4483

JMDC(4483)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
3,465
2026-09-01
52週高値
2,805
52週安値
2,620
時価総額
2,094 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

7年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2020 122 22 15 -8 11.6 62.9 0.0 48.7
FY2021 168 37 25 -59 8.8 46.5 0.0 48.8
FY2022 218 48 33 -43 10.5 57.9 10.0 50.2
FY2023 278 59 43 -187 6.6 71.2 12.0 65.5
FY2024 324 70 46 -249 6.5 71.8 14.0 57.6
FY2025 417 87 73 112 9.3 111.3 16.0 54.6
FY2026 505 105 68 -20 8.0 103.4 18.0 52.8

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
○○○○○
0/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

JMDCは、日本最大級の医療ビッグデータプラットフォームを運営しており、そのデータ量と質は他社に対する参入障壁となっている。約4,000万件のレセプトデータと健診データ等を保有し、製薬企業や研究機関へのデータ提供、分析サービスで収益を上げている。このデータ資産は、長年の蓄積と高度なデータ管理技術に裏打ちされている。

スイッチングコスト3/5

製薬企業や研究機関は、JMDCの持つ大規模かつ質の高い医療ビッグデータを利用することで、新薬開発の効率化や臨床試験の精度向上に繋げている。一度このプラットフォームに慣れ、分析プロセスに組み込んだ顧客が、他社へ乗り換えるには、データの移行コスト、分析手法の再構築、新たなデータセットの構築など、相当な時間とコストがかかる可能性がある。

ネットワーク効果0/5

現時点では、JMDCのプラットフォームは主にデータ提供者(医療機関等)とデータ利用者(製薬企業等)の間の仲介機能に留まっており、ユーザーが増えることでプラットフォーム自体の価値が指数関数的に高まるようなネットワーク効果は限定的である。

コスト優位0/5

JMDCのビジネスモデルは、データ収集・管理・分析能力に依存しており、構造的に他社より安価にサービスを提供できるコスト優位性は見られない。むしろ、データセキュリティや高度な分析基盤の維持には多額の投資が必要である。

規模の経済3/5

JMDCは、日本国内における医療ビッグデータ分野で圧倒的なシェアを誇り、その規模は他社を凌駕している。約4,000万件という保有データ量は、業界内でも突出しており、この規模がデータ分析の精度や多様性を高め、競争優位性を築いている。しかし、医療データという性質上、グローバル展開や他分野への急激な拡大は限定的である。

競合との比較優位

強気シナリオ

医療ビッグデータの活用ニーズの高まりによるデータ提供・分析サービス事業の拡大。

保有データの質・量の優位性を活かした新たなサービス(ゲノム情報連携等)の開発・展開。

データセキュリティとプライバシー保護技術の高度化による顧客からの信頼維持・向上。

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社の参入や、公的機関によるデータ集約・管理の強化。

医療データに関する規制強化やプライバシー保護要請の高まりによる事業活動の制約。

データ分析技術の陳腐化や、新たな分析手法への対応遅れ。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

JMDCの投資が失敗するには、まず医療ビッグデータ市場そのものが期待ほど成長しない、あるいは政府主導で公的なデータベースが構築され、JMDCのデータ資産の優位性が失われるシナリオが考えられる。また、データプライバシーに関する規制が極めて厳格化され、現在のビジネスモデルの継続が困難になる、あるいはサイバー攻撃等により保有データが流出し、信頼を完全に失う可能性もある。さらに、AI技術の急速な進化により、JMDCが保有するデータよりも、リアルタイムで生成されるデータや、より高度な分析アルゴリズムが重要視されるようになり、現在のデータ資産の価値が相対的に低下することも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、JMDCの競争優位性は大きく損なわれるだろう。

5年後のモート予測

強気

医療ビッグデータ市場の成長とJMDCのデータ基盤の優位性を背景に、データ提供・分析サービスが堅調に拡大。新サービス展開も成功し、売上・利益ともに着実な成長を続ける。

中立

医療ビッグデータ市場は緩やかに成長。JMDCは既存事業を維持しつつ、データ活用に関する規制動向に注視しながら、安定的な収益基盤を維持する。

弱気

競合の台頭や規制強化により、データ提供・分析サービスの成長が鈍化。新たな収益源の確保に苦戦し、売上・利益ともに伸び悩む、あるいは減少する。

直近の適時開示

同業他社

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