日本毛織(3201)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,010 | 76 | 50 | 29 | 6.1 | 67.9 | 22.0 | 61.8 |
| FY2017 | 1,035 | 83 | 53 | 25 | 5.9 | 71.5 | 22.0 | 62.4 |
| FY2018 | 1,105 | 84 | 53 | 29 | 5.9 | 72.3 | 22.0 | 61.9 |
| FY2019 | 1,264 | 105 | 65 | 106 | 7.0 | 89.7 | 26.0 | 61.8 |
| FY2020 | 1,049 | 90 | 71 | 51 | 7.4 | 98.6 | 27.0 | 63.8 |
| FY2021 | 1,066 | 99 | 83 | 103 | 7.9 | 115.1 | 28.0 | 62.9 |
| FY2022 | 1,090 | 107 | 73 | 26 | 6.8 | 100.5 | 30.0 | 65.3 |
| FY2023 | 1,135 | 110 | 76 | 100 | 6.7 | 108.6 | 33.0 | 68.1 |
| FY2024 | 1,154 | 116 | 90 | 23 | 7.3 | 130.1 | 40.0 | 68.2 |
| FY2025 | 1,194 | 119 | 91 | 29 | 6.9 | 132.3 | 47.0 | 69.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
長年の歴史と「ニッケ」ブランドは一定の認知度を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は見出しにくい。高級アパレルや機能性素材分野でのブランド価値向上は限定的。
BtoB取引が中心であり、顧客との長期的な関係性は存在するものの、素材の切り替えコストが極めて高いとは言えない。特定の用途に特化した高機能素材以外では、乗り換え障壁は低い。
ネットワーク効果が働く事業モデルではない。ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するような構造は見られない。
長年の経験に基づく生産ノウハウや、一部の素材(例:ウール)における調達力はコスト競争力に寄与する可能性がある。しかし、グローバルな価格競争力や圧倒的なコスト優位性までは至っていない。
繊維業界は競争が激しく、同社は一定の規模を持つものの、業界全体を寡占するほどの圧倒的なシェアや規模の経済性は確立されていない。特定のニッチ市場では優位性を持つ可能性。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能素材(例:難燃性、保温性)分野での技術開発と市場開拓が進む。
サステナビリティやトレーサビリティへの関心の高まりを背景に、高品質・高付加価値製品への需要が拡大する。
M&Aや事業提携により、新たな成長分野への進出や規模の拡大に成功する。
弱気シナリオ(モート侵食)
汎用繊維製品における価格競争の激化により、収益性が悪化する。
新興国メーカーの台頭や、代替素材の開発により、既存製品の競争力が低下する。
為替変動や原材料価格の高騰が、コスト構造を圧迫し、収益を低下させる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が長年培ってきた素材開発力や生産ノウハウが陳腐化し、競合他社(特にアジアの新興メーカー)に対して価格競争力、品質、機能性のいずれにおいても劣後するようになる必要がある。また、環境規制の強化や消費者の嗜好の変化に対応できず、サステナブル素材や高付加価値製品へのシフトに失敗し、主力事業であるアパレル・産業資材分野での需要が構造的に縮小するシナリオも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要顧客であるアパレルメーカーの業績悪化が、同社の安定した受注基盤を揺るがす可能性も否定できない。
5年後のモート予測
高機能素材やサステナブル製品へのシフトが成功し、ニッチ市場での優位性を確立。売上・利益ともに緩やかな成長を維持する。
既存事業を維持しつつ、コスト削減努力を継続。市場環境の変化に一部対応するが、大きな成長は見込めず、横ばい圏内の推移となる。
価格競争の激化や需要の低迷により、収益性が悪化。主力事業の競争力低下が顕著になり、減収減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,255億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 69.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.93倍 |
合格数:7/7 防衛的投資家候補水準