SUMINOE(3501)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 912 | 31 | 18 | 25 | 4.6 | 24.1 | — | 39.0 |
| FY2016 | 975 | 26 | 2 | -18 | 0.7 | 3.3 | 7.0 | 38.3 |
| FY2017 | 960 | 13 | 0 | -12 | 0.1 | 0.4 | 7.0 | 36.9 |
| FY2018 | 979 | 22 | 11 | 33 | 2.8 | 143.7 | — | 36.9 |
| FY2019 | 986 | 31 | 5 | 33 | 1.3 | 65.4 | 70.0 | 34.8 |
| FY2020 | 915 | 16 | 1 | 44 | 0.4 | 21.9 | 50.0 | 32.5 |
| FY2021 | 797 | 10 | 4 | 34 | 1.2 | 64.8 | 35.0 | 33.5 |
| FY2022 | 817 | 1 | 3 | -8 | 0.8 | 44.4 | 70.0 | 33.4 |
| FY2023 | 948 | 13 | 3 | -10 | 0.9 | 50.6 | 55.0 | 32.7 |
| FY2024 | 1,035 | 33 | 9 | 51 | 2.3 | 132.2 | 70.0 | 34.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:null/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
住江織物は、長年にわたり培ってきた「SUMINOE」ブランド力と、自動車内装材やカーペット分野におけるデザイン・技術開発力を持つ。特に、自動車メーカーとの共同開発や、高級ホテル・商業施設向けのカスタムデザイン実績は、一定の無形資産を形成していると考えられる。しかし、特許やIPの具体的な優位性に関する情報は限定的。
自動車内装材においては、自動車メーカーとの長年の取引関係と、仕様への適合性、品質管理体制がスイッチング・コストを生む。カーペット分野でも、建築・インテリアデザイナーとの連携や、物件ごとのカスタマイズ実績が、容易な乗り換えを困難にしている可能性がある。ただし、汎用品においてはスイッチング・コストは低い。
住江織物の事業モデルにおいて、ネットワーク効果が競争優位の源泉となっている明確な証拠は見当たらない。製品・サービスは主にBtoBであり、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に繋がる構造ではない。
繊維製品の製造においては、原材料調達、生産効率、物流コストなどが競争力に影響する。住江織物は長年の事業経験から一定のコスト管理能力を持つと推測されるが、構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は乏しい。海外生産拠点の活用や、自動化による効率化の余地は存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車内装材分野でのEVシフトや自動運転技術に対応した新素材開発によるシェア拡大。
高付加価値なカスタムカーペットやインテリア製品の海外市場での展開加速。
サステナビリティへの対応(リサイクル素材活用等)を強みとした新規顧客獲得。
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車メーカーの内製化や、競合他社による低価格攻勢によるシェア低下。
新興国メーカーの台頭による価格競争の激化。
デザイン・トレンドの変化への対応遅れによる製品競争力の低下。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
住江織物の競争優位性が失われるシナリオは、まず自動車メーカーが内装材のサプライヤーを多様化し、住江織物への依存度を大幅に低下させることである。これにより、長年培ってきた取引関係に基づくスイッチング・コストが低下し、価格競争に巻き込まれるリスクが高まる。また、競合他社が、住江織物よりも低コストで、かつ顧客ニーズに合致した革新的なデザインや機能を持つ製品を迅速に開発・提供できるようになることも、優位性を侵食する要因となる。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や、地政学リスクの高まりが、原材料調達コストの急騰や供給網の寸断を招き、住江織物の生産体制を脆弱化させる可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の市場での地位は大きく揺らぐだろう。
5年後のモート予測
EV・自動運転向け新素材開発が奏功し、自動車内装材事業が大幅に伸長。高付加価値カーペット事業も海外展開が進み、売上・利益ともに堅調に成長する。
既存事業を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。自動車内装材はEVシフトへの対応が課題となるが、カーペット事業で安定収益を確保する。
自動車メーカーのサプライヤー見直しや、競合の低価格攻勢により、自動車内装材事業が苦戦。カーペット事業も需要低迷の影響を受け、全体として減収減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 169億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 32.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 4.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.54倍 |
合格数:4/7 部分的合格