日本パーカライジング(4095)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,096 | 169 | 122 | 110 | 8.3 | 99.1 | 20.0 | 62.5 |
| FY2018 | 1,148 | 180 | 127 | 145 | 7.8 | 104.9 | 23.0 | 62.6 |
| FY2019 | 1,292 | 170 | 114 | 70 | 6.9 | 94.2 | 22.0 | 64.2 |
| FY2020 | 1,190 | 126 | 94 | 88 | 5.5 | 78.9 | 24.0 | 66.1 |
| FY2021 | 999 | 107 | 100 | 89 | 5.7 | 84.8 | 26.0 | 68.8 |
| FY2022 | 1,178 | 134 | 90 | 76 | 4.8 | 76.9 | 40.0 | 70.0 |
| FY2023 | 1,192 | 127 | 100 | 43 | 5.1 | 86.1 | 40.0 | 70.3 |
| FY2024 | 1,251 | 153 | 132 | 174 | 6.0 | 114.4 | 40.0 | 69.4 |
| FY2025 | 1,323 | 150 | 131 | -43 | 5.9 | 112.2 | 50.0 | 73.0 |
| FY2026 | 1,382 | 148 | 129 | 260 | 5.8 | 117.2 | 50.0 | 73.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務サマリが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な評価は困難。公開情報からは明確な無形資産の強さは確認できない。
化学製品、特に表面処理剤やコーティング剤は、顧客の製造プロセスに組み込まれるため、切り替えには一定のコストや検証期間が発生する可能性がある。しかし、代替品の存在や価格競争力により、スイッチング・コストは限定的と考えられる。
事業内容から、ネットワーク効果が働くようなプラットフォームビジネスやコミュニティ形成は見られない。顧客基盤の拡大が直接的なサービス価値向上に繋がる構造ではない。
長年の事業経験と技術蓄積による効率的な生産体制や、特定の原料調達における優位性がある可能性は否定できない。しかし、競合他社とのコスト競争力に関する具体的な情報は乏しく、構造的なコスト優位性は限定的と推測される。
表面処理剤やコーティング剤の分野で長年の実績を持ち、一定の市場シェアを確保していると考えられる。国内市場においては、規模の経済による効率的な生産・供給体制を構築している可能性があり、業界内での地位は確立されている。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車・エレクトロニクス分野の需要回復による表面処理剤・コーティング剤の需要増
環境規制強化に対応した高付加価値製品の開発・販売拡大
M&Aや事業提携による新たな成長機会の獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である自動車・エレクトロニクス業界の長期的な低迷
新興国メーカー等による低価格製品の台頭と価格競争の激化
環境規制への対応遅れによる製品競争力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本パーカライジングの競争優位性が失われるシナリオは、まず主要顧客である自動車産業やエレクトロニクス産業が構造的に縮小し、同社製品の需要が恒久的に低迷することである。次に、競合他社がより革新的な技術や低コストな代替品を開発し、日本パーカライジングの製品が陳腐化するか、価格競争で太刀打ちできなくなる状況が考えられる。また、環境規制の強化に対応できず、製品ラインナップが時代遅れとなる、あるいは対応コストが過大となることも、同社の優位性を損なう要因となるだろう。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学リスクにより、重要な原材料の調達が困難になったり、コストが急騰したりすることも、同社の収益性を圧迫し、競争力を低下させる可能性がある。
5年後のモート予測
自動車・電子部品分野の回復と環境対応型製品の拡販により、売上・利益ともに堅調に成長。M&A等による事業拡大も期待される。
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、緩やかな成長を見込む。競争環境の厳しさから大幅な成長は限定的。
主要顧客の需要低迷や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。環境対応コストの増加も重石となる。