アセンテック(3565)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 43 | 3 | 2 | -1 | 16.1 | 60.0 | — | 53.5 |
| FY2018 | 55 | 4 | 3 | 1 | 18.8 | 40.2 | 10.0 | 63.3 |
| FY2019 | 59 | 5 | 3 | 5 | 19.1 | 48.5 | 14.0 | 61.4 |
| FY2020 | 60 | 6 | 4 | 5 | 20.1 | 31.2 | 7.0 | 59.6 |
| FY2021 | 65 | 7 | 5 | -1 | 21.1 | 36.9 | 3.5 | 65.6 |
| FY2022 | 63 | 6 | 4 | 3 | 16.6 | 32.9 | 7.0 | 67.6 |
| FY2023 | 62 | 6 | 5 | 8 | 15.4 | 36.2 | 7.0 | 67.4 |
| FY2024 | 146 | 9 | 9 | 35 | 20.4 | 63.8 | 10.0 | 45.1 |
| FY2025 | 173 | 28 | 21 | -15 | 33.2 | 144.1 | 15.0 | 17.6 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 30.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
アセンテックは特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPによる競争優位性は見られない。主にITインフラの販売代理店事業であり、メーカーブランドに依存する側面が強い。
顧客は特定のITインフラ製品やソリューションを導入しており、システム更改や運用保守の観点から、短期間での他社への乗り換えは一定のコストや手間を伴う可能性がある。しかし、製品選択の自由度は比較的高いため、スイッチングコストは限定的。
アセンテックの事業モデルは、ユーザー数の増加がサービス価値を直接向上させるネットワーク効果を生み出す構造ではない。販売代理店としての機能が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
ITインフラの販売代理店として、一定の仕入れ交渉力や効率的な物流網を持つ可能性はあるが、構造的なコスト優位性を確立している証拠は乏しい。メーカーの価格戦略や競合他社の動向に影響されやすい。
ITインフラ市場は競争が激しく、アセンテックは一定の規模を持つものの、業界全体を寡占するほどの圧倒的なシェアや規模の経済性は見られない。大手SIerや他の販売代理店との競争環境にある。
競合との比較優位
強気シナリオ
クラウド移行やDX推進によるITインフラ需要の継続的な拡大
特定メーカーとの強固なパートナーシップによる販売チャネルの優位性維持
付加価値サービス(保守・運用支援等)の拡充による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要メーカーの直販強化や競合他社の台頭による販売チャネルの競争激化
ITインフラ市場の価格競争の激化による収益性の低下
顧客のIT投資抑制や、より安価な代替ソリューションへの移行
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アセンテックの投資が失敗するには、まずITインフラ市場全体の成長性が鈍化し、DX推進の波が期待通りに押し寄せないことが必要だろう。さらに、同社が強みとする販売代理店としての地位が、主要メーカーの直販強化や、より強力な販売網を持つ競合他社の出現によって急速に侵食されるシナリオも考えられる。顧客がスイッチングコストを容易に乗り越え、より安価な代替ソリューションや、メーカー直販チャネルへ移行する動きが加速すれば、同社の収益基盤は大きく揺らぐだろう。また、クラウドネイティブ化の進展により、オンプレミス中心のインフラ販売事業そのものの魅力が低下することも、長期的なリスク要因となる。
5年後のモート予測
DX需要の拡大と付加価値サービスの強化により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特にクラウド関連ソリューションの販売が牽引役となる。
ITインフラ市場の緩やかな成長と、販売代理店としての地位を維持しつつ、緩やかな収益成長が見込まれる。競争環境は依然として厳しい。
価格競争の激化やメーカー直販の強化により、収益性が悪化。市場シェアも徐々に低下していくリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 68億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 17.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 63.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.10倍 |
合格数:3/7 部分的合格