稲畑産業(8098)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 5,866 | 126 | 97 | 63 | 6.6 | 156.3 | — | 43.0 |
| FY2017 | 6,211 | 60 | 67 | 110 | 4.7 | 109.9 | 40.0 | 40.0 |
| FY2018 | 6,347 | 140 | 129 | 133 | 7.8 | 211.4 | 40.0 | 44.5 |
| FY2019 | 6,003 | 132 | 114 | 102 | 7.7 | 188.8 | 48.0 | 45.2 |
| FY2020 | 5,776 | 150 | 138 | 172 | 7.9 | 229.1 | 53.0 | 49.2 |
| FY2021 | 6,810 | 201 | 224 | -60 | 12.6 | 374.2 | 63.0 | 45.0 |
| FY2022 | 7,356 | 203 | 195 | 182 | 10.7 | 343.3 | 110.0 | 47.2 |
| FY2023 | 7,660 | 212 | 200 | 278 | 9.7 | 362.2 | 115.0 | 46.8 |
| FY2024 | 8,378 | 258 | 198 | 104 | 9.2 | 363.9 | 120.0 | 47.1 |
| FY2025 | 8,327 | 262 | 206 | 81 | 8.4 | 384.8 | 125.0 | 47.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
特定のブランド力や強力な特許は限定的。ただし、長年の事業活動で培われた信用や、特定のサプライヤー・顧客との関係性は無形資産の一部と見なせる可能性がある。具体的な数値での把握は難しい。
化学品や合成樹脂などの専門商材を扱うため、顧客は代替品を探す手間や品質確認コストを考慮すると、一定のスイッチングコストが存在する。しかし、商材によっては代替が容易なものもある。
ネットワーク効果が事業の根幹をなす構造ではない。顧客やサプライヤーとの関係性は重要だが、ユーザー数の増加が直接的にサービス価値を高めるタイプではない。
卸売業として、規模の経済によるコスト削減効果は一定程度期待できる。しかし、メーカーのような製造プロセスにおける構造的なコスト優位性は見出しにくい。為替や調達コストの変動影響を受けやすい。
化学品・合成樹脂・情報電子化学品・生活産業の4分野で多岐にわたる事業を展開し、グローバルな調達・販売網を持つ。特定の分野では一定の市場シェアを確保しており、業界規模に対して最適な少数寡占の一角を担っていると言える。
競合との比較優位
強気シナリオ
グローバルな調達・販売網のさらなる拡充による事業拡大
高付加価値商材へのシフトによる収益性向上
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要取引先との関係悪化や新規取引先の開拓遅延
グローバル経済の減速や地政学リスクによる事業環境の悪化
競合他社による価格競争の激化や代替技術の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
稲畑産業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきたグローバルな調達・販売ネットワークが陳腐化し、競合他社がより効率的かつ低コストなサプライチェーンを構築することに成功した場合である。特に、デジタル技術を活用した新たな商流が台頭し、従来の卸売業の役割が縮小するシナリオが考えられる。また、主要な取扱品目である化学品や合成樹脂の分野で、代替素材や革新的な製造技術が登場し、同社のバリューチェーンが不要になる、あるいはその価値が著しく低下することも、投資の失敗につながるだろう。さらに、地政学リスクの高まりや保護主義の台頭により、グローバルネットワークの維持が困難になり、事業継続性が脅かされる可能性も考慮する必要がある。
5年後のモート予測
グローバルネットワークの強化と高付加価値商材へのシフトにより、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。M&Aも成功し、新たな収益の柱を確立する。
既存事業の安定的な成長を維持しつつ、一部新規事業への投資も行う。緩やかながらも堅実な業績推移を続ける。
世界経済の減速や競合激化により、既存事業の成長が鈍化。新規事業も期待したほどの成果を上げられず、業績は低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,155億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 3.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.91倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-17 臨時報告書