かどや製油(2612)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 271 | 16 | 14 | -8 | 6.7 | 152.9 | — | 80.1 |
| FY2016 | 285 | 36 | 27 | 60 | 11.2 | 284.4 | — | 80.7 |
| FY2017 | 306 | 51 | 35 | 45 | 13.9 | 370.4 | 115.0 | 75.2 |
| FY2018 | 344 | 42 | 29 | -40 | 11.1 | 320.6 | 150.0 | 73.2 |
| FY2019 | 338 | 33 | 26 | -25 | 9.1 | 277.5 | 120.0 | 73.1 |
| FY2020 | 351 | 30 | 21 | 19 | 7.2 | 228.4 | 110.0 | 80.1 |
| FY2021 | 322 | 35 | 28 | 41 | 8.9 | 301.0 | 85.0 | 79.1 |
| FY2022 | 337 | 26 | 23 | 17 | 7.0 | 250.5 | 110.0 | 79.0 |
| FY2023 | 357 | 31 | 23 | 27 | 6.6 | 245.1 | 100.0 | 80.5 |
| FY2024 | 395 | 32 | 24 | 1 | 6.7 | 256.1 | 100.0 | 81.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
「かどや」ブランドは、ごま油市場において長年の歴史と認知度を持つ。特に「純正ごま油」は、品質への信頼感から一定のブランドロイヤリティを築いていると考えられる。しかし、競合他社も同様にブランド構築に注力しており、圧倒的な差別化要因とまでは言えない。
家庭用ごま油市場において、消費者が特定のブランドに強いこだわりを持つケースは限定的。価格や他の調味料との組み合わせで選択されることが多く、スイッチング・コストは低いと考えられる。業務用では、品質や安定供給が重視されるため、一定の定着は見込める。
ごま油の製造・販売事業には、直接的なネットワーク効果は存在しない。ユーザーが増えることで製品の価値が向上するような構造ではない。
ごま油の主原料であるごまの調達において、長年の取引実績やノウハウに基づく効率的な仕入れルートを構築している可能性がある。また、製造プロセスの最適化やスケールメリットによるコスト競争力も一定程度期待できる。
国内のごま油市場において、かどや製油は主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。この規模は、原料調達や製造、販売チャネルにおいて効率性を生み出し、中小規模の競合に対する優位性となっている可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりによるごま油需要の継続的な拡大
海外市場への展開強化による新たな収益源の確保
高付加価値商品の開発・投入による利益率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原料(ごま)価格の変動リスク
大手食品メーカーや新規参入企業との競争激化
消費者の嗜好の変化や代替調味料の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、ごま油市場全体が縮小するか、あるいはかどや製油がその市場で競争力を失う必要がある。具体的には、ごまの安定調達が困難になり、コスト競争力が失われるシナリオ。また、消費者の健康志向が変化し、ごま油以外の健康的な調味料が主流となる、あるいは競合他社がより革新的な製品やマーケティング戦略で市場シェアを奪うことも考えられる。さらに、ブランドイメージの低下や品質問題が発生し、長年培ってきた信頼が失われることも、かどや製油の競争優位性を根底から覆す要因となりうる。
5年後のモート予測
健康志向とアジア料理人気を背景に、ごま油需要は堅調に推移。かどや製油は海外展開を加速し、新規顧客層を開拓。高付加価値商品で利益率も改善し、安定成長を続ける。
国内市場は成熟しているものの、安定した需要を維持。かどや製油はコスト競争力を活かし、既存顧客基盤を維持。緩やかな成長に留まる。
原料価格の高騰と競争激化により、利益率が圧迫される。消費者の嗜好の変化にも対応できず、市場シェアは徐々に低下。成長は鈍化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 136億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 81.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -5.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.39倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準