アルフレッサ ホールディングス(2784)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 25,518 | 332 | 309 | 209 | 7.9 | 142.6 | — | 31.2 |
| FY2017 | 26,029 | 418 | 356 | 374 | 8.2 | 164.3 | 36.0 | 32.4 |
| FY2018 | 26,405 | 448 | 417 | 339 | 9.4 | 195.8 | 39.0 | 32.9 |
| FY2019 | 26,985 | 476 | 403 | 168 | 8.5 | 190.3 | 48.0 | 35.0 |
| FY2020 | 26,032 | 207 | 245 | -259 | 5.0 | 115.8 | 50.0 | 37.2 |
| FY2021 | 25,856 | 291 | 322 | 389 | 6.8 | 153.6 | 53.0 | 36.2 |
| FY2022 | 26,961 | 301 | 258 | -75 | 5.3 | 127.4 | 54.0 | 36.4 |
| FY2023 | 28,585 | 385 | 296 | 722 | 6.2 | 154.1 | 57.0 | 33.1 |
| FY2024 | 29,611 | 381 | 274 | -193 | 5.7 | 147.5 | 70.0 | 33.5 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 63.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
アルフレッサは医薬品卸売業界における主要プレイヤーであり、長年の実績と信頼に基づくブランド力は一定の無形資産となり得る。しかし、特許や独占的IPといった強力な無形資産は限定的である。
医療機関や薬局は、医薬品の安定供給、品質管理、物流網の信頼性から、既存の卸売業者との取引を継続する傾向が強い。取引先の変更には、新たなサプライヤー選定、契約手続き、物流再構築などのコストやリスクが伴うため、スイッチング・コストは中程度存在する。
医薬品卸売業は、プラットフォーム型ビジネスではなく、サプライヤーと顧客の直接的な取引が中心であり、ネットワーク効果はほとんど見られない。
医薬品卸売業は、規模の経済による効率的な物流網の構築や、大量仕入れによる価格交渉力がコスト優位に寄ち寄与する可能性がある。しかし、業界全体として価格競争は激しく、構造的なコスト優位性は限定的である。
アルフレッサは日本国内の医薬品卸売市場においてトップクラスのシェアを誇り、広範な物流ネットワークと多数の取引先を有している。この規模は、効率的なオペレーションと広範なカバレッジを可能にし、新規参入者にとって大きな障壁となる。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aによる業界再編の加速とシェア拡大
高度な物流・情報システムの活用による効率化とサービス向上
ジェネリック医薬品や再生医療等製品など、成長分野への対応強化
弱気シナリオ(モート侵食)
薬価改定や診療報酬改定によるマージン圧迫
製薬メーカーによる直販網強化や、異業種からの新規参入
デジタル化の遅れによる競争力低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アルフレッサの投資が失敗するには、医薬品卸売業界の構造そのものが大きく変化し、同社の持つ規模の経済や広範な物流網が陳腐化する必要がある。例えば、製薬メーカーが直接、全国津々浦々の医療機関や薬局に、高度なデジタルプラットフォームを通じて医薬品を配送する仕組みが確立され、アルフレッサのような中間流通業者の必要性が急速に失われるシナリオが考えられる。また、医療機関や薬局側が、コスト削減や効率化を最優先し、既存の取引関係や安定供給のメリットよりも、より安価で柔軟な代替供給ルートを積極的に開拓するようになることも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。さらに、強力な規制緩和により、新規参入障壁が大幅に低下し、多数の競合が出現することで、価格競争が激化し、規模の経済が意味をなさなくなる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
M&AやDX推進により、効率的な物流網とサービスを強化し、業界内での地位をさらに盤石にする。成長分野への投資も奏功し、安定的な収益成長を維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな効率化を進める。薬価改定などの影響を受けつつも、規模の経済を活かして一定の収益性を確保する。
価格競争の激化や製薬メーカーの直販強化により、マージンが圧迫される。DX対応の遅れも響き、競争力が低下し、収益が減少する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,414億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 33.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -1.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.90倍 |
合格数:3/7 部分的合格