長瀬産業(8012)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 7,224 | 150 | 103 | 80 | 3.5 | 81.7 | — | 54.7 |
| FY2017 | 7,839 | 241 | 172 | 66 | 5.6 | 136.3 | 33.0 | 53.1 |
| FY2018 | 8,078 | 252 | 201 | 101 | 6.4 | 161.3 | 40.0 | 54.2 |
| FY2019 | 7,996 | 192 | 151 | -161 | 4.8 | 122.1 | 42.0 | 49.9 |
| FY2020 | 8,302 | 219 | 188 | 230 | 5.6 | 151.9 | 44.0 | 51.5 |
| FY2021 | 7,806 | 353 | 259 | -254 | 7.3 | 213.5 | 46.0 | 46.5 |
| FY2022 | 9,129 | 334 | 236 | 14 | 6.2 | 199.5 | 54.0 | 48.2 |
| FY2023 | 9,001 | 306 | 224 | 613 | 5.6 | 195.0 | 70.0 | 49.7 |
| FY2024 | 9,450 | 391 | 255 | 247 | 6.3 | 230.4 | 80.0 | 49.4 |
| FY2025 | 9,728 | 447 | 331 | 13 | 7.6 | 78.9 | 90.0 | 48.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長瀬産業は化学品・電子材料等に強みを持つ専門商社であり、特定のニッチ分野における長年の取引実績やサプライヤーとの強固な関係性が無形資産となり得る。しかし、具体的な特許やブランド力による独占的な優位性は限定的と見られる。
顧客は長瀬産業の提供する特定の化学品や材料に依存している場合があり、サプライヤー変更には品質確認や切り替えコストが発生する可能性がある。しかし、代替品の存在や価格競争力によってはスイッチングコストは相対的に低い。
長瀬産業のビジネスモデルは、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を直接的に生み出すものではない。
専門商社として、長年の経験に基づく効率的な調達・物流網を構築している可能性はある。しかし、他社も同様の効率化を図っており、構造的なコスト優位性は明確ではない。
化学品・電子材料分野における長瀬産業の取扱高やグローバルネットワークは一定の規模を有しており、サプライヤーや顧客との交渉力に繋がっている。業界内での地位は比較的高く、効率規模のメリットを享受していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値商材へのシフトによる収益性向上
M&Aによる事業領域拡大とシナジー創出
グローバルサプライチェーンにおける存在感の維持・強化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要取引先への依存度によるリスク
原材料価格変動や地政学リスクの影響
競合他社との価格競争激化による利益率低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
長瀬産業の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきたグローバルなサプライヤー・顧客ネットワークが、デジタル化の進展や新興企業の台頭によって陳腐化し、その価値を急速に失う必要がある。具体的には、顧客が直接メーカーから調達するチャネルの確立や、より安価で代替可能な素材が容易に入手可能になる状況が考えられる。また、同社が強みとするニッチ分野において、競合他社がより効率的な調達・物流システムを構築し、価格競争力で圧倒する、あるいは、長瀬産業が注力する高付加価値商材の需要が、技術革新によって急速に縮小するシナリオも考えられる。さらに、同社がM&A等で獲得した事業が期待したシナジーを生み出せず、むしろ経営資源を分散させる結果となることも、失敗の要因となり得る。
5年後のモート予測
高付加価値商材へのシフトとグローバルネットワークの活用により、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。M&Aも成功し、新たな収益の柱を確立する。
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、一部高成長分野への投資を進める。緩やかな成長軌道を辿る。
価格競争の激化や主要取引先のリスク顕在化により、収益性が悪化。新規事業の育成も遅々として進まず、停滞する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,866億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -26.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.11倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-09-01 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-18 臨時報告書