ホギメディカル(3593)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 369 | 74 | 58 | 62 | 6.5 | 369.1 | — | 86.8 |
| FY2017 | 369 | 53 | 53 | 66 | 5.6 | 168.0 | 120.0 | 88.4 |
| FY2018 | 367 | 44 | 60 | 91 | 6.6 | 198.3 | 124.0 | 88.5 |
| FY2019 | 372 | 53 | 55 | 11 | 5.9 | 183.1 | 64.0 | 88.0 |
| FY2020 | 365 | 56 | 50 | -1 | 5.2 | 164.0 | 66.0 | 90.8 |
| FY2021 | 368 | 61 | 44 | 47 | 5.5 | 153.0 | 68.0 | 80.8 |
| FY2022 | 390 | 66 | 43 | 72 | 5.2 | 178.0 | 68.0 | 81.8 |
| FY2023 | 391 | 42 | 28 | 39 | 3.3 | 115.6 | 71.0 | 86.1 |
| FY2024 | 391 | 38 | 15 | 76 | 2.0 | 68.0 | 80.0 | 75.9 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 80.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ホギメディカルは医療用消耗品(手術用ドレープ、ガウン等)を製造販売しており、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は確認できない。製品は機能性や品質で評価されるが、それが直接的な無形資産による競争優位に繋がっているとは言えない。
医療現場では、手術用ドレープやガウンなどの消耗品は、一度採用されると、その品質、安全性、使い慣れた使用感から、医療機関や医療従事者が他の製品に切り替えることには一定の抵抗がある。特に、滅菌や品質管理のプロセスが確立されているため、サプライヤー変更には手間とリスクが伴う。
医療用消耗品の分野では、製品の利用者が増えることで製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。製品の性能や供給体制が重要であり、ユーザー数が増加しても、それが直接的な競争優位に繋がる構造ではない。
繊維製品の製造において、効率的な生産体制や調達網の構築はコスト競争力に影響する可能性がある。しかし、ホギメディカルが競合他社に対して構造的に著しく低いコストで生産・提供できるという明確な証拠は現時点では確認できない。規模の経済によるコスト削減の可能性はあるが、突出した優位性とは言えない。
医療用消耗品市場において、ホギメディカルは国内有数のサプライヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。手術用ドレープやガウンといった特定の製品群においては、安定した供給能力と品質管理体制を持つことで、業界内で最適化された少数寡占的な地位を築いていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療機関における消耗品サプライヤーとしての地位確立と、それによる安定した顧客基盤の維持。
高品質・高機能な製品開発による、医療現場からの継続的な評価と採用拡大。
国内市場での安定したシェアを維持しつつ、海外市場への展開による成長機会の獲得。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や、より革新的な新製品の登場による市場シェアの低下。
医療制度の変更や、医療機関の経営悪化による消耗品需要の減少。
原材料価格の高騰や為替変動による採算性の悪化、およびサプライチェーンのリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ホギメディカルの投資が失敗するには、まず、医療現場における消耗品サプライヤー変更のハードルが想定以上に低いことが真実でなければならない。つまり、医療機関が品質や慣習よりも、価格やサプライヤーの利便性を優先して頻繁にサプライヤーを変更するようになる状況が到来する。次に、競合他社がホギメディカルの既存顧客基盤を容易に侵食できるような、圧倒的なコスト優位性や、医療現場のニーズを的確に捉えた画期的な代替製品を迅速に開発・投入できる能力を持つようになる。さらに、ホギメディカルが長年培ってきた品質管理や安定供給体制といった、顧客がスイッチングを躊躇する要因が、陳腐化したり、競合に模倣されたりして、その優位性が失われる。これらの要因が複合的に作用することで、ホギメディカルの競争優位性は崩壊し、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
安定した医療現場の需要と、スイッチングコストに支えられ、緩やかな売上・利益成長を維持。海外展開や新製品投入が成功すれば、成長率は加速する。
国内市場でのシェアを維持しつつ、緩やかな成長を続ける。医療制度や競合環境の変化には対応していく必要がある。
競合激化や医療需要の変動により、売上・利益が伸び悩む、あるいは減少するリスクがある。コスト管理が重要になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,489億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -23.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 98.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.93倍 |
合格数:2/7 部分的合格