キング(8118)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 117 | 8 | 6 | 11 | 3.1 | 33.4 | — | 85.4 |
| FY2017 | 117 | 14 | 10 | 15 | 4.8 | 52.9 | 13.0 | 84.7 |
| FY2018 | 112 | 14 | 10 | 10 | 4.7 | 53.7 | 20.0 | 85.7 |
| FY2019 | 106 | 10 | 7 | 15 | 3.3 | 38.6 | 20.0 | 86.9 |
| FY2020 | 81 | -0 | -1 | 7 | -0.6 | -7.2 | 14.0 | 87.6 |
| FY2021 | 81 | 7 | 4 | 3 | 2.0 | 23.6 | 7.0 | 86.9 |
| FY2022 | 84 | 11 | 8 | 11 | 3.6 | 45.3 | 9.0 | 85.7 |
| FY2023 | 85 | 10 | 5 | 6 | 2.4 | 33.0 | 17.0 | 85.6 |
| FY2024 | 82 | 9 | 7 | 3 | 3.3 | 45.9 | 18.0 | 87.4 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 18.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
キング(8118)は、主にアパレル製品の製造・販売を手掛けており、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスといった無形資産による競争優位性は見られない。事業は一般的なアパレル製造・販売であり、参入障壁となるような独占的IPも確認できない。
キングの製品は、主に衣料品であり、消費者の嗜好やトレンドに左右されやすい。特定のブランドロイヤリティは存在する可能性はあるものの、顧客が他社製品へ乗り換える際の経済的・心理的コストは一般的に低いと考えられる。そのため、スイッチング・コストによる優位性は限定的である。
キングの事業モデルは、アパレル製品の製造・販売であり、プラットフォーム型ビジネスではない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は発生しないため、このタイプのモートは該当しない。
アパレル業界は競争が激しく、素材調達、製造、流通においてコスト競争力が重要となる。キングが特定のサプライチェーンや製造プロセスにおいて、競合他社よりも構造的に低いコストを実現しているという明確な証拠はない。規模の経済によるコスト削減の可能性はあるが、突出した優位性とは言えない。
キングはアパレル業界において一定の事業規模を有しているが、業界全体で見ると、ユニクロ(ファーストリテイリング)のようなグローバルな巨大企業と比較すると、その規模は限定的である。業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言い難く、効率規模による明確な競争優位性は弱い。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のブランド(例:a.v.v、any sis)の再成長とファン層の維持
ECチャネル強化による販売網拡大と効率化
コスト構造改革による収益性改善
弱気シナリオ(モート侵食)
ファストファッションや高価格帯ブランドとの競争激化による市場シェア低下
トレンド変化への対応遅れによる売上・利益の減少
原材料費や人件費の高騰による収益性悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、キングが保有するブランド価値が急速に陳腐化し、消費者の嗜好の変化に対応できなくなることが真実でなければならない。また、競合他社がより効果的なサプライチェーン管理やデジタルマーケティング戦略を展開し、キングのコスト競争力や顧客獲得能力を凌駕する状況も考えられる。さらに、アパレル業界全体が構造的な需要低迷に陥り、キングの事業規模や効率性が、この逆風の中で生き残るための十分な優位性とならないシナリオも想定される。特に、キングが持つ既存の顧客基盤が、より魅力的な代替品や新しい購買体験を提供する競合に流出し、スイッチング・コストの低さから顧客維持が困難になる状況は、投資の失敗に直結するだろう。
5年後のモート予測
ブランド力の再強化とEC事業の成長により、売上は緩やかに増加。コスト管理の徹底により、利益率も改善傾向を辿る。
既存事業の安定性を維持しつつ、トレンドへの対応やEC強化で微増益。競争環境の厳しさから大幅な成長は見込めない。
競争激化とトレンド対応の遅れにより、売上・利益ともに減少。ブランド価値の低下が顕著になり、事業再編のリスクも浮上する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 180億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 87.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 24.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 24.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.80倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書