松本油脂製薬(4365)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 314 | 48 | 40 | 52 | 8.4 | 1,213.4 | 350.0 | 82.0 |
| FY2018 | 321 | 53 | 38 | 32 | 7.7 | 1,183.4 | 300.0 | 82.4 |
| FY2019 | 328 | 53 | 45 | 33 | 8.6 | 1,401.2 | 350.0 | 83.6 |
| FY2020 | 314 | 48 | 39 | 13 | 7.1 | 1,201.6 | 300.0 | 84.8 |
| FY2021 | 296 | 39 | 34 | 43 | 5.9 | 1,061.0 | 300.0 | 84.8 |
| FY2022 | 372 | 58 | 55 | 37 | 8.7 | 1,697.2 | 350.0 | 83.0 |
| FY2023 | 396 | 78 | 72 | 56 | 10.9 | 2,259.4 | 350.0 | 81.7 |
| FY2024 | 415 | 88 | 75 | -105 | 10.0 | 2,586.4 | 400.0 | 82.0 |
| FY2025 | 431 | 93 | 68 | -13 | 8.4 | 2,354.2 | 400.0 | 83.4 |
| FY2026 | 411 | 82 | 80 | 13 | 8.8 | 2,770.5 | 450.0 | 84.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
特定の医薬品中間体や機能性化学品分野でのニッチな技術力を持つ可能性があるが、公開情報からは具体的な特許やブランド力に関する詳細な情報は限定的。研究開発への投資は継続している模様。
顧客との長年の取引関係や、特定の用途に特化した製品開発による一定の顧客固定化は見られるものの、代替品の存在や顧客側の調達先多様化のリスクは否定できない。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。製品の普及や利用拡大が直接的にプラットフォーム価値を高める構造ではない。
化学品製造における効率化やスケールメリットの追求は行われていると考えられるが、原料価格の変動や競合他社とのコスト競争力に関する明確な優位性は見出しにくい。
特定のニッチ市場においては一定のシェアを持つ可能性があるが、業界全体で見ると規模の経済による圧倒的な優位性を確立しているとは言えない。グローバルな大手化学メーカーとの比較では規模は小さい。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の高付加価値化学品分野での技術革新による市場シェア拡大
新規用途開発や海外市場への展開成功による売上成長
M&Aや提携による事業ポートフォリオ強化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の業績悪化や需要減少による売上への影響
原料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による収益性の悪化
競合他社による低価格製品の投入や技術的キャッチアップ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
松本油脂製薬が長期的に競争優位性を失うシナリオは、主要顧客が競合他社へ乗り換える、あるいは代替技術が開発され既存製品の需要が陳腐化する状況である。特に、同社が依存するニッチ市場において、より低コストで同等以上の性能を持つ製品を大手化学メーカーが開発・投入した場合、価格競争に巻き込まれ収益性が悪化するリスクがある。また、環境規制の強化やサステナビリティへの要求が高まる中で、既存の製造プロセスが対応できず、多額の設備投資を余儀なくされる、あるいは新規参入が困難になることも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりが、原料調達の不安定化やコスト上昇を招き、競争力を削ぐ可能性も否定できない。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと新規市場開拓により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。ニッチ市場での地位を確立し、安定した収益基盤を維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長に合わせて微増益を続ける。原料価格や為替の変動に影響を受けやすい。
主要顧客の需要減退や競争激化により、売上・利益ともに減少傾向。コスト削減努力も追いつかず、収益性が悪化する。