倉敷紡績(3106)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,618 | 62 | 36 | 71 | 3.7 | 15.8 | — | 51.2 |
| FY2017 | 1,618 | 69 | 49 | 104 | 4.9 | 21.6 | 5.0 | 52.6 |
| FY2018 | 1,571 | 56 | 46 | 35 | 4.8 | 214.8 | 7.0 | 52.5 |
| FY2019 | 1,429 | 45 | 37 | 42 | 4.1 | 178.2 | 60.0 | 53.7 |
| FY2020 | 1,222 | 32 | 22 | 48 | 2.3 | 107.3 | 60.0 | 54.8 |
| FY2021 | 1,322 | 75 | 56 | 59 | 5.8 | 280.4 | 60.0 | 57.4 |
| FY2022 | 1,535 | 87 | 55 | -5 | 5.4 | 287.1 | 70.0 | 58.2 |
| FY2023 | 1,513 | 92 | 67 | 125 | 5.7 | 362.5 | 70.0 | 60.6 |
| FY2024 | 1,507 | 103 | 90 | 81 | 7.4 | 516.2 | 100.0 | 62.9 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 180.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
倉敷紡績は長い歴史を持つが、特定の強力なブランドや特許による明確な無形資産の優位性は見出しにくい。一部の機能性素材開発における技術力は存在するものの、それが持続的な競争優位に直結するほどの強固さはない。
BtoB取引が中心であり、顧客との長年の取引関係や仕様への適合性から一定のスイッチングコストは存在する。しかし、繊維製品業界全体として、代替素材や他社製品への切り替えが極端に困難であるとは言えない。
繊維製品の製造・販売事業において、ネットワーク効果が競争優位の源泉となる構造は見られない。ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるビジネスモデルではない。
長年の操業で培われた生産ノウハウや、規模の経済によるコスト削減努力は存在する。しかし、グローバルな競争環境において、構造的に圧倒的なコスト優位を確立しているとは断言しにくい。
国内繊維産業においては一定の規模を持つが、グローバル市場全体で見ると、最適規模の少数寡占を形成しているとは言えない。競争相手は多数存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能素材やサステナブル素材の開発・普及による新たな収益源の確立
既存顧客との関係強化による安定的な受注の維持・拡大
生産効率の改善やコスト構造の見直しによる収益性の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
海外競合他社による低価格製品の流入と市場シェアの低下
原材料価格の変動や調達リスクの増大
新たな技術開発や市場トレンドへの適応遅延
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
倉敷紡績の競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が持つ既存の技術やノウハウが陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な代替製品を容易に提供できるようになることである。特に、グローバル市場における価格競争力の低下や、環境対応・機能性といった新たな市場ニーズへの対応の遅れは致命的となりうる。また、主要顧客が競合他社へ大規模に乗り換える、あるいは、同社が依存する特定のサプライチェーンが寸断されるといった事態も、事業基盤を揺るがす要因となる。さらに、長年培ってきた生産効率や品質管理の優位性が、技術革新や自動化の波に乗れずに失われることも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、収益性が悪化するだろう。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと海外市場での成長が成功した場合、売上・利益ともに着実な成長が見込まれる。特にサステナブル素材分野でのリーダーシップ確立が鍵となる。
現状の事業基盤を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。生産効率の改善やコスト管理を徹底し、安定的な収益を確保する見込み。
価格競争の激化や需要の低迷により、収益性が悪化するリスク。新規事業の育成が遅れ、既存事業の成長が鈍化する可能性も否定できない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,017億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 62.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 22.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.63倍 |
合格数:4/7 部分的合格