バロックジャパンリミテッド(3548)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 695 | 54 | 35 | 18 | 20.6 | 108.4 | — | 43.0 |
| FY2017 | 680 | 26 | 12 | 0 | 6.7 | 34.5 | 10.0 | 42.6 |
| FY2018 | 710 | 47 | 29 | 37 | 14.5 | 81.4 | 38.0 | 47.4 |
| FY2019 | 659 | 46 | 29 | 25 | 13.4 | 79.2 | 38.0 | 52.8 |
| FY2020 | 506 | 13 | 4 | -8 | 1.8 | 10.4 | 38.0 | 50.4 |
| FY2021 | 591 | 28 | 15 | 12 | 6.6 | 40.9 | 32.0 | 52.4 |
| FY2022 | 588 | 22 | 2 | 8 | 1.1 | 6.8 | 38.0 | 52.4 |
| FY2023 | 603 | 20 | 9 | -13 | 4.3 | 26.2 | 38.0 | 51.8 |
| FY2024 | 582 | 8 | -26 | 4 | -13.7 | -71.6 | 38.0 | 45.9 |
| FY2025 | 515 | 3 | 4 | 14 | 2.5 | 10.2 | 38.0 | 45.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「SLY」「moussy」などの主力ブランドは一定の認知度とファン層を持つが、競合ブランドとの差別化は限定的。トレンドへの依存度が高く、ブランド価値の持続性には課題がある。近年は海外展開も進めているが、グローバルブランドとしての確立には至っていない。
アパレル小売業であり、顧客が他社ブランドへ乗り換える際の直接的な金銭的・時間的コストは低い。ただし、特定のブランドへの愛着やライフスタイルとの親和性から、一定の顧客ロイヤルティは存在する。
プラットフォームビジネスではなく、直接的なネットワーク効果は期待できない。SNS等での情報発信はあるが、それが直接的な顧客獲得やサービス価値向上に繋がる構造ではない。
SPA(製造小売業)モデルを採用し、企画から販売まで一貫して行うことで、中間コストの削減を目指している。しかし、アパレル業界全体の競争激化や原材料費高騰の影響を受けやすく、構造的なコスト優位性は限定的。
国内のアパレル小売市場において一定の規模を持つが、ファーストリテイリングやアダストリグループなどの巨大企業と比較すると、その規模は小さい。グローバル展開も進めているが、まだ規模の経済を十分に活かせているとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
主力ブランドのグローバル展開加速とブランド価値向上
ECチャネルの強化とデータ活用による顧客体験向上
サステナビリティへの取り組み強化による企業イメージ向上
弱気シナリオ(モート侵食)
ファストファッションの価格競争激化による収益圧迫
トレンドの変化への対応遅れによるブランド陳腐化
円安や原材料費高騰によるコスト増と利益率低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
バロックジャパンリミテッドへの投資が失敗するには、同社が持つブランド力が急速に陳腐化し、顧客離れが加速することが真実でなければならない。具体的には、主力ブランド「SLY」「moussy」が若年層のトレンドから外れ、競合他社がより魅力的な新興ブランドを次々と投入することで、同社のターゲット層の支持を奪うシナリオが考えられる。また、SPAモデルの強みであるサプライチェーン管理能力が、グローバルな供給網の混乱や地政学的リスクによって損なわれ、コスト競争力を失うことも考えられる。さらに、ECシフトへの対応が遅れ、実店舗への依存度が高いままデジタル化の波に乗り遅れることで、顧客接点が失われ、売上減少に繋がる可能性もある。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性が失われることが、投資の失敗を招く。
5年後のモート予測
主力ブランドのグローバル展開とEC強化により、売上・利益ともに堅調に成長。新規ブランドの育成にも成功し、ポートフォリオが多様化する。
国内市場での競争は激化するものの、既存ブランドの維持とECチャネルの成長により、緩やかな売上増加を維持。利益率はやや低下する可能性。
トレンドへの対応遅れや競争激化により、既存店売上が低迷。コスト増も重なり、減収減益となる。海外事業も期待通りに進まず、収益の柱とならない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 260億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 45.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 14.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 71.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.78倍 |
合格数:3/7 部分的合格