神戸物産(3038)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,393 | 118 | 46 | 95 | 20.2 | 174.5 | 45.0 | 12.4 |
| FY2017 | 2,515 | 146 | 83 | 106 | 27.8 | 318.5 | 50.0 | 16.6 |
| FY2018 | 2,672 | 157 | 104 | 88 | 26.1 | 195.4 | 65.0 | 23.3 |
| FY2019 | 2,996 | 192 | 121 | 97 | 23.8 | 112.7 | 40.0 | 29.5 |
| FY2020 | 3,409 | 239 | 150 | 22 | 25.4 | 69.9 | 30.0 | 39.0 |
| FY2021 | 3,621 | 273 | 196 | 39 | 25.1 | 90.5 | 20.0 | 48.8 |
| FY2022 | 4,068 | 278 | 208 | 91 | 21.4 | 95.4 | 22.0 | 52.7 |
| FY2023 | 4,615 | 307 | 206 | 235 | 18.0 | 93.6 | 22.0 | 52.7 |
| FY2024 | 5,079 | 344 | 214 | 206 | 16.2 | 97.1 | 23.0 | 55.4 |
| FY2025 | 5,517 | 399 | 319 | 332 | 19.8 | 144.0 | 30.0 | 60.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
「業務スーパー」ブランドは一定の認知度を持つが、強力なブランドロイヤリティというよりは、価格訴求力に依存している側面が強い。PB商品の開発力は強みだが、模倣されやすい。特許やライセンスによる独占性は低い。
一般消費者向けのため、顧客のスイッチングコストは低い。業務用顧客に対しても、価格や品揃えで選ばれるため、乗り換え障壁は高くない。
ネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォーム型ビジネスではない。
「業務スーパー」のスケールメリットと、海外からの直接調達、効率的な物流網により、圧倒的な低価格を実現。粗利率は低いが、販管費率も低く抑えられている点が強み。
国内に多数の店舗網を展開し、卸売業としての規模の経済を活かしている。特に、食品卸売業界において、独自のビジネスモデルで一定の地位を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
「業務スーパー」ブランドのさらなる浸透と、PB商品の開発力強化による収益性向上。
海外調達網の拡大と効率化によるコスト優位性の維持・強化。
インフレ環境下での低価格志向の高まりによる需要拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の低価格戦略の激化による価格競争の激化。
海外情勢の不安定化や為替変動による調達コストの上昇。
消費者の嗜好の変化や、より高付加価値な商品へのシフト。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
神戸物産の競争優位性が失われるシナリオは、主にコスト優位性の崩壊である。具体的には、①海外調達における地政学的リスクの高まりや物流コストの急騰により、現在の低価格を実現できなくなる、②競合他社が神戸物産以上の規模の経済や効率的な調達網を構築し、価格競争で劣後する、③円安が恒常化し、輸入コストが大幅に上昇して、国内価格への転嫁が困難になる、といった状況が考えられる。また、PB商品の開発力が陳腐化し、独自性が失われることもリスク要因となる。これらの要因が複合的に作用し、低価格戦略が維持できなくなれば、現在の顧客基盤を失う可能性がある。
5年後のモート予測
低価格戦略とPB商品開発を武器に、既存顧客の維持・拡大と新規顧客の獲得を進め、売上・利益ともに堅調に成長する。
コスト優位性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。競合との価格競争や調達リスクの影響を受けながらも、一定の収益性を確保する。
調達コストの上昇や競合激化により、価格競争力が低下。売上・利益ともに伸び悩み、既存の競争優位性が揺らぐ。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 6,196億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 60.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 14.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.94倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準