4519

中外製薬(4519)に経済的な堀はあるか

医薬品 医薬品

株価

現在株価
6,934
2026-09-01
時価総額
130,633 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 4,918 769 536 287 8.3 98.1 52.0 80.1
FY2017 5,342 989 727 709 10.5 133.0 62.0 81.2
FY2018 5,798 1,243 925 450 12.2 169.1 86.0 82.2
FY2019 6,862 2,106 1,576 1,249 18.5 287.8 140.0 80.6
FY2020 7,869 3,012 2,147 1,067 21.9 130.7 79.3
FY2021 9,998 4,219 3,030 1,607 25.5 184.3 76.0 77.2
FY2022 12,599 5,333 3,744 981 26.3 227.6 78.0 76.2
FY2023 11,114 4,392 3,255 3,726 20.0 197.8 80.0 84.1
FY2024 11,706 5,420 3,873 2,202 20.4 235.4 98.0 86.1
FY2025 12,579 5,988 4,340 1,850 21.4 263.7 272.0 82.1

バフェット流モート診断

無形資産
●●●●○
4/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:11/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産4/5

中外製薬は、ロシュグループとの緊密な連携により、最先端のバイオテクノロジーと創薬プラットフォーム(抗体エンジニアリング、遺伝子工学等)へのアクセスを確保している。これにより、革新的な新薬開発における強力な知的財産(IP)と技術的優位性を構築している。特に、がん領域におけるパイプラインの強さが際立つ。

スイッチングコスト3/5

医薬品は、有効性、安全性、副作用プロファイル、そして医師や患者の慣れ親しみが乗り換えの障壁となる。特に中外製薬が強みを持つがん領域では、治療プロトコルへの組み込みや、既存治療薬との併用療法における実績が、スイッチング・コストを形成する。

ネットワーク効果0/5

医薬品開発・販売において、直接的なネットワーク効果は限定的である。患者数が増加しても、個々の製品の価値が直接的に向上するわけではない。

コスト優位1/5

医薬品の製造コストは重要だが、中外製薬の競争優位性は主に研究開発力と製品力に依存しており、構造的なコスト優位性は限定的である。ただし、ロシュグループとの連携による一部コスト効率化の可能性はある。

規模の経済3/5

中外製薬は、国内医薬品市場においてトップクラスの売上規模と研究開発投資規模を誇る。この規模は、大規模な臨床試験の実施や、グローバルな販売網の構築において有利に働く。しかし、グローバル製薬企業全体で見ると、まだ規模の面で追随する立場である。

競合との比較優位

強気シナリオ

ロシュグループとのシナジーによる革新的な新薬パイプラインの継続的な創出

がん領域における高い市場シェアとブランドロイヤルティの維持・拡大

バイオ医薬品分野における技術的リーダーシップの強化

弱気シナリオ(モート侵食)

主力医薬品の特許切れに伴うジェネリック医薬品の台頭

新薬開発における臨床試験の失敗や遅延

薬価改定や規制強化による収益性の悪化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

中外製薬の投資が失敗するには、まずロシュグループとの連携が弱まり、最先端の創薬プラットフォームへのアクセスが失われる必要がある。次に、がん領域における強力なパイプラインが枯渇し、競合他社がより効果的で副作用の少ない治療薬を次々と投入する状況が考えられる。さらに、バイオテクノロジー分野における技術革新が急速に進み、中外製薬の既存技術が陳腐化する一方で、競合が新たなブレークスルーを達成し、市場を席巻するシナリオも想定される。加えて、厳格な薬価統制や、予期せぬ大規模な副作用問題の発生により、製品の収益性が著しく低下することも、投資の失敗につながる要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

ロシュとの連携強化と革新的なパイプラインにより、がん領域を中心に売上・利益ともに堅調な成長を続ける。バイオ医薬品のグローバルリーダーとしての地位を確立する。

中立

主力製品のライフサイクルマネジメントと新製品の上市により、安定的な成長を維持する。研究開発投資は継続し、パイプラインの質を維持する。

弱気

新薬開発の遅延や競合の攻勢により、成長が鈍化する。薬価引き下げ圧力や特許切れの影響が業績を圧迫するリスクがある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 130,633億
2. 健全な財務 自己資本比率 82.1%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 5.0%
6. 適度なPER PER 30.1倍
7. 適度なPBR PBR 6.45倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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