テラスカイ(3915)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 35 | 2 | 1 | -4 | 10.3 | 46.7 | 0.0 | 45.0 |
| FY2018 | 49 | 3 | 2 | -4 | 10.3 | 30.6 | 0.0 | 38.5 |
| FY2019 | 66 | 1 | 2 | -3 | 4.9 | 26.8 | 0.0 | 52.3 |
| FY2020 | 93 | 7 | 9 | 12 | 9.2 | 70.4 | 0.0 | 58.5 |
| FY2021 | 111 | 8 | 25 | 27 | 23.5 | 194.0 | 0.0 | 62.1 |
| FY2022 | 126 | 7 | 3 | -8 | 3.1 | 24.1 | 0.0 | 63.5 |
| FY2023 | 154 | 5 | 3 | 0 | 3.2 | 27.2 | 0.0 | 61.7 |
| FY2024 | 191 | 5 | 3 | -2 | 2.4 | 23.4 | 0.0 | 60.2 |
| FY2025 | 247 | 15 | 10 | 6 | 7.9 | 78.9 | 0.0 | 56.9 |
| FY2026 | 281 | 16 | 16 | 17 | 10.5 | 121.8 | 16.0 | 56.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
Salesforceの国内トップパートナーとしての地位は一定の無形資産となり得るが、特定の技術やブランド力に依存するものではなく、パートナーシップの継続性に左右される。特許やIPは主要な競争優位の源泉ではない。
Salesforceプラットフォーム上での開発・導入実績が蓄積されることで、顧客は他社への移行に際して学習コストや再構築コストを負担する可能性がある。しかし、Salesforce自体のスイッチングコストが主であり、テラスカイ固有のスイッチングコストは限定的。
同社ビジネスモデルにおいて、ユーザー数の増加が直接的にサービスの価値を高めるネットワーク効果は観察されない。
情報通信業であり、特定の製造プロセスや規模の経済による構造的なコスト優位性は見られない。人件費や開発費が主。
Salesforceパートナーとしては一定の規模を持つが、業界全体で見ると、大手SIerやグローバルベンダーと比較して圧倒的な規模の経済による優位性はない。少数寡占市場とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
Salesforceエコシステム拡大に伴う事業機会の増加
DX推進の流れによるクラウド導入・活用需要の継続
M&Aによる事業領域・顧客基盤の拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
Salesforceのパートナー戦略変更や競合激化
クラウド市場の成長鈍化や技術トレンドの変化
主要顧客の業績悪化やIT投資抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
テラスカイへの投資が失敗するシナリオは、まずSalesforceというプラットフォーム自体の魅力が失われること、あるいはテラスカイがSalesforceの主要パートナーとしての地位を維持できなくなることである。例えば、Salesforceが自社コンサルティング部隊を強化したり、他のパートナーへの依存度を高めたりした場合、テラスカイの優位性は揺らぐ。また、競合他社がより革新的なソリューションや価格競争力で差別化を図り、テラスカイの顧客獲得能力やリテンション率が低下することも考えられる。さらに、DX推進というマクロトレンドが期待外れに終わり、クラウド導入・活用への投資が停滞すれば、同社の成長ドライバーは失われるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、テラスカイの競争優位性は崩壊し、投資は失敗に終わる可能性がある。
5年後のモート予測
Salesforceエコシステムの拡大とDX需要の高まりを背景に、パートナーとしての地位を強化し、新規顧客獲得と既存顧客からの売上増加により、売上・利益ともに堅調に成長する。
クラウド市場の安定的な成長とDX推進の流れは継続するものの、競争激化や価格圧力により、成長率は緩やかなものにとどまる。Salesforceパートナーとしての地位は維持する。
Salesforceのパートナー戦略の変化や競合の台頭、あるいはIT投資の抑制により、新規案件獲得が困難になり、既存顧客からの売上も伸び悩む。収益性は低下し、成長が停滞する。