2809

キユーピー(2809)に経済的な堀はあるか

食料品 食品

株価

現在株価
4,769
2026-09-01
時価総額
5,619 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 5,523 298 171 132 7.0 113.5 34.5 55.1
FY2017 5,617 313 181 -42 6.9 121.1 36.5 54.0
FY2018 5,735 331 183 216 6.9 124.9 38.0 53.7
FY2019 5,457 320 187 142 6.8 130.7 45.0 53.0
FY2020 5,311 283 114 89 4.0 79.6 40.0 53.0
FY2021 4,070 280 180 183 6.7 128.2 47.0 64.5
FY2022 4,303 254 160 113 5.4 115.3 47.0 66.4
FY2023 4,551 197 132 60 4.2 94.8 50.0 66.2
FY2024 4,840 343 214 392 6.5 154.1 54.0 65.4
FY2025 5,134 346 305 149 8.8 220.6 64.0 67.4

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

キユーピーは、長年にわたり培ってきた「キユーピーマヨネーズ」をはじめとする強力なブランド力を持つ。特にマヨネーズ市場においては、認知度、信頼性、品質イメージで圧倒的な地位を確立しており、これが無形資産として機能している。また、長年の研究開発による独自の卵加工技術や、サラダ、ドレッシングなどの多様な商品群もブランド価値を支えている。

スイッチングコスト2/5

家庭用マヨネーズやドレッシングにおいては、ブランドロイヤルティは存在するものの、価格や他の選択肢への乗り換え可能性もゼロではない。業務用においては、特定のメニューや顧客ニーズに合わせた商品供給による関係性は存在するが、絶対的なスイッチングコストとは言えない。

ネットワーク効果0/5

キユーピーの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接高めるようなネットワーク効果は存在しない。

コスト優位1/5

卵や野菜などの原材料調達において、一定の規模による交渉力や、長年のサプライヤーとの関係性による安定調達はあると考えられるが、構造的なコスト優位性は限定的である。他社も同様の調達網を持つ可能性があり、決定的な優位性とは言えない。

規模の経済3/5

キユーピーは、マヨネーズ、ドレッシング、卵加工品などの分野で、国内トップクラスのシェアを誇る。この規模により、生産効率、物流効率、販売網において一定の優位性を確保している。特にマヨネーズ市場においては、寡占的な地位を築いていると言える。

競合との比較優位

強気シナリオ

「キユーピーマヨネーズ」ブランドの不動の地位と、健康志向や簡便性ニーズに対応した新商品開発による売上拡大。

卵加工技術やサラダ事業の成長、海外市場でのブランド浸透による収益源の多様化。

持続可能な調達や環境配慮への取り組みが、企業イメージ向上と顧客ロイヤルティ強化に寄与。

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社による低価格攻勢や、PB商品の台頭によるシェア低下。

原材料価格の高騰が、価格転嫁の難しさから収益性を圧迫。

消費者の食の嗜好の変化への対応遅れや、健康リスクに関するネガティブなニュースの発生。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

キユーピーへの投資が失敗するには、まず「キユーピーマヨネーズ」という圧倒的なブランド力が、消費者の嗜好の変化や競合の革新的な商品開発によって陳腐化し、その地位を失う必要がある。具体的には、健康志向の高まりがマヨネーズ自体の需要を減少させるか、あるいは代替となるヘルシーな調味料が市場を席巻し、キユーピーがその変化に対応できずに取り残されるシナリオだ。また、長年培ってきた卵加工技術やサプライチェーンの優位性が、技術革新や新たな調達網の出現によって相対的に価値を失い、コスト競争力や商品開発力で後れを取ることも考えられる。さらに、海外市場での成長戦略が、現地の食文化や競合環境とのミスマッチにより期待通りに進まず、グローバルな競争力を失う可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性が崩壊することが、投資の失敗につながるだろう。

5年後のモート予測

強気

ブランド力と商品開発力を活かし、国内市場での安定した収益基盤を維持しつつ、海外事業の拡大や健康・簡便ニーズ対応商品で緩やかな成長を続ける。

中立

国内市場は成熟しているものの、マヨネーズ・ドレッシング・卵加工品を中心に安定した需要を維持。原材料価格の変動や競争環境の変化に対応しながら、堅実な収益を確保する。

弱気

原材料価格の高騰、競合激化、消費者の嗜好変化への対応遅れにより、国内市場でのシェア低下と収益性の悪化が進む。海外事業も期待したほどの成長が見込めない。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 5,619億
2. 健全な財務 自己資本比率 67.4%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 11年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 24.1%
6. 適度なPER PER 18.4倍
7. 適度なPBR PBR 1.75倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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