ジェーソン(3080)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 233 | 6 | 4 | 1 | 13.2 | 33.0 | — | 45.3 |
| FY2017 | 232 | 6 | 4 | -0 | 10.7 | 28.8 | 9.0 | 47.2 |
| FY2018 | 234 | 7 | 4 | 9 | 11.6 | 34.2 | 9.0 | 48.5 |
| FY2019 | 244 | 7 | 5 | 6 | 11.8 | 38.5 | 9.0 | 49.3 |
| FY2020 | 265 | 12 | 8 | 10 | 16.6 | 62.9 | 9.0 | 50.8 |
| FY2021 | 263 | 9 | 6 | 2 | 10.9 | 44.5 | 13.0 | 53.9 |
| FY2022 | 272 | 8 | 6 | 5 | 10.5 | 46.8 | 13.0 | 54.6 |
| FY2023 | 287 | 9 | 6 | 4 | 9.8 | 47.1 | 13.0 | 56.9 |
| FY2024 | 283 | 5 | 3 | 1 | 5.5 | 27.0 | 13.0 | 58.0 |
| FY2025 | 286 | 2 | -2 | -4 | -3.4 | -15.8 | 13.0 | 54.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ジェーソンはディスカウントストアであり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有している兆候は確認できない。PB商品も展開しているが、競合他社との差別化に繋がるほどの無形資産とは言えない。
ディスカウントストアという業態上、顧客が競合他社に乗り換える際のスイッチングコストは低い。ただし、ジェーソンが長年培ってきた地域密着型の店舗展開や、一部の顧客層にとっては、価格や品揃えの点で一定の愛着や利便性があり、それが僅かなスイッチングコストを生んでいる可能性がある。
小売業、特にディスカウントストアのビジネスモデルにおいて、ネットワーク効果は基本的に発生しない。顧客が増えることで商品の魅力が増したり、プラットフォームの価値が向上したりする構造ではない。
ディスカウントストアとして、徹底したコスト削減努力を行っていると考えられる。仕入れ交渉力や効率的な物流網の構築が推測されるが、業界全体として価格競争が激しく、持続的なコスト優位性を確立しているかは不明瞭。特に、競合他社も同様の努力を行っている可能性が高い。
ジェーソンは一定の店舗網を有しているが、業界全体で見ると規模の経済性は限定的である。大手小売業と比較すると、仕入れや物流における交渉力や効率性で劣る可能性がある。地域によっては一定のシェアを持つものの、業界全体を代表するような寡占的な地位にはない。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域密着型の店舗運営による根強い顧客基盤の維持
効率的な仕入れ・物流体制の更なる強化によるコスト競争力の向上
PB商品の拡充や独自性の高い品揃えによる差別化の成功
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社との価格競争の激化
消費者の購買行動の変化(ECシフトなど)への対応遅れ
原材料価格や人件費の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ジェーソンの投資が失敗するには、まず、同社がディスカウントストアとしての基本的な競争優位性を維持できない状況が真実でなければならない。具体的には、競合他社、特に規模の経済を活かせる大手チェーンや、より効率的なオペレーションを持つ企業に対して、価格競争力や品揃えで劣後し続けることである。また、地域密着という強みが、消費者のライフスタイルの変化(例:オンラインショッピングへの移行、郊外型大型店の台頭)によって陳腐化し、顧客離れが加速することも考えられる。さらに、サプライチェーンの効率化やPB商品の開発においても、競合に後塵を拝し、コスト優位性や商品力で差別化できなくなるシナリオも、この投資の失敗に繋がるだろう。これらの要因が複合的に作用し、収益性の低下と市場シェアの縮小が同時に進行する場合、ジェーソンの長期的な企業価値は大きく毀損される。
5年後のモート予測
堅調な地域顧客基盤とコスト管理により、安定した収益成長を維持。PB商品強化や店舗改装で顧客満足度を高め、緩やかな売上増と利益率改善を実現する。
既存店売上の微増とコスト抑制努力により、現状維持に近い業績推移。競争環境の厳しさから大幅な成長は見込めないが、安定したキャッシュフローを確保する。
価格競争の激化や消費者の嗜好変化に対応できず、売上・利益ともに減少。店舗閉鎖や事業再編のリスクが高まり、収益性は悪化の一途をたどる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 97億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 28.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.54倍 |
合格数:2/7 部分的合格