東亞合成(4045)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,354 | 161 | 138 | 43 | 8.0 | 104.8 | 26.0 | 76.5 |
| FY2017 | 1,447 | 175 | 129 | -80 | 6.9 | 98.1 | 26.0 | 76.3 |
| FY2018 | 1,501 | 164 | 127 | 79 | 6.7 | 96.9 | 28.0 | 77.0 |
| FY2019 | 1,450 | 138 | 104 | 28 | 5.2 | 78.9 | 30.0 | 78.4 |
| FY2020 | 1,334 | 123 | 81 | 93 | 4.1 | 62.4 | 30.0 | 79.8 |
| FY2021 | 1,563 | 177 | 138 | 110 | 6.7 | 108.1 | 36.0 | 77.9 |
| FY2022 | 1,608 | 144 | 125 | 74 | 5.9 | 101.3 | 36.0 | 77.7 |
| FY2023 | 1,594 | 125 | 122 | 181 | 5.7 | 102.8 | 53.0 | 77.7 |
| FY2024 | 1,676 | 142 | 119 | 66 | 5.6 | 104.6 | 60.0 | 76.5 |
| FY2025 | 1,623 | 142 | 128 | -73 | 5.9 | 117.0 | 65.0 | 74.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
アクリル酸エステルやMMA(メタクリル酸メチル)などの機能性化学品分野で長年の実績と技術蓄積がある。特定の高付加価値製品におけるブランド認知や顧客からの信頼は一定程度存在するが、特許による独占性は限定的。
アクリル酸エステルやMMAは、顧客の製造プロセスに組み込まれている場合が多く、仕様変更にはコストや時間がかかる可能性がある。しかし、代替材料の存在や、顧客が複数のサプライヤーを確保する傾向もあるため、スイッチング・コストは中程度。
ネットワーク効果が働く事業モデルではない。
長年の生産ノウハウとスケールメリットにより、主要製品であるアクリル酸エステルやMMAにおいて一定のコスト競争力を有している。特に、原料調達や生産プロセスの効率化に継続的に取り組んでいる点が強み。
アクリル酸エステルやMMAの分野では、国内有数の生産能力を持つ。業界全体としては寡占化が進んでおり、一定の規模を持つ同社は市場での地位を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能・高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場での販売拡大とシェア獲得
M&Aやアライアンスによる事業基盤強化
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動による収益圧迫
競合他社の技術革新や低価格攻勢
環境規制強化による生産コスト増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東亞合成の競争優位性が失われるシナリオを考える。まず、主要製品であるアクリル酸エステルやMMAにおいて、競合他社がより低コストな生産技術を開発し、価格競争で劣勢に立たされる場合。また、顧客が代替素材への切り替えを容易に進められるようになり、スイッチング・コストが低下した場合。さらに、同社が注力する高付加価値製品分野で、他社が革新的な技術や製品を投入し、市場シェアを急速に奪われる可能性も考えられる。グローバルなサプライチェーンの再編や、地政学リスクによる原料調達の不安定化も、同社のコスト優位性を揺るがす要因となりうる。
5年後のモート予測
高機能製品へのシフトと海外展開が進み、売上・利益ともに着実に成長。特にアジア市場でのシェア拡大が貢献し、収益性が改善する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や為替の影響を受けながらも、コスト管理と生産効率の維持で収益を確保する。
原材料価格の高騰や、競合の低価格攻勢により、収益性が悪化。高付加価値製品への転換も遅れ、市場シェアを徐々に失っていく。