や各船種において高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費型の船底防汚塗料の開発・改良を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面自由エネルギーを制御したシリコーンタイプの船底防汚塗料を開発しております。 この他各種の船底防汚技術の開発を行っており、これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。(2) 新造船用塗料では環境対応型の防食塗料や、塗装の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) VOC排出規制、国際海事機構のバラストタンクおよびカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する各種ハイソリッド型塗料、無溶剤型塗料、水系塗料等の開発を行っております。(4) 更にこれら船舶塗料分野の技術を海洋開発分野へ水平展開しております。 工業用塗料分野(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC総量規制に対応できる塗装系の開発に注力し、無溶剤型、水系型等の開発を進めております。また、木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を他の分野に用途展開しております。これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しい塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性塗料、水中硬化機能、遮熱塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物用の長期耐久性を有する塗料の開発・改良に努めています。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道軌道てん充材、プラスチック用機能性塗料、コンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) 全般にVOCを抑制した塗料(粉体塗料、水系塗料を含む)と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 コンテナ用塗料分野世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、新たな顧客ニーズに迅速に対応しながら、塗装仕様も考慮した製品開発と製品改良に力を注いでおります。更には、環境対応を重視した低臭気型塗料や水系塗料等の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 塗料用樹脂原料分野塗料の開発改良及びコスト削減に重要な要素である樹脂原料の研究開発に取り組んでおり、グループ内での樹脂製造や新規塗料製品の創出に寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2017|1,706 文字
6【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、高品質な製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。現在の研究開発は、世界的なトレンドである省エネルギー、温暖化ガス削減、省資源、環境保全、工程合理化や顧客の利便性を追求した高機能化等のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,859百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 船舶用塗料分野(1) 世界のあらゆる海域において高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費型の船底防汚塗料の開発・改良を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面エネルギーを制御したシリコーンタイプの船底防汚塗料を開発しております。 この他各種の船底防汚技術の開発を行っており、これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。(2) 新造船用塗料では環境対応型の防食塗料や、塗装の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) VOC排出規制、国際海事機構のバラストタンクおよびカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する各種ハイソリッド型塗料、無溶剤型塗料、水系塗料等の開発を行っております。 工業用塗料分野(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC総量規制に対応できる塗装系の開発に注力し、無溶剤型、水系型等の開発を進めております。また、木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を他の分野に用途展開しております。これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しい塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性塗料、水中硬化機能、遮熱塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物用の長期耐久性を有する塗料の開発・改良に努めています。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道軌道てん充材、プラスチック用機能性塗料、コンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) 全般にVOCを抑制した塗料(粉体塗料、水系塗料を含む)と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 コンテナ用塗料分野世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、新たな顧客ニーズに迅速に対応しながら、塗装仕様も考慮した製品開発と製品改良に力を注いでおります。更には、環境対応を重視した低臭気型塗料や水系塗料等の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 塗料用樹脂原料分野塗料の開発改良及びコスト削減に重要な要素である樹脂原料の研究開発に取り組んでおり、グループ内での樹脂製造や新規塗料製品の創出に寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。
FY2016|1,706 文字
6【研究開発活動】当社グループは、市場ニーズに適合した製品開発を行い、高品質な製品をタイムリーに供給することを基軸として研究開発活動を行っております。現在の研究開発は、世界的なトレンドである省エネルギー、温暖化ガス削減、省資源、環境保全、工程合理化や顧客の利便性を追求した高機能化等のニーズに対応した製品の開発を推進し、得意分野である船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料の各分野で競争力のある基幹製品群の更なる拡充を目指しております。研究開発の体制は、日本の広島県大竹市と滋賀県野洲市にある研究開発部門が基幹技術の研究開発にあたり、中国の上海、韓国、シンガポール、オランダにある技術部門が補完する体制となっております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,787百万円であり、研究開発の活動状況は次のとおりであります。なお、研究開発については、塗料の分野別に研究開発を行っていることから、各分野別に記載しております。 船舶用塗料分野(1) 世界のあらゆる海域において高い防汚性能を発揮し、併せて環境対策、省エネ・省力化を考慮した低燃費型の船底防汚塗料の開発・改良を重点的に行っております。その研究成果を基に各種の新規加水分解型防汚塗料や塗膜表面エネルギーを制御したシリコーンタイプの船底防汚塗料を開発しております。 この他各種の船底防汚技術の開発を行っており、これらは主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。(2) 新造船用塗料では環境対応型の防食塗料や、塗装の合理化、省力化に寄与する製品等、より使い易くまた海外ニーズにも応えた製品の開発・改良に努めております。(3) VOC排出規制、国際海事機構のバラストタンクおよびカーゴタンクの塗装標準化等に対応した長期耐久性と環境対応を兼備する各種ハイソリッド型塗料、無溶剤型塗料、水系塗料等の開発を行っております。 工業用塗料分野(1) 住宅フロアー等の木質建材用塗料では顧客ニーズに沿った製品の開発と改良を実施するとともに、無機建材用塗料の開発にも注力することにより市場シェアを確保してまいりました。特に木質建材用塗料については、VOC総量規制に対応できる塗装系の開発に注力し、無溶剤型、水系型等の開発を進めております。また、木質建材用塗料の研究で培ったUV硬化技術を他の分野に用途展開しております。これらは主として滋賀県野洲市の研究開発部門が担当しております。(2) 一般の重防食分野においては環境に優しい塗料の開発というコンセプトを基本に市場ニーズである長期防食性、超耐候性、耐汚染性塗料、水中硬化機能、遮熱塗料、水系塗料等の開発・改良を行っております。 併せて、近年増加している海洋構造物用の長期耐久性を有する塗料の開発・改良に努めています。(3) その他にも特殊な技術を要する電波吸収塗料、鉄道軌道てん充材、プラスチック用機能性塗料、コンクリート用塗料などの開発・改良に努めております。(4) 全般にVOCを抑制した塗料(粉体塗料、水系塗料を含む)と塗装システムの開発を進めており、既存顧客だけでなく新規市場への展開を図るべく研究開発を重ねております。(5) 工業用塗料においても中国、韓国、東南アジアをはじめとし、世界をターゲットにした塗料製品の研究開発を行っております。 コンテナ用塗料分野世界中で運用されるコンテナには常に防食性・耐候性の優れた製品が求められますが、新たな顧客ニーズに迅速に対応しながら、塗装仕様も考慮した製品開発と製品改良に力を注いでおります。更には、環境対応を重視した低臭気型塗料や水系塗料等の研究開発を進めております。これらコンテナ用塗料は主として広島県大竹市の研究開発部門と新造コンテナの90%以上が製造されている中国に拠点をおく上海の技術部門が担当しております。 塗料用樹脂原料分野塗料の開発改良及びコスト削減に重要な要素である樹脂原料の研究開発に取り組んでおり、グループ内での樹脂製造や新規塗料製品の創出に寄与しております。これら塗料用樹脂原料は主として広島県大竹市の研究開発部門が担当しております。