3591

ワコールホールディングス(3591)に経済的な堀はあるか

繊維製品 素材・化学

株価

現在株価
4,242
2026-09-01
時価総額
2,361 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 2,029 139 112 12 4.9 79.2 76.6
FY2016 1,959 111 125 133 5.4 90.1 77.2
FY2017 1,957 125 97 81 4.1 143.5 36.0 78.0
FY2018 1,942 49 3 111 0.2 5.2 76.8
FY2019 1,868 66 35 159 1.7 54.3 72.0 74.0
FY2020 1,522 -11 70 17 3.2 112.6 60.0 66.8
FY2021 1,729 50 46 99 2.0 74.0 40.0 73.5
FY2022 1,886 -35 -18 112 -0.8 -29.7 50.0 73.5
FY2023 1,872 -95 -86 253 -4.0 -151.6 80.0 72.0
FY2024 1,739 33 70 143 3.6 129.7 100.0 70.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●○○○
2/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

ワコールは「Wacoal」「Wing」といった強力なブランド力を有し、長年の歴史で培われたデザイン力と品質への信頼が強み。特に女性用下着市場におけるブランド認知度は高く、これが新規参入障壁となっている。海外展開も進めており、グローバルなブランド資産も構築しつつある。

スイッチングコスト3/5

女性用下着は、フィット感や快適性、デザインへのこだわりが強く、一度気に入ったブランドや商品を使い続ける顧客が多い。特にワコールの高価格帯商品は、品質やブランドへの信頼から、他社製品への乗り換えに対する心理的・経済的ハードルが存在する。

ネットワーク効果0/5

該当するネットワーク効果は見られない。製品の価値は個々の顧客体験に依存し、ユーザー数の増加が直接的に製品価値を高める構造ではない。

コスト優位1/5

アパレル業界全体として、グローバルなサプライチェーンや生産委託によるコスト競争は存在するが、ワコールは高付加価値製品に注力しており、圧倒的なコスト優位性を持つとは言えない。一部のSPA(製造小売業)モデルによる効率化は見られる。

規模の経済2/5

国内の女性用下着市場においては一定のシェアを持つが、グローバル市場全体で見ると、大手アパレル企業や専門ブランドと比較して、圧倒的な規模の経済による優位性は限定的。しかし、国内市場でのブランド力と販売網は一定の規模メリットを生んでいる。

競合との比較優位

強気シナリオ

国内市場でのブランドロイヤリティ維持・向上

海外市場(特にアジア)での更なる成長とブランド浸透

高付加価値・高機能商品開発による単価上昇と利益率改善

弱気シナリオ(モート侵食)

ファストファッションブランドや新興アパレル企業の低価格・トレンド追随型商品によるシェア低下

国内少子高齢化による国内市場の縮小

グローバル市場での競合激化とブランドイメージの陳腐化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ワコールの投資が失敗するには、まずその強力なブランド力が、消費者の嗜好の変化や競合の台頭によって急速に陳腐化・劣化することが必要である。具体的には、Z世代を中心とした新しい価値観を持つ層が、ワコール製品を「時代遅れ」あるいは「高すぎる」と感じ始め、低価格帯でトレンドを捉えた競合ブランドに急速に流れるシナリオだ。また、下着というパーソナルな商品において、フィット感や快適性を損なうことなく、かつ低コストで高品質な製品を提供する新たな技術やビジネスモデルを持つ競合が出現し、ワコールの価格設定や製品開発力を凌駕することも考えられる。さらに、グローバル市場でのブランド構築に失敗し、各地域でローカルブランドに圧倒される、あるいは為替変動や地政学リスクが収益を大きく圧迫することも、ワコールの優位性を揺るがす要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

国内ブランド力の維持とアジア市場での成長が牽引し、高付加価値製品の販売増により増収増益。利益率は改善傾向を維持する。

中立

国内市場は横ばい傾向だが、海外事業の成長が補い、緩やかな増収。利益率は現状維持または微減。

弱気

国内市場の縮小と海外での競争激化により減収。ブランドイメージの低下やコスト増により利益率は悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 2,361億
2. 健全な財務 自己資本比率 70.5%
3. 利益の安定性 8年連続黒字
4. 配当の継続性 9年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 20.5%
6. 適度なPER PER 33.8倍
7. 適度なPBR PBR 1.18倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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