アクリート(4395)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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9年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2018 | 13 | 2 | 2 | 1 | 18.4 | 30.2 | 0.0 | 79.8 |
| FY2019 | 14 | 3 | 2 | 2 | 16.6 | 31.1 | 0.0 | 82.2 |
| FY2020 | 17 | 3 | 2 | 2 | 19.0 | 43.4 | 10.0 | 77.8 |
| FY2021 | 28 | 5 | 3 | -1 | 18.3 | 53.0 | 10.0 | 64.4 |
| FY2022 | 62 | 12 | 9 | 5 | 39.1 | 146.5 | 10.0 | 33.6 |
| FY2023 | 54 | 3 | 0 | 1 | 1.5 | 5.9 | 5.0 | 39.6 |
| FY2024 | 63 | 3 | 1 | 1 | 3.5 | 12.9 | 0.0 | 49.3 |
| FY2025 | 88 | 5 | 3 | -11 | 7.5 | 46.5 | 10.0 | 48.5 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 10.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
アクリートは特定のブランド力や特許、規制ライセンスを強みとする事業モデルではない。主に技術力とサービス提供能力に依存しており、これらは無形資産としての持続的競争優位性は限定的。
同社が提供する株主総会招集通知等の電子提供サービスは、上場企業にとって法対応や情報伝達の効率化に不可欠であり、導入後の切り替えにはシステム改修や運用変更のコストが発生する。そのため、一定のスイッチング・コストが存在する。
株主総会電子提供サービスは、個々の企業と株主の間の情報伝達が主であり、プラットフォームとしてのユーザー増加による価値向上のネットワーク効果は期待できない。
同社のビジネスモデルは、技術開発やシステム運用にコストがかかるため、構造的なコスト優位性を築くことは難しい。競合他社との価格競争力は、サービス品質や機能で差別化を図ることで維持される。
上場企業向けのサービスであり、一定の規模を持つことでシステム開発や運用効率を高めることは可能だが、業界全体が巨大なわけではなく、最適化された少数寡占を形成するほどの規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
株主総会電子提供制度の普及に伴う市場拡大
サービスの高付加価値化による顧客単価の上昇
新規サービス開発による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の参入による価格競争の激化
株主総会電子提供制度の法改正による事業環境の変化
システム障害やセキュリティインシデントによる信頼失墜
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アクリートへの投資が失敗するには、株主総会電子提供サービス市場が期待ほど成長しない、あるいは既存の株主総会運営支援システムを提供する企業が、より低コストで同様の電子提供サービスを容易に提供できるようになる必要がある。また、法改正により電子提供義務が緩和されたり、株主が紙媒体での通知を強く求めるようになり、電子提供のメリットが薄れるシナリオも考えられる。さらに、同社のシステムがサイバー攻撃を受け、情報漏洩やサービス停止といった重大なインシデントが発生し、顧客からの信頼を完全に失うことも、投資の失敗に繋がりうる。
5年後のモート予測
株主総会電子提供制度の普及とサービスの高付加価値化により、売上・利益ともに着実な成長を続ける。新規顧客獲得も順調に進み、市場シェアを拡大する。
株主総会電子提供制度の普及は進むものの、競合の参入により価格競争が生じ、利益成長は緩やかなものとなる。既存顧客の維持が重要となる。
競合の低価格攻勢や、制度変更により電子提供のメリットが薄れ、市場が縮小する。システムトラブルも発生し、業績は悪化する。