トビラシステムズ(4441)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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8年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2019 | 10 | 4 | 2 | 3 | 24.8 | 25.5 | 0.0 | 76.4 |
| FY2020 | 12 | 5 | 3 | 2 | 23.9 | 31.3 | 10.8 | 81.7 |
| FY2021 | 14 | 6 | 4 | -2 | 25.9 | 37.3 | 12.9 | 68.6 |
| FY2022 | 17 | 5 | 3 | 5 | 18.8 | 30.7 | 10.6 | 64.1 |
| FY2023 | 21 | 7 | 5 | 11 | 24.2 | 49.1 | 17.0 | 58.6 |
| FY2024 | 24 | 8 | 6 | 12 | 24.6 | 57.8 | 20.0 | 56.0 |
| FY2025 | 28 | 9 | 6 | 4 | 24.1 | 61.6 | 21.3 | 48.2 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 20.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
迷惑情報対策サービスにおける長年の実績と、警察庁や自治体との連携による信頼性が無形資産となっている。特に、不正利用対策や特殊詐欺対策におけるノウハウは、後発企業が容易に模倣できない強みを持つ。
自治体や警察からの委託事業が多く、一度導入されたサービスは、その信頼性や実績から他社への切り替えが起こりにくい。また、迷惑情報データベースの構築・維持にはコストと時間がかかるため、乗り換え障壁は一定程度存在する。
現時点では、ユーザーが増えることでサービスの価値が飛躍的に向上するようなネットワーク効果は限定的である。
特筆すべきコスト優位性は見られない。サービス提供における技術的な優位性や規模の経済によるコスト削減効果は限定的と推測される。
迷惑情報対策市場においては一定のシェアを持つものの、業界全体が巨大な規模を持つわけではなく、最適化された少数寡占状態とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
特殊詐欺対策など、社会的なニーズの高まりによる事業拡大
自治体や警察との連携強化による新規契約の獲得
AI技術などを活用した迷惑情報検知精度の向上とサービス拡充
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の参入による価格競争の激化
技術革新への対応遅れによるサービス陳腐化
個人情報保護規制の強化による事業への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
トビラシステムズの投資が失敗するには、まず社会的な迷惑情報対策への関心と予算が大幅に低下し、同社が長年培ってきた警察庁や自治体との信頼関係が失われる必要がある。さらに、競合他社がより低コストで同等以上の迷惑情報検知・対策サービスを迅速に開発・提供できるようになり、自治体や警察がそれらを積極的に採用するようになるシナリオも考えられる。また、AI技術の進化が同社の既存技術を陳腐化させ、かつ同社がその進化に追随できなくなることも、失敗要因となり得る。個人情報保護への懸念が過度に高まり、迷惑情報対策そのものの実施が困難になるような法規制の変更も、事業基盤を揺るがす可能性がある。
5年後のモート予測
特殊詐欺対策需要の拡大と自治体・警察との連携強化により、迷惑情報対策サービス事業が堅調に成長。AI活用によるサービス高度化で新規顧客獲得も進み、売上・利益ともに安定成長を続ける。
社会的な迷惑情報対策への関心は維持されるものの、競合の参入や価格圧力により成長率は緩やかに推移。既存事業の維持・拡大に注力し、安定した収益基盤を保つ。
競合激化や技術革新への対応遅れにより、既存事業のシェアが低下。新規事業の育成も進まず、売上・利益ともに減少傾向に転じる。社会的なニーズの変化も逆風となる。