加賀電子(8154)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,272 | 69 | 70 | 105 | 10.6 | 249.4 | — | 52.4 |
| FY2017 | 2,359 | 81 | 65 | 59 | 9.2 | 236.6 | 60.0 | 54.5 |
| FY2018 | 2,928 | 76 | 80 | -84 | 9.5 | 292.1 | 70.0 | 35.8 |
| FY2019 | 4,436 | 100 | 59 | 188 | 6.8 | 213.2 | 80.0 | 37.7 |
| FY2020 | 4,224 | 115 | 114 | 75 | 12.0 | 415.1 | 70.0 | 38.4 |
| FY2021 | 4,958 | 209 | 154 | -83 | 14.6 | 576.5 | 80.0 | 38.8 |
| FY2022 | 6,081 | 322 | 231 | 258 | 17.8 | 878.7 | 120.0 | 45.3 |
| FY2023 | 5,427 | 258 | 203 | 264 | 13.5 | 774.6 | 220.0 | 52.6 |
| FY2024 | 5,478 | 236 | 171 | 151 | 10.3 | 325.1 | 220.0 | 54.4 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 140.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
加賀電子は電子部品・半導体商社であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPを保有しているという情報は確認できない。事業の性質上、これらの無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
電子部品・半導体商社として、顧客(メーカー)は特定のサプライヤーとの取引関係を構築している。サプライヤー変更には評価・選定・切り替えコストが発生する可能性があるが、代替サプライヤーも多数存在するため、スイッチング・コストは限定的。
加賀電子のビジネスモデルは、サプライヤーと顧客を繋ぐ商社業であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。ユーザー数の増加がサービス価値を向上させる構造ではない。
電子部品商社として、仕入れ価格や物流効率がコスト競争力に影響する。規模の経済による効率化や、サプライヤーとの良好な関係による有利な仕入れ条件の獲得は可能だが、業界全体で価格競争が生じやすく、構造的なコスト優位性の確立は難しい。
電子部品・半導体商社として、広範なサプライヤーネットワークと多様な顧客基盤を持つ。グローバルな調達・販売網を構築しており、一定の規模を持つことで、多くの製品・サービスを効率的に提供できる。業界内での地位は確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体・電子部品市場の成長に伴う事業拡大
M&Aによる事業ポートフォリオ強化とシナジー創出
高付加価値サービス(設計・開発支援等)の提供拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体・電子部品市場の市況悪化と価格下落
競合他社との激しい価格競争による収益性低下
サプライヤーや顧客の集中リスクによる影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
加賀電子の競争優位性が失われるシナリオは、まず主要なサプライヤーが自社で直接販売網を強化し、商社を介さないルートを拡大することである。これにより、加賀電子の仕入れ・販売における付加価値が低下する。次に、競合他社がより強力なグローバルネットワークと低コスト構造を構築し、価格競争力と品揃えで圧倒した場合、加賀電子の規模の経済による優位性が崩れる。さらに、顧客企業が内製化を進めたり、より専門性の高いニッチな商社に取引をシフトしたりすることで、加賀電子の顧客基盤が縮小する可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、収益性が持続的に悪化すれば、現在の競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
半導体・電子部品市場の旺盛な需要と、同社のグローバルネットワーク、M&Aによる事業拡大が奏功し、売上・利益ともに着実な成長を続けるシナリオ。
市場の成長は緩やかになるものの、同社は既存事業の効率化と新規事業への投資により、安定的な収益を維持するシナリオ。
世界経済の減速や地政学リスクの高まりにより、半導体・電子部品市場が低迷し、価格競争が激化。同社の収益性が悪化するシナリオ。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,207億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 54.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -17.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.33倍 |
合格数:3/7 部分的合格