日本化学工業(4092)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 335 | 33 | 26 | 16 | 7.9 | 29.1 | 6.0 | 55.2 |
| FY2018 | 368 | 41 | 28 | 21 | 8.0 | 315.5 | — | 55.5 |
| FY2019 | 362 | 31 | 22 | -13 | 6.1 | 244.9 | 70.0 | 54.2 |
| FY2020 | 362 | 25 | 19 | -7 | 5.2 | 211.2 | 70.0 | 54.2 |
| FY2021 | 346 | 28 | 22 | 17 | 5.6 | 248.1 | 70.0 | 55.7 |
| FY2022 | 373 | 39 | 37 | -11 | 8.9 | 424.5 | 85.0 | 59.4 |
| FY2023 | 381 | 13 | 9 | -13 | 2.0 | 97.1 | 70.0 | 57.9 |
| FY2024 | 385 | 23 | 16 | 17 | 3.5 | 180.4 | 70.0 | 58.9 |
| FY2025 | 388 | 33 | 26 | 13 | 5.5 | 290.6 | 92.0 | 61.8 |
| FY2026 | 402 | 24 | 29 | 20 | 5.8 | 331.4 | 120.0 | 64.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、特定の強力な無形資産の存在を特定できません。
化学製品は顧客の製造プロセスに組み込まれることが多く、切り替えにはコストやリスクが伴う可能性があります。しかし、特定の製品群や顧客基盤におけるスイッチング・コストの強さを具体的に示すデータはありません。
事業内容から、ネットワーク効果が競争優位の源泉となる可能性は低いと考えられます。製品やサービスの利用者が増えることで価値が増大するようなビジネスモデルではありません。
長年の事業継続により、一定の生産ノウハウや効率化が進んでいる可能性はありますが、構造的なコスト優位性を示す具体的な証拠はありません。原料調達や製造プロセスにおける顕著な優位性は不明です。
化学業界は規模の経済が働く側面がありますが、日本化学工業が業界内で圧倒的なシェアや規模を持つわけではなく、最適規模に対して少数寡占を形成しているとは言えません。市場におけるポジションは中堅レベルと推測されます。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ分野における技術的優位性の確立
新規高機能化学品開発による市場シェア拡大
M&Aによる事業規模拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の業績悪化や需要低迷
競合他社による低価格攻勢や代替技術の出現
環境規制強化によるコスト増加や事業制約
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本化学工業が保有する(あるいは今後開発する)化学品が、代替技術やより安価な競合製品によって陳腐化し、顧客が容易に乗り換え可能になる状況が真である必要があります。また、同社が長年培ってきた生産ノウハウやサプライチェーンが、新規参入企業や既存大手企業の規模の経済、あるいはより効率的な生産技術によって凌駕され、コスト競争力を失うシナリオも考えられます。さらに、環境規制の強化や原材料価格の高騰に対して、価格転嫁能力を持たず、収益性が著しく悪化する状況も、投資の失敗を招く要因となり得ます。無形資産(ブランド、特許)の優位性が薄れ、スイッチング・コストも低いままであれば、競争環境の変化に脆弱なままとなります。
5年後のモート予測
新規高機能製品の投入やM&Aによる事業拡大が成功し、収益性が向上。ニッチ市場での競争優位を確立し、安定的な成長軌道に乗る。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。市場環境の変化に対応しながら、収益性の維持に努める。
市場競争の激化や需要低迷により、価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化。新規事業の育成も遅れ、停滞が続く。