シップヘルスケアホールディングス(3360)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,069 | 140 | 88 | 18 | 10.9 | 179.1 | — | 37.1 |
| FY2016 | 4,085 | 161 | 94 | 96 | 10.1 | 186.3 | — | 34.7 |
| FY2017 | 4,256 | 183 | 104 | 136 | 10.1 | 204.6 | 60.0 | 35.0 |
| FY2018 | 4,440 | 180 | 112 | 29 | 11.5 | 227.8 | 64.0 | 31.9 |
| FY2019 | 4,844 | 188 | 118 | 197 | 11.3 | 248.0 | 70.0 | 33.0 |
| FY2020 | 4,972 | 218 | 123 | 5 | 10.7 | 130.0 | 75.0 | 33.3 |
| FY2021 | 5,144 | 205 | 122 | 86 | 10.0 | 129.0 | 80.0 | 35.3 |
| FY2022 | 5,723 | 211 | 121 | 73 | 9.2 | 127.9 | 41.0 | 33.5 |
| FY2023 | 6,310 | 245 | 138 | 244 | 9.7 | 146.2 | 42.0 | 36.1 |
| FY2024 | 6,782 | 248 | 151 | 164 | 10.1 | 160.3 | 50.0 | 39.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許、規制ライセンスに関する具体的な情報が不足しているため、無形資産による競争優位性は現時点では評価できない。
医療機関への医薬品・医療機器の卸売という事業特性上、既存取引先との関係性は一定程度存在するが、他社への乗り換えコストが極めて高いという状況は確認できない。新規参入障壁は低いとは言えないものの、スイッチング・コストによる優位性は限定的。
事業モデルにおいて、ユーザー数が増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。サプライヤーと顧客の間の仲介業であり、ネットワーク効果は競争優位性の源泉とはなり得ない。
医薬品・医療機器卸売業は、規模の経済による効率化や物流網の最適化がコスト競争力に影響を与える可能性がある。しかし、シップヘルスケアホールディングス単独での圧倒的なコスト優位性を示す具体的なデータは現時点では確認できない。
医薬品卸売業界は、大手による寡占化が進んでおり、一定の規模を持つ企業は業界内での影響力を持ちやすい。シップヘルスケアホールディングスは、業界内でも一定のシェアを占めており、規模の経済による効率的な事業運営が可能であると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aによる事業規模の拡大と、それに伴うコスト削減効果の実現
ジェネリック医薬品や再生医療分野など、成長分野への注力による収益性向上
医療機関との強固なリレーションシップの維持・強化による安定的な収益基盤の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
医薬品卸売業界における価格競争の激化による収益性の低下
新薬開発の遅延や大型医薬品の特許切れによる売上への影響
後発医薬品メーカーの台頭や、製薬会社による直接販売へのシフト圧力
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、医薬品卸売業界における寡占構造が崩壊し、価格競争が激化することが真実でなければならない。具体的には、新規参入企業が技術革新や独自のビジネスモデルで既存のプレイヤーを凌駕し、シップヘルスケアホールディングスのような既存の規模の経済を持つ企業が、その優位性を維持できなくなる状況が考えられる。また、製薬会社が卸売業者を介さずに直接医療機関へ販売するチャネルを確立し、中間マージンを排除する動きが加速することも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。さらに、M&A戦略が失敗し、買収した企業の統合に失敗したり、過剰な買収価格が財務を圧迫したりするシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
M&Aや成長分野への注力により、売上・利益ともに着実な成長を遂げ、業界内での地位をさらに強固にする。安定したキャッシュフローを維持し、株主還元も増加する。
緩やかな市場成長と、業界内の価格競争の影響を受けつつも、規模の経済と既存顧客基盤により安定した収益を維持する。成長性は限定的だが、大きな落ち込みはない。
価格競争の激化や製薬会社の販売チャネルの変化により、収益性が悪化。事業規模の維持も困難になり、株価は低迷する。成長戦略の実行にも失敗する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,023億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.36倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準