日本コークス工業(3315)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 925 | 23 | -17 | -17 | -4.1 | -5.6 | — | 36.3 |
| FY2016 | 891 | 26 | 19 | 13 | 4.4 | 6.3 | — | 37.8 |
| FY2017 | 1,102 | 35 | 48 | 68 | 10.4 | 16.0 | 2.0 | 40.1 |
| FY2018 | 1,212 | 67 | 32 | 57 | 6.6 | 10.8 | 3.0 | 39.4 |
| FY2019 | 1,074 | 16 | 0 | -2 | 0.1 | 0.1 | 3.0 | 44.4 |
| FY2020 | 879 | 70 | 40 | 96 | 7.8 | 13.6 | 1.0 | 50.0 |
| FY2021 | 1,247 | 123 | 74 | 4 | 12.9 | 25.4 | 4.0 | 44.5 |
| FY2022 | 1,741 | -4 | -11 | -205 | -2.0 | -3.7 | 7.0 | 38.7 |
| FY2023 | 1,352 | 44 | 19 | 10 | 3.4 | 6.5 | 0.0 | 40.0 |
| FY2024 | 990 | -86 | -139 | -199 | -33.4 | -47.8 | 3.0 | 31.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
日本コークス工業は、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。コークス製造・販売が主であり、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
製鉄所などの顧客は、コークス調達先を切り替える際に、品質や供給安定性の確認、新たな契約締結などの手間が発生する。しかし、コークスは汎用品としての側面も強く、代替品や他社製品への乗り換え障壁はそれほど高くないと考えられる。
日本コークス工業の事業は、ユーザー数の増加がサービスの価値を高めるネットワーク効果を生み出す性質のものではない。コークス製造・販売は、個々の取引先との関係性が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は期待できない。
石炭の調達力や、コークス製造における操業効率、物流コストの最適化などが競争力の源泉となりうる。特に、原料炭の安定調達や、大規模なコークス炉の稼働率維持によるスケールメリットを活かしたコスト競争力が一定程度存在する可能性がある。
コークス製造は設備投資が大きく、一定規模以上の生産能力を持つ企業がコスト競争力を持つ傾向がある。日本コークス工業は国内有数のコークスメーカーであり、一定の生産規模を背景とした効率的な事業運営が可能であると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内製鉄業の堅調な需要に支えられ、コークス需要が安定的に推移する。
原料炭価格の安定化や、調達先の多様化により、コスト競争力を維持・強化する。
環境規制への対応や、高付加価値コークスの開発により、新たな収益源を確保する。
弱気シナリオ(モート侵食)
海外からの安価なコークスの流入が増加し、価格競争が激化する。
製鉄業の生産調整や、代替燃料へのシフトにより、コークス需要が長期的に低迷する。
原料炭価格の高騰や、操業コストの増加により、収益性が悪化する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、日本コークス工業がコークス製造・販売におけるコスト優位性を維持できなくなることが真でなければならない。具体的には、主要原料である石炭の調達コストが構造的に上昇し、他社がより有利な条件で調達できなくなる状況が考えられる。また、国内製鉄所の生産能力縮小や、海外からの低価格コークスの流入が想定以上に加速し、国内市場における価格決定力が失われることもリスクとなる。さらに、コークス製造に関わる環境規制が強化され、追加的な設備投資負担が他社よりも重くのしかかる、あるいは、代替燃料技術が急速に進展し、コークスの需要そのものが陳腐化するシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
国内製鉄業の安定した需要と、原料調達・生産効率の維持により、堅調な業績推移。高付加価値製品へのシフトも進む。
現状の需要構造を維持しつつ、原料価格の変動に影響を受けながらも、一定の収益性を確保。大きな成長は見込めない。
原料価格の高騰と需要の低迷が重なり、収益性が悪化。競争力の低下により、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 288億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 40.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.51倍 |
合格数:2/7 部分的合格