すららネット(3998)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 7 | 1 | 1 | 1 | 11.1 | 71.1 | 0.0 | 83.0 |
| FY2018 | — | — | — | — | — | — | 0.0 | — |
| FY2019 | 11 | 1 | 0 | -1 | 4.8 | 34.7 | 0.0 | 86.2 |
| FY2020 | 16 | 5 | 4 | 4 | 29.5 | 59.7 | 0.0 | 72.1 |
| FY2021 | 20 | 5 | 4 | 3 | 23.3 | 60.1 | 0.0 | 80.5 |
| FY2022 | 21 | 5 | 4 | 0 | 17.2 | 53.1 | 0.0 | 76.0 |
| FY2023 | 21 | 4 | 3 | 0 | 13.5 | 46.3 | 0.0 | 82.0 |
| FY2024 | 19 | 2 | 1 | -0 | 3.2 | 11.2 | 0.0 | 85.0 |
| FY2025 | 19 | 1 | -0 | -2 | -0.1 | -0.6 | 0.0 | 88.3 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 0.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:none 持続性:判定中
現時点では、特許、ブランド、規制ライセンスなどの明確な無形資産による競争優位性は確認できない。学習プラットフォーム「すらら」は一定の評価を得ているが、競合との差別化要因としての無形資産の強さは不明瞭。
学校や塾が「すらら」を導入した場合、教材やシステム移行のコスト、教員の再研修などの手間が発生する可能性がある。しかし、学習コンテンツの自由度や代替サービスの存在を考慮すると、スイッチング・コストは限定的。
現時点では、ユーザー数の増加がプラットフォームの価値を直接的に高めるネットワーク効果は確認できない。個々の学習者の成果向上は目的だが、プラットフォーム全体の価値向上に繋がる構造ではない。
学習コンテンツの制作・配信コストや、営業・サポート体制のコスト構造に関する詳細情報が不足しており、明確なコスト優位性は見いだせない。競合他社との比較においても、コスト面での優位性は不明瞭。
EdTech市場は成長しているが、すららネットの市場シェアや規模に関する具体的なデータが不足している。業界全体としては少数寡占の兆候は見られるものの、同社がその恩恵を享受できる規模かは不明。
競合との比較優位
強気シナリオ
個別最適化学習の需要拡大による「すらら」導入校の増加
GIGAスクール構想の進展に伴うデジタル教材利用の促進
新たな学習コンテンツ開発や機能拡充によるサービス競争力の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合EdTechサービスの台頭による市場シェアの低下
学校現場への導入・定着における課題の顕在化
教育コンテンツの陳腐化や技術革新への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
すららネットへの投資が失敗するには、個別最適化学習のニーズが想定ほど高まらず、学校現場への導入が停滞すること、あるいは、より優れた技術やコンテンツを持つ競合他社が次々と現れ、すららネットのサービスが陳腐化・時代遅れとなることが真実でなければならない。また、GIGAスクール構想の推進が、すららネット以外のプラットフォームに有利に働き、同社の市場シェアを奪う可能性も考慮すべきである。さらに、教育現場の教員や生徒が、すららネットのプラットフォームに強い愛着や依存を感じず、容易に他のサービスへ移行できる状況が継続することも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。
5年後のモート予測
個別最適化学習への需要増とGIGAスクール構想の追い風を受け、導入校数と利用生徒数が順調に増加。新機能開発も奏功し、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。
緩やかな市場成長と競合の増加により、導入校数の伸びは鈍化。売上は微増にとどまるが、コスト管理により一定の利益は確保する。
競合サービスの台頭や学校現場の導入障壁により、新規顧客獲得が困難に。既存顧客の解約も発生し、売上・利益ともに減少傾向となる。