ダイショー(2816)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 197 | 5 | 3 | 7 | 3.9 | 30.7 | — | 56.7 |
| FY2017 | 205 | 6 | 4 | 7 | 5.1 | 41.0 | 18.0 | 55.9 |
| FY2018 | 206 | 5 | 3 | 7 | 4.1 | 33.8 | 18.0 | 58.1 |
| FY2019 | 211 | 6 | 4 | 6 | 4.9 | 41.9 | 18.0 | 57.6 |
| FY2020 | 224 | 8 | 5 | 13 | 6.2 | 55.3 | 18.0 | 56.7 |
| FY2021 | 227 | 9 | 6 | 7 | 6.3 | 58.2 | 18.0 | 57.1 |
| FY2022 | 234 | 5 | 3 | -2 | 3.4 | 32.2 | 18.0 | 59.2 |
| FY2023 | 254 | 9 | 6 | 7 | 6.3 | 62.1 | 18.0 | 58.2 |
| FY2024 | 262 | 7 | 5 | -23 | 4.7 | 47.5 | 18.0 | 52.4 |
| FY2025 | 275 | 7 | 5 | -18 | 4.5 | 47.2 | 18.0 | 49.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ダイショーは「味」という無形資産を長年培ってきたが、特定の強力なブランドや特許による独占性は限定的。家庭用調味料市場における長年の実績と認知度は一定の強みとなるが、競合他社も同様のブランド力を有している。
家庭用調味料は、消費者の嗜好や価格、プロモーションによって比較的容易に代替品に乗り換えられる傾向がある。特定の「味」へのこだわりを持つ顧客層は存在するものの、乗り換えによる大きな損失は発生しにくい。
ダイショーの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接高めるネットワーク効果は存在しない。
長年の調味料製造ノウハウによる効率的な生産体制や、原料調達における一定の交渉力はコスト優位に寄与する可能性がある。しかし、食品業界全体で価格競争は激しく、圧倒的なコスト優位を確立しているとは言えない。
家庭用調味料市場において一定のシェアを持つが、業界全体で見ると多数のプレイヤーが存在する競争環境であり、寡占化が進んでいるとは言えない。規模の経済による優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向や簡便調理ニーズに対応した新商品開発による売上拡大
海外市場への展開強化による新たな収益源の確保
既存商品のブランド力強化とリブランディングによる顧客ロイヤリティ向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の新商品攻勢や積極的なプロモーションによる市場シェアの低下
原材料価格の高騰が収益性を圧迫
消費者の健康志向の変化への対応遅れによる需要減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダイショーの投資が失敗するには、まず「味」という無形資産の価値が急速に陳腐化し、消費者の嗜好が全く異なる方向へシフトすることが必要である。具体的には、既存の調味料の需要が構造的に減少し、代替となる新しい食文化や調理法が急速に普及し、ダイショーがそれに対応できない状況が考えられる。また、競合他社がより革新的な商品開発やマーケティング戦略で市場を席巻し、ダイショーのブランドイメージが時代遅れと見なされるようになることも、失敗シナリオの重要な要素となる。さらに、原材料調達や生産効率におけるコスト優位性が失われ、価格競争で劣後する事態も、失敗を加速させるだろう。これらの要因が複合的に作用し、ダイショーが長年築き上げてきた競争優位性を根底から覆すことが、この投資の失敗を招く。
5年後のモート予測
健康志向・簡便調理ニーズへの的確な対応と海外展開の成功により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。ブランド力維持・向上で市場シェアを拡大。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな商品開発と国内市場でのシェア維持に努める。緩やかな成長に留まる。
競合激化、原材料高騰、消費者の嗜好変化への対応遅れにより、売上・利益ともに低迷。市場シェアを徐々に失う。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 135億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 13.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 29.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.34倍 |
合格数:4/7 部分的合格