ユークス(4334)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 36 | 0 | 1 | -3 | 1.4 | 6.3 | 10.0 | 56.6 |
| FY2018 | 34 | 1 | -0 | -0 | -0.7 | -3.0 | 10.0 | 49.4 |
| FY2019 | 39 | 3 | 2 | 6 | 5.7 | 25.4 | 10.0 | 37.0 |
| FY2020 | 39 | -5 | -6 | -2 | -21.0 | -74.9 | 10.0 | 33.1 |
| FY2021 | 27 | -2 | -4 | -2 | -16.0 | -48.1 | 10.0 | 34.7 |
| FY2022 | 36 | 7 | 9 | -3 | 26.5 | 106.5 | 10.0 | 83.2 |
| FY2023 | 43 | 9 | 9 | 1 | 21.8 | 103.4 | 30.0 | 84.3 |
| FY2024 | 41 | 2 | -13 | -7 | -55.4 | -160.7 | 10.0 | 72.8 |
| FY2025 | 33 | 1 | 2 | 9 | 7.9 | 23.6 | 10.0 | 77.7 |
| FY2026 | 43 | 2 | 2 | -8 | 6.7 | 21.0 | 10.0 | 63.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:2/25 主要モート:none 持続性:判定中
ユークスはゲーム開発・販売を主業とするが、特定の強力なブランドIPや特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は確認できない。過去のヒット作はあるものの、IPの永続的な競争優位性への寄与は限定的と判断される。
同社が提供するゲームは、特定のプラットフォームやサービスに依存する度合いは低い。しかし、一度購入したゲームや、ゲーム内で築き上げたプレイヤーの進行状況やコミュニティへの愛着は、完全な乗り換えを躊躇させる一定のスイッチング・コストとなり得る。
オンラインマルチプレイヤーゲームを提供しているが、ユーザー数の増加が直接的にゲームの価値を向上させるような強力なネットワーク効果は現時点では確認できない。市場における競争が激しく、特定のゲームにユーザーが集中するほどの優位性は見られない。
ゲーム開発には一定のコストがかかるが、同社が競合他社に対して構造的に低いコストで開発・販売できるような優位性は見られない。開発力やマーケティング費用において、他社との明確なコスト差は確認できない。
ゲーム業界は競争が激しく、大手企業が市場を席巻する傾向がある。ユークスは中堅規模の企業であり、業界全体の規模に対して最適な少数寡占を形成するほどの規模の経済性は現時点では限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
新規IPの創出とヒットによるブランド価値向上
既存IPの多角展開(アニメ、グッズ等)による収益源の多様化
海外市場での成功による売上拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
新作ゲームの不振による収益悪化
IPの陳腐化と競争力の低下
開発コストの増加と収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ユークスの競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が持つIPの魅力が急速に低下し、新規IPの開発も失敗し続けることである。また、開発技術やマーケティング戦略において競合他社に決定的に遅れを取り、開発コストの増大とヒット作の不在が同時に発生すれば、収益基盤が崩壊する。さらに、主要なプラットフォーム事業者や販売チャネルとの関係が悪化し、市場へのアクセスが制限されるような事態も考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社は競争の激しいゲーム市場から淘汰される可能性がある。
5年後のモート予測
新規ヒット作の創出や既存IPの活用が進み、国内外で売上が拡大。収益性が改善し、企業価値が向上する。
既存事業の維持に努めつつ、緩やかな成長を目指す。ヒット作の有無により業績は変動するが、大きな成長は見込めない。
新作の不振やIPの陳腐化が続き、競争力の低下に歯止めがかからない。収益が悪化し、事業継続が困難になるリスクが高まる。