大日精化工業(4116)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,572 | 120 | 100 | 102 | 11.3 | 107.2 | 15.5 | 45.9 |
| FY2018 | 1,674 | 131 | 84 | 33 | 8.6 | 450.3 | — | 46.8 |
| FY2019 | 1,704 | 87 | 39 | -67 | 4.0 | 208.8 | 85.0 | 49.3 |
| FY2020 | 1,551 | 49 | 40 | 93 | 4.2 | 214.2 | 77.5 | 50.1 |
| FY2021 | 1,385 | 49 | 63 | 78 | 6.1 | 342.0 | 45.0 | 51.5 |
| FY2022 | 1,219 | 74 | 62 | 9 | 5.6 | 333.7 | 80.0 | 55.1 |
| FY2023 | 1,220 | 26 | 20 | 8 | 1.8 | 108.6 | 80.0 | 58.1 |
| FY2024 | 1,198 | 46 | 37 | 76 | 3.1 | 208.0 | 110.0 | 59.9 |
| FY2025 | 1,248 | 70 | 103 | 56 | 7.9 | 599.6 | 156.0 | 65.0 |
| FY2026 | 1,243 | 76 | 81 | 70 | 5.7 | 118.3 | 220.0 | 67.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
特定の機能性色素や樹脂に関する技術的ノウハウは存在するが、特許網の強さやブランド力は限定的。競合他社も類似技術を持つ可能性があり、明確な独占的IPとは言えない。
顧客の製品開発に深く関与し、カスタマイズされた製品を提供しているため、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、代替材料の出現や顧客のコスト削減圧力により、乗り換えリスクはゼロではない。
ネットワーク効果を享受するビジネスモデルではない。
長年の製造経験による効率化の努力は見られるものの、化学業界全体として原料価格の変動や規模の経済によるコスト競争力で他社に大きく劣後するほどの優位性は確認できない。
特定分野では一定のシェアを持つものの、グローバルな化学メーカーと比較すると規模の経済は限定的。業界全体が多数のプレイヤーで構成されており、寡占化は進んでいない。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能・高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
新規事業分野(例:電子材料、ヘルスケア関連)での成功
M&Aによる事業ポートフォリオ強化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の業績悪化や需要低迷
原材料価格の高騰と製品価格への転嫁困難
競合他社の技術革新による代替品の登場
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大日精化工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた顧客との関係性やカスタマイズ能力が、競合他社のより低価格な汎用品や、より革新的な新素材によって陳腐化する必要がある。具体的には、主要顧客がコスト削減を最優先し、代替材料への切り替えを積極的に行う、あるいは、同社が注力するニッチ市場において、より強力な技術的優位性を持つ新規参入企業が現れ、市場シェアを急速に奪われるシナリオが考えられる。また、グローバルな大手化学メーカーが、同社の得意とする分野に本格参入し、規模の経済と研究開発力で圧倒する可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、同社の既存の競争優位性を侵食していくことが、投資失敗の道筋となるだろう。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと新規事業の成長により、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。特に、電子材料分野での貢献が期待される。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や為替の影響を受けやすい。
主要顧客の需要減退や競争激化により、売上・利益ともに減少。新規事業の立ち上げも遅延し、収益構造の悪化が懸念される。
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書