一正蒲鉾(2904)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 350 | 8 | 2 | 17 | 2.6 | 13.5 | 6.0 | 39.9 |
| FY2017 | 348 | 13 | 8 | 17 | 8.2 | 45.8 | 6.0 | 43.7 |
| FY2018 | 350 | 10 | 6 | 3 | 5.1 | 30.2 | 7.0 | 44.8 |
| FY2019 | 356 | 13 | 7 | 14 | 6.1 | 36.5 | 7.0 | 46.6 |
| FY2020 | 360 | 19 | 3 | 21 | 2.3 | 13.7 | 8.0 | 50.7 |
| FY2021 | 347 | 17 | 27 | 17 | 19.8 | 145.6 | 10.0 | 61.2 |
| FY2022 | 316 | 5 | 6 | -4 | 4.1 | 30.7 | 12.0 | 54.8 |
| FY2023 | 328 | -2 | 1 | -50 | 0.6 | 4.6 | 12.0 | 44.3 |
| FY2024 | 345 | 13 | 10 | 35 | 6.6 | 52.1 | 12.0 | 46.2 |
| FY2025 | 346 | 9 | 7 | -10 | 5.0 | 40.7 | 14.0 | 48.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
「一正蒲鉾」ブランドは一定の認知度を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は見られない。PB商品やプライベートブランドとの競争は激しい。
蒲鉾製品は一般的に購入頻度が高く、価格や利便性で代替品に乗り換える可能性が高い。リピート購入はブランドロイヤリティというより習慣性が大きい。
蒲鉾製造販売業において、ネットワーク効果が発生するビジネスモデルは見られない。
長年の経験と効率的な生産体制により、一定のコスト競争力を持つ可能性がある。しかし、原材料価格の変動リスクは大きい。
国内の蒲鉾市場において一定のシェアを持つが、業界全体が成熟しており、圧倒的な規模の経済による優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりによる魚肉練り製品への需要増加
新商品開発による高付加価値製品の成功
海外市場への展開成功
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(魚介類、でんぷん等)の継続的な高騰
競合他社による低価格攻勢
消費者の嗜好の変化による需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
一正蒲鉾の投資が失敗するには、まず同社が持つコスト優位性が、原材料価格の高騰や競合他社の効率化によって完全に失われる必要がある。さらに、ブランド力やスイッチングコストの低さから、消費者が容易に競合製品へ移行し、売上・利益が構造的に低下するシナリオが考えられる。また、健康志向や食の多様化といったトレンドが、魚肉練り製品市場全体を縮小させ、一正蒲鉾の事業基盤そのものを揺るがす可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性が根底から覆されることが、投資失敗の条件となるだろう。
5年後のモート予測
健康志向と新商品開発が奏功し、高付加価値製品の販売が拡大。海外展開も進み、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
成熟市場において、コスト管理を維持しつつ、既存製品の販売を継続。売上・利益は横ばい傾向で推移する。
原材料価格の高騰と競争激化により、利益率が圧迫。需要も伸び悩み、売上・利益ともに減少傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 141億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準