サンバイオ(4592)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 9 | -19 | -18 | -17 | -39.9 | -40.9 | 0.0 | 72.8 |
| FY2018 | 5 | -44 | -39 | -12 | -461.9 | -86.9 | 0.0 | 16.1 |
| FY2019 | 7 | -37 | -29 | -50 | -32.8 | -60.2 | 0.0 | 63.5 |
| FY2020 | 4 | -55 | -52 | -58 | -47.2 | -100.9 | 0.0 | 69.4 |
| FY2021 | — | -58 | -34 | -10 | -40.5 | -65.4 | 0.0 | 61.0 |
| FY2022 | — | -66 | -47 | -66 | -229.8 | -90.3 | 0.0 | 31.0 |
| FY2023 | — | -79 | -56 | -74 | -125.5 | -96.0 | 0.0 | 56.5 |
| FY2024 | — | -45 | -26 | -48 | -94.7 | -40.5 | 0.0 | 51.3 |
| FY2025 | — | -35 | -29 | -36 | -163.6 | -41.9 | 0.0 | 45.1 |
| FY2026 | — | -38 | -38 | -40 | -28.2 | -52.6 | 0.0 | 85.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:0/25 主要モート:none 持続性:判定中
サンバイオは再生医療等製品の研究開発型バイオベンチャーであり、現時点で確立されたブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPによる持続的な競争優位性は確認できない。事業の成否は将来の研究開発成果に依存する。
再生医療等製品は、その性質上、医療機関や患者が既存の治療法から乗り換える際のスイッチングコストは低いと考えられる。製品の有効性、安全性、コストが主な選択要因となる。
再生医療等製品は、個別の製品開発であり、ユーザー数の増加によって製品価値が増大するネットワーク効果は発生しない。プラットフォームビジネスとは異なる。
バイオベンチャーは研究開発費が先行し、製品化後の製造コストも高額になる傾向がある。現時点でコスト優位性を確立しているとは言えない。将来的なスケールメリットや製造技術革新によるコスト低減の可能性はある。
サンバイオは単一の事業領域に特化しており、業界規模に対して最適な少数寡占を形成するような規模の経済性は現時点では見られない。今後の事業拡大による規模の経済性の発現は不透明。
競合との比較優位
強気シナリオ
主要パイプラインである慢性期脳梗塞に対する硬膜順化間葉系幹細胞(SB623)の米国での第3相臨床試験で良好な結果が得られ、承認申請に至る。
その他のパイプライン(緑内障、骨関節炎など)も順調に進捗し、将来的な収益源となる。
グローバル製薬企業との大型提携やライセンスアウトが実現し、開発資金の確保と収益化が進む。
弱気シナリオ(モート侵食)
主要パイプラインの臨床試験で期待された効果が得られず、開発が中止または遅延する。
規制当局(FDAなど)の承認が得られず、製品化に至らない。
追加の資金調達が困難になり、経営破綻のリスクが高まる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
サンバイオへの投資が失敗するシナリオは、主にその中核となる研究開発プロジェクトの失敗である。具体的には、慢性期脳梗塞治療薬SB623の臨床試験において、主要評価項目を達成できず、有効性が証明されない場合である。さらに、FDAなどの規制当局が、その有効性や安全性に疑問を呈し、承認を見送る、あるいは追加の厳しい試験を要求する可能性も考えられる。また、競合他社がより優れた治療法を先に開発・承認させることで、サンバイオの製品の市場価値が低下するリスクもある。加えて、バイオベンチャー特有の資金調達リスクも無視できない。臨床試験の長期化や失敗により、追加の資金調達が困難になり、事業継続が不可能になるというシナリオも十分に考えられる。
5年後のモート予測
SB623の米国承認・上市が実現し、早期に売上を計上。他のパイプラインも進展し、提携による収益も期待できる。大幅な成長を遂げる。
SB623の臨床試験は進捗するものの、承認時期は遅延。一部パイプラインは開発継続も、収益化には時間を要する。資金調達を継続しながら事業を維持する。
SB623の臨床試験が失敗し、開発中止。他のパイプラインも進展せず、資金繰りが悪化。事業継続が困難な状況に陥る。