3101

東洋紡(3101)に経済的な堀はあるか

化学 素材・化学

株価

現在株価
1,773
2026-09-01
時価総額
1,447 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 3,478 231 102 217 6.3 11.4 35.3
FY2016 3,295 233 94 127 5.5 10.6 37.2
FY2017 3,311 239 130 212 7.1 146.9 3.5 40.5
FY2018 3,367 217 -6 -164 -0.3 -6.8 40.0 38.3
FY2019 3,396 228 138 50 7.5 155.1 40.0 36.4
FY2020 3,374 267 42 34 2.2 47.3 40.0 37.8
FY2021 3,757 284 129 -75 6.5 144.8 40.0 37.6
FY2022 3,999 101 -7 -282 -0.3 -7.4 40.0 32.2
FY2023 4,143 90 25 -372 1.1 27.9 40.0 32.5
FY2024 4,220 167 20 -163 0.9 22.7 40.0 31.6

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

東洋紡は、高機能繊維やフィルム、不織布などの分野で長年の研究開発により培われた技術力を持つ。特に、特殊ポリマーや加工技術に関する特許は存在するが、競合他社も同様の技術開発を進めており、圧倒的なブランド力や独占的IPによる優位性は限定的。

スイッチングコスト2/5

一部の産業用資材(例:自動車用エアバッグクロス、ディスプレイ用フィルム)では、顧客の仕様要求や品質基準が厳格であり、サプライヤー変更には時間とコストがかかる可能性がある。しかし、汎用的な素材も多く、顧客の乗り換え障壁は全体として高くない。

ネットワーク効果0/5

東洋紡の事業は、特定のプラットフォームやサービスを介したユーザー間の相互作用に依存するものではなく、ネットワーク効果は期待できない。

コスト優位1/5

長年の操業で培われた生産ノウハウや効率化の努力はあるが、化学産業全体として原料価格の変動やエネルギーコストの影響を受けやすく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。規模の経済によるコスト削減効果は限定的。

規模の経済3/5

高機能繊維、フィルム、不織布、化成品など多岐にわたる事業を展開しており、各分野で一定の生産規模を持つ。特に、特定のニッチ市場においては、業界内で上位のシェアを占める製品もあると考えられる。しかし、グローバルな化学メーカーと比較すると、圧倒的な規模の優位性はない。

競合との比較優位

強気シナリオ

高機能素材分野での技術革新と新製品開発による高付加価値化

M&Aや事業再編によるポートフォリオ最適化と収益性向上

サステナビリティ関連素材(バイオマスプラスチック、リサイクル素材等)への注力による新たな成長機会の創出

弱気シナリオ(モート侵食)

グローバル競合他社による低価格攻勢と技術革新の遅れ

主要原料価格の高騰や円安進行による採算悪化

環境規制強化や地政学リスクによる事業継続性の阻害

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

東洋紡の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきた高機能素材分野における技術的優位性が、競合他社の急速なキャッチアップや代替技術の登場によって陳腐化することが挙げられる。特に、中国などの新興国メーカーが低コストで同等以上の性能を持つ素材を開発・供給し始めた場合、東洋紡の価格競争力と市場シェアは大きく低下するだろう。また、主要な事業セグメント(繊維、フィルム、化成品など)において、グローバルな規模の経済を持つ競合企業が、より効率的な生産体制やサプライチェーンを構築し、コスト面で圧倒的な優位性を確立した場合、東洋紡の収益性は持続的に圧迫される。さらに、サステナビリティへの対応が遅れ、環境規制強化や顧客ニーズの変化に対応できず、ESG投資家からの評価を失うことも、投資の失敗につながる要因となりうる。

5年後のモート予測

強気

高機能素材事業の成長と新規事業の成功により、売上高・利益ともに堅調に伸長。特にサステナビリティ関連製品が収益を牽引し、株価は緩やかに上昇する。

中立

既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原料価格の変動や為替の影響を受けながらも、コスト削減努力により一定の利益水準を確保する。

弱気

グローバル競争の激化や原料価格高騰により、収益性が悪化。新規事業の立ち上げも遅れ、株価は低迷する可能性が高い。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 1,447億
2. 健全な財務 自己資本比率 31.6%
3. 利益の安定性 8年連続黒字
4. 配当の継続性 10年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -46.0%
6. 適度なPER PER 72.2倍
7. 適度なPBR PBR 0.74倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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