ドリコム(3793)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 84 | 9 | 8 | 4 | 24.2 | 29.7 | 0.0 | 47.0 |
| FY2018 | 132 | 2 | -2 | -20 | -6.3 | -7.2 | 0.0 | 33.2 |
| FY2019 | 107 | -6 | -17 | -0 | -120.3 | -60.5 | 0.0 | 19.6 |
| FY2020 | 102 | 6 | 7 | 6 | 32.8 | 25.0 | 0.0 | 32.9 |
| FY2021 | 118 | 21 | 16 | 21 | 42.1 | 57.0 | 0.0 | 39.5 |
| FY2022 | 105 | 16 | 8 | -2 | 17.6 | 28.3 | 5.0 | 46.9 |
| FY2023 | 108 | 23 | 12 | 6 | 20.6 | 40.7 | 5.0 | 45.6 |
| FY2024 | 98 | 9 | 1 | -25 | 1.8 | 3.6 | 0.0 | 39.7 |
| FY2025 | 127 | 1 | -10 | -3 | -21.9 | -36.1 | 0.0 | 34.6 |
| FY2026 | 175 | 4 | 2 | 41 | 4.2 | 7.4 | 0.0 | 42.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ドリコムは、ゲーム開発・運営を主軸とする企業ですが、特定の強力なブランドIPや特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は現時点では確認できません。IPの多くは外部からのライセンス供与に依存しており、自社開発IPの競争力は限定的と判断されます。
同社のゲームサービスは、プラットフォーム(iOS, Android, PC等)やゲーム内課金システムに依存しており、ユーザーが他のゲームへ移行する際の直接的な金銭的損失は小さいと考えられます。ただし、長年プレイしてきたゲームへの愛着や、ゲーム内での進行状況といった心理的・時間的コストは存在します。
一部のオンラインゲームにおいては、プレイヤー数が増えることでゲーム体験が向上するネットワーク効果が見られる可能性があります。しかし、ゲームのライフサイクルは比較的短く、また多数の競合タイトルが存在するため、持続的かつ強力なネットワーク効果を構築・維持できているとは言えません。
ゲーム開発・運営業界は、開発力やマーケティング力、プラットフォーム手数料などがコスト構造に影響を与えます。ドリコムが構造的に競合他社よりも低コストでサービスを提供できるような、明確なコスト優位性は見当たりません。
ゲーム業界は競争が激しく、成功したタイトルは大規模な収益を上げる可能性がありますが、ドリコムの現在の事業規模や市場シェアは、業界全体に対して最適化された少数寡占を形成するほどの規模には達していません。特定のニッチ市場での成功はありますが、業界全体を代表する規模ではありません。
競合との比較優位
強気シナリオ
新規大型IPの獲得・開発成功による収益の飛躍的向上
既存IPのグローバル展開やメディアミックス展開の成功
メタバースやWeb3関連技術への投資による新たな収益源の確立
弱気シナリオ(モート侵食)
主力タイトルの収益鈍化・サービス終了
新規ゲーム開発の失敗や市場からの不評
競合他社による強力なIP獲得や技術革新への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ドリコムへの投資が失敗するシナリオは、同社が競争優位性を構築・維持できない状況が続くことです。具体的には、開発力やマーケティング力で競合に劣り、ヒット作を生み出せない、あるいは既存のヒット作が急速に陳腐化し、新たな収益の柱を確立できない場合です。また、IPホルダーとしての価値を高められず、外部IPへの依存が続くことで、収益性が不安定になるリスクも考えられます。さらに、ゲーム業界の急速な技術変化(例:AI活用、新たなプラットフォームの登場)に取り残され、競争力を失うことも考えられます。これらの要因が複合的に作用し、同社の成長が停滞、あるいは後退する状況が真であれば、この投資は失敗するでしょう。
5年後のモート予測
新規大型IPの獲得・開発成功やグローバル展開が奏功し、売上・利益ともに大幅に成長。メタバース・Web3分野での先行者利益も享受し、株価は大きく上昇する。
既存タイトルの安定的な収益を維持しつつ、新規IP開発やライセンス事業で緩やかな成長を遂げる。大きな飛躍はないものの、堅実な業績推移で株価も安定的に推移する。
主力タイトルの人気低迷や新規開発の失敗が続き、売上・利益が減少。競合との競争激化や技術革新への対応遅れにより、事業基盤が弱体化し、株価は低迷する。