関東電化工業(4047)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 460 | 94 | 67 | 2 | 20.2 | 116.2 | 9.0 | 52.7 |
| FY2018 | 513 | 90 | 61 | -2 | 15.4 | 106.3 | 11.0 | 54.7 |
| FY2019 | 552 | 94 | 66 | 13 | 14.9 | 113.9 | 13.0 | 52.7 |
| FY2020 | 537 | 77 | 50 | -15 | 10.6 | 87.3 | 14.0 | 54.8 |
| FY2021 | 519 | 57 | 36 | 21 | 6.9 | 62.7 | 14.0 | 55.2 |
| FY2022 | 623 | 112 | 78 | 1 | 13.0 | 135.1 | 22.0 | 53.0 |
| FY2023 | 787 | 129 | 94 | -93 | 13.6 | 163.3 | 33.0 | 51.6 |
| FY2024 | 648 | -20 | -46 | 7 | -7.0 | -80.3 | 14.0 | 51.1 |
| FY2025 | 624 | 43 | 32 | -10 | 4.8 | 56.5 | 17.0 | 53.4 |
| FY2026 | 654 | 55 | 38 | -19 | 5.1 | 66.0 | 20.0 | 55.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
フッ素化学品分野における長年の経験と技術蓄積は、参入障壁となり得る。特に高純度フッ素化技術は、半導体材料や医農薬中間体など、特定のニッチ市場で強みを発揮する可能性がある。しかし、具体的な特許ポートフォリオやブランド力の詳細な開示は限定的。
半導体材料や医農薬中間体など、顧客の製品開発に深く関わる分野では、サプライヤー変更に伴う評価・切り替えコストが発生しうる。しかし、顧客の製品ライフサイクルや代替材料の存在によっては、スイッチング・コストは限定的となる可能性もある。
ネットワーク効果が期待できる事業モデルではない。
フッ素化学品は製造プロセスが複雑で、設備投資や安全管理にコストがかかる。同社は長年の操業で効率化を進めている可能性があるが、他社とのコスト競争力に関する具体的な情報は少ない。原料調達力やスケールメリットによるコスト優位性は限定的。
フッ素化学品市場はニッチながらも一定の規模を持つ。同社は特定の製品群で一定のシェアを持つ可能性があるが、グローバルな大手化学メーカーと比較すると、規模の経済による圧倒的な優位性は見出しにくい。業界全体が寡占化しているわけではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体材料分野での高付加価値製品の需要拡大
医農薬中間体分野での新規開発品の成功
フッ素化学品における技術的優位性の確立と維持
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の投入
代替材料の開発によるフッ素化学品の需要減少
環境規制強化による製造コストの増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が保有するフッ素化学品に関する技術的優位性が陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な代替品を開発・提供できるようになる必要がある。また、半導体や医農薬といった主要顧客産業の成長が鈍化し、同社の製品需要が低迷することも考えられる。さらに、環境規制の強化や安全管理コストの増大が、同社の収益性を圧迫し、競争力を低下させるシナリオも想定される。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性が失われることで、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
半導体材料や医農薬中間体分野での成長が加速し、高付加価値製品の販売が拡大。技術的優位性を活かし、収益性が向上する。
既存事業の安定的な成長に加え、新規分野への緩やかな展開が見込まれる。収益性は現状維持または微増。
競合激化や代替材料の台頭により、既存事業の収益性が低下。新規事業の立ち上がりが遅れ、全体として厳しい事業環境となる。