ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,125 | 461 | 279 | 293 | 68.1 | 32.2 | 3.0 | 70.6 |
| FY2017 | 923 | 344 | 224 | 253 | 35.9 | 31.5 | 3.0 | 76.0 |
| FY2018 | 921 | 266 | 166 | 205 | 21.2 | 23.3 | 3.0 | 76.7 |
| FY2019 | 1,014 | 283 | 181 | 165 | 20.0 | 258.0 | 30.0 | 80.9 |
| FY2020 | 988 | 302 | 164 | 177 | 15.6 | 239.9 | 30.0 | 78.9 |
| FY2021 | 1,046 | 328 | 229 | 182 | 19.3 | 341.4 | 60.0 | 79.6 |
| FY2022 | 1,055 | 276 | 190 | 159 | 14.3 | 305.6 | 30.0 | 77.0 |
| FY2023 | 1,253 | 279 | 164 | 59 | 11.0 | 272.7 | 30.0 | 75.9 |
| FY2024 | 1,036 | 175 | 112 | -305 | 7.3 | 182.7 | 60.0 | 72.6 |
| FY2025 | 932 | 51 | 14 | -290 | 0.9 | 25.8 | 90.0 | 71.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「パズル&ドラゴンズ」という強力なIPを保有。2012年のリリース以来、長年にわたり高い人気を維持し、継続的な課金収入を生み出している。IPを活用した派生コンテンツやコラボレーションも展開しており、ブランド価値は依然として高い。
「パズル&ドラゴンズ」のようなゲームでは、長年プレイしてきたデータやキャラクターへの愛着から、他ゲームへの乗り換えに抵抗を感じるプレイヤーは一定数存在する。しかし、ゲームジャンルは多岐にわたり、プレイヤーの嗜好も変化するため、スイッチング・コストは限定的。
「パズル&ドラゴンズ」では、協力プレイモードやランキングイベントなどでプレイヤー間の交流が存在し、一部ネットワーク効果が見られる。しかし、ゲームのコア体験が個人プレイ中心であるため、ネットワーク効果は限定的で、新規プレイヤー獲得への直接的な貢献度は高くない。
ゲーム開発・運営におけるコスト優位性は見られない。競合他社も同様の技術やノウハウを有しており、構造的に低コストで提供できる優位性はない。
モバイルゲーム市場は競争が激しく、多数のプレイヤーが存在する。同社は一定の規模を持つが、市場全体から見ると最適化された少数寡占状態にはなく、規模の経済による明確な優位性は見出しにくい。
競合との比較優位
強気シナリオ
「パズル&ドラゴンズ」のIP価値の維持・向上と、継続的な課金収入の安定化。
新規ヒットタイトルの創出や、既存IPを活用した新たな収益源の開拓。
グローバル市場でのIP展開の成功による収益拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
「パズル&ドラゴンズ」のユーザー離れ加速と、収益の急激な悪化。
新規ゲーム開発の失敗や、市場トレンドへの適応遅延。
競合他社の強力なIPや革新的なゲームタイトルによる市場シェアの奪取。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、ガンホーが保有する「パズル&ドラゴンズ」という強力なIPの価値が急速に失われることが真でなければならない。具体的には、プレイヤーの飽きや、より魅力的な競合ゲームの登場により、ゲームの継続的な収益性が維持できなくなるシナリオが考えられる。また、IPを活用した新規事業や他プラットフォーム展開がことごとく失敗し、IPの陳腐化を加速させることも、この投資の失敗要因となり得る。さらに、ゲーム開発・運営における技術革新への対応が遅れ、競合に後れを取ることで、IPの魅力を損なう事態も想定される。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤が崩壊することが、この投資の失敗を決定づけるだろう。
5年後のモート予測
「パズル&ドラゴンズ」の安定した収益基盤に加え、新規IP創出やグローバル展開が成功し、売上・利益ともに堅調に成長する。
「パズル&ドラゴンズ」の収益は緩やかに減少するものの、既存IPの活用や一部新規タイトルの貢献で、一定水準の収益を維持する。
「パズル&ドラゴンズ」のユーザー離れが加速し、新規タイトルもヒットせず、売上・利益ともに大幅に減少する。